【ch桜北海道】「北海道旧土人保護法」はアイヌの為の優遇法だった!【小野寺まさる氏解説動画】
『旧土人保護法』については以前のエントリーでご紹介しましたが、「旧土人」(=アイヌ)を保護するための法律です。
後に「土人」という表現が差別的という理由で廃止を求める声もありましたが、それでもアイヌ自身が法律は必要だと、廃止に反対して存続するのですから、これが意味するところは、法律の中身が「差別」を目的とするものではないことです。
また、「旧土人」という呼称は、以前北海道に入植した「和人」を意味する「新土人」と対になる言葉で、単なる行政上の区分けに過ぎません。
ここは絶対におさえておくポイントです。
こうした事実を隠して「土人」という言葉だけを切り取り、現代のポリコレの価値観で「土人」という差別的な法律だと印象操作する「アイヌ」(プロ・アイヌという意味で括弧付き)や差別利権に群がる人達がいかに嘘つきか、そしてそれに乗せられる人がいかに知性がないかが分かります。
中身を知れば貧民救済法であり、そして、成立後の経緯は、一般的な生活保護法が整備されていくにつれて旧土人保護法の条文が削られていき、昭和の時代に最早この法律は必要ないのでないかという議論が起きた時に、アイヌ側から残して欲しいという要望がありました。
これがズルズルと尾を引いて、現在のアイヌ新法に繋がるのですが、「アイヌ」に大きな利権を与える口実になってしまったのは既にご承知の通りです。
今回は『チャンネル桜北海道』で「旧土人保護法」の解説があったので、あらためてその内容を書き留めておきます。
- 【ch桜北海道】「北海道旧土人保護法」はアイヌの為の優遇法だった![R2/8/17]
キャスター:小野寺まさる
この番組のポイントは、
- 政府のアイヌ有識者懇談会は偏った専門家で構成されている
- アイヌ語を奪ったという嘘
- 旧土人保護法はアイヌを虐げるための法律という嘘
- 明治時代、既にアイヌは和人などと混雑していた
- アイヌ協会が編纂した『アイヌ史』に書かれている事実を「アイヌ」は隠している
- 「アイヌ」に都合の悪い見解を示す学者を編纂から締め出した
です。
以下、動画のキャプチャなどを追記します。
1.政府のアイヌ有識者懇談会は偏った専門家で構成されている
2.アイヌ語を奪ったという嘘
英国聖公会がアイヌのための学校を造り、アイヌ語の読み書きを教えるが、日本政府は口出しをしていないことが分かる。また、宣教師は日本政府の教育施策を評価している(「我々には勝ち目がない」と認めている)
出典
動画では、聖公会の造った学校のカリキュラム分析表(1週間の事業時間?)が表示されますが、新約聖書(5時間)、旧約聖書(3時間)、祈祷書(2時間)...とキリスト教関連の授業が多く、更に日本語やアイヌ語が数時間ずつと、小野寺氏も仰っているように時間的もかなりの負担になったと想像されます。
カリキュラム(一部)
英国聖公会の伝道師として有名なジョン・バチェラーという人はアイヌ保護に尽力し、信者になるアイヌもいました。動画の趣旨とは関係ありませんが、結局日本人同様にアイヌもキリスト教化されなかったというのは個人的に興味があります。アイヌの宗教観は「カムイ」(←神)からも分かるように、日本人の自然信仰に影響されています。つまり、日本の人土着の信仰心はキリスト教如きでは揺るがないというのは注目すべき点です。
3.旧土人保護法はアイヌを虐げるための法律という嘘
旧土人保護法が成立は、以下のような過程を経ています。
- 1893年(明治26年)に加藤正之助が第五回帝国議会において北海道土人保護法を提出するも制定されず。
- アイヌ自身も代表を送り、法案成立を目指して国会陳情。
- 1899年(明治32年)第十三回帝国議会にて制定。
第五回帝国議会議事録
明治31年帝国議会議事録
4.明治時代、既にアイヌは和人などと混雑していた
ここでは『旧土人保護法』の対象者をどの範囲まで広げるべきかという事を議論しています。
法律の性格が弱者救済、言ってみれば、生活保護的なものなので、非アイヌの配偶者やその子供(間の子=あいのこ=ハーフ)であろうとも、アイヌと同じ生活をしているが故に生活レベルが低いのなら対象にするのは理解できます。
問題は、この曖昧な括りが、「アイヌ民族」の定義の元になってしまったこと。そして、その「アイヌ」の認定者がアイヌ協会の手に渡ったことです。
また、このような性格の法律で、他の生活保護法のようなものが充実してきて『旧土人保護法』の条文を少しずつ削っていったのにも関わらず、『旧土人保護法』を廃止するか否かという議論があった時に、アイヌの要望で廃止しなかったこと。これに、「文化の保護」などという要素が加わって、ズルズルと存続してしまった事も問題だと思います。
5.アイヌ協会が編纂した『アイヌ史』に書かれている事実を「アイヌ」は隠している
6.「アイヌ」に都合の悪い見解を示す学者を編纂から締め出した
上記議事録は『アイヌ史』からの引用ですが、こうした歴史があるにも関わらず、「アイヌ」はそれを隠している訳です。また、『アイヌ史』編纂に関わっていた学者である河野本道氏が「アイヌ」に不都合な見解を示すとそれを排除しました。
こうした経緯は、日本政府は残念ながら興味はないのでしょう。しかし、我々日本人は知っておくべきです。
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