【メディア】相模ダムの石碑に関する奇妙な記事【産経・神奈川版】
9月2日付産経新聞の地方面(神奈川県)にレベルの低い記事があったので、覚え書きとして。
神奈川県に相模ダムというダムがあります。
日中戦争のさなかに建設(昭和22年/1947年完成)されたそうですが、それに多くの中国人捕虜と朝鮮半島出身労働者が動員されたそうで、建設中に亡くなられた方のための慰霊碑(記事では単に「石碑」と表記)が県によって平成5年(1993年)に建てられたようなのですが、なんとも不思議な記事でした。
以下がその記事です。
まず、この石碑を建てるための活動をした「相模湖・ダムの歴史を記録する会」の一員らしい相模原市民の橋本登志子氏(肩書は不明)が中国旅行した際に現地の老人に罵られたという思い出話で始まります。
その老人が日本人に対して怒っていたという事は分かります。しかし、この経験と相模ダムの歴史を調べる事とはどう繋がるのでしょうか?
また、83人が亡くなったそうですが、これは中国人捕虜と朝鮮半島出身労働者のみの数字でしょうか? 記事には内訳はありません。
戦時捕虜はともかく、「朝鮮半島から国策で連れて来られた人々」とは、1944年(昭和19年)9月以降の「徴用」によるものでしょうか?
別に都合の悪いことを書くなと言っているわけではありません。「加害者」という言葉を使っているのですから、感情的な言葉を書き連ねる前に、必要な情報を書くべきでしょう。
それとも、相模ダムの恩恵を受けている県民に「罪悪感」を植え付けるのだけが目的なのでしょうか?
« 【韓国】『知ってはいけない日帝時代の真実』(韓国語サイト) | トップページ | 【アイヌ】砂澤陣氏最新動画『アイヌ協会の恒例行事詐取横領!中編』【週刊ポスト記事の続報】 »
« 【韓国】『知ってはいけない日帝時代の真実』(韓国語サイト) | トップページ | 【アイヌ】砂澤陣氏最新動画『アイヌ協会の恒例行事詐取横領!中編』【週刊ポスト記事の続報】 »
コメント