【NHK】『軍艦島』の歴史歪曲はNHKから始まった【虎ノ門ニュース(2020/11/17)】
公開:2020-11-17 14:37:01 最終更新:2020/11/20 7:36
先日予告された動画の本編が公開されました!
(約21分)
以下は、11月17日に公開した文章です。
本日(11月17日)の『虎ノ門ニュース』火曜特集は、産業遺産情報センターの加藤康子氏と元島民でセンターのボランティアガイドを務める中村陽一氏(Skype出演)を招いて「被害者が証言 マスコミ取材の実態」でした。
中村陽一氏によると、週刊金曜日や朝日新聞、毎日新聞、共同通信等のマスコミ、活動家の矢野秀喜(※)氏等が時には身分を隠して取材し、時節柄(コロナ禍)で、入り口で芳名録への記入をしていますが、それに対して抵抗するのだそうです。
※矢野氏については当ブログの過去のエントリー『【軍艦島】韓国と反日メディアが目の敵にする産業遺産情報センター【虎ノ門ニュース(2020/09/01)】』でも取りあげています。
今回も、韓国で自称元島民と称してデタラメを言っているグ・ヨンチョル氏について触れていましたが、同窓会名簿や元島民の記憶にもグ・ヨンチョル氏に該当するような人物はいません。なお、彼はこういう経歴の持ち主です。
1949年 反政府運動で逮捕 3ヵ月後釈放
1950年 朝鮮労働党入党 パルチザンとして山岳地帯を中心に米軍を襲撃する武装活動
1954年 釜山市内に潜入した時に逮捕され無期懲役
1974年 20年間服役後出所
現在、汎民連・釜慶(釜山・慶北)連合顧問
韓国側が、「日本の元島民の証言は子供時代の記憶なので信憑性に欠ける」という趣旨のことを言って批判するそうですが、後述するように、東京ドームのたった1.3~1.4倍という狭い島で、ほとんどプライバシーがなかったので、子供でも十分に周囲の状況を把握していたと思われます。仮に朝鮮人労働者を“奴隷”として収容していたとしたら、たとえ子供でもその存在に気付くはずです。
◇ ◇ ◇ ◇
さて、今回タイトルにした「『軍艦島』の歴史歪曲はNHKから始まった」とは、NHKが昭和30年に製作したドキュメンタリー番組『緑なき島』が完全にフィクションでありながら、韓国ではその映像が、あたかも事実のように利用されていることです。
なぜ、日本人が殆ど知らない30年前の作品を韓国人が知っているかというと、2015年に『軍艦島よ永遠に』というタイトルでNHKがDVDを製作・販売し、その中に『緑なき島』を収録しているからのようです。
上の2枚の画像と下の画像は軍艦島の真実の公式YouTubeチャンネルに本日upされた1分の動画(予告編)『【緊急予告】“負の遺産”軍艦島はNHKの捏造から始まった』のキャプチャですが、下の画像は『緑なき島』に挿入された「再現映像」だとのことです。
しかし、坑道は最低でも1.5mほどの高さがあって、このように這って歩くことはなく、危険だから裸で作業することもない。炭鉱の中でヘッドライトを付けないのはあり得ない(ヘルメットにライトがない)とのことで、完全に捏造です。
【追記】ヘッドライト以外にも、出勤する作業員は作業着を着ているのに、画面が坑内に切り替わると裸(しかも、褌は全く汚れていない)だったり、坑道に付けられた照明は防爆型(覆いが付いている)ではなく裸電球。この映像のイメージは、朝鮮人労働者として使われた写真の炭鉱夫の姿や作業環境にそっくりなのです。そして、このDVDが韓国の「国立日帝強制動員歴史館」で使われているという...
【追記終わり】
このDVDは2015年発売なので、軍艦島を含む産業遺産が世界遺産に登録されるのを機に発売されたと思われますが、『緑なき島』を収録するところに“ある種の意図”が感じられないでしょうか?
つまり、「水を差して」やろうという意図です。
上でご紹介した動画は予告編で、本編は近日公開とのこと。
しかし、国民から視聴料を巻き上げておいて、反日的なプロパガンダをするNHKとは一体何なのでしょうか。
◇ ◇ ◇ ◇
もう一つ、良い動画をご紹介します。『軍艦島 産業遺産を歩く』(WAC/2014年製作/約25分)という動画で、テレビの『ガリレオX』という番組で放送されたものの傑作選の一つだそうです。動画は『月刊WILL』の公式YouTubeチャンネルにあります。
以下、動画のキャプチャを交えてご紹介しますが、東京ドームの1.4倍ほどの島は炭鉱エリアと居住エリアに分かれており、その居住エリアにはコンクリート製の住居が隙間無く建てられ、しかし、そこに、床屋や映画館、スナックバー、パチンコ店、麻雀店、ビリヤード場、そしてナイター設備のあるグラウンドやプールまであったそうです。
このような設備が可能だったのは、各世帯の居住スペースは「寝るところ」だけで、それ以外の生活スペース、例えば風呂、炊事場、洗濯場等は、昔の長屋のような「共同生活」だったからです。
こんな環境で育ったら、子供と言えども、周囲の人達はほとんど顔見知りで、状況は十分に把握していたに違いありません。
番組の中で元島民の方々が、今だったらあのプライバシーのなさは耐えられないよいうな話をされています。また、これだけ濃密な人間関係だったので、島を離れても「家族」のようになっているそうです。
最後にもう1枚の画像をご紹介します。
『軍艦島の真実』公式Twitterのツイートで知ったのですが、この男性は端島診療所に勤務されていた金圭沢氏という方で、元は通訳だったのが、後に診療所の助手となり、島民の間で「朝鮮人」と言えばまずこのキム先生が思い浮かぶのだそうです。
従って、グ・ヨンチョル氏のような存在はあり得ないのです。
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