【韓国】1919年建国説を唱える文在寅は精神○裂病【動画】
韓国の報道を日本語訳してくれたり、動画(YouTube)に日本語訳をつけてくれる方は何人かいますが、そのお一人が宮本さんという日本人女性。
これから書くことの前提として、まずは、宮本さんのバックグラウンドを簡単に説明しておきます。
この方はご主人は韓国人で、『チャンネル桜』の「世界は今」という番組で以前から韓国の現状をレポートして下さっていたのですが、ブログ主の理解の範囲では、李栄薫教授の「李承晩学堂」で学ばれたり、「反日銅像撤去デモ」に参加され、その後、ご自身でYouTubeチャンネル(채널fujichan)を開設して、韓国語の動画に日本語字幕をつけてupして下さっています。
宮本さんが最近upして下さっている動画に、孔柄浩TV(공병호TV)の金柄憲・國史敎科書研究所所長との対談動画があります。孔柄浩氏というのは、米国で博士号を取得された本来の意味のリベラリストで、金柄憲氏は韓国の歴史教科書の誤りを長年正す活動をしている方で、反日銅像撤去デモの中心人物のお一人でもあります。
現在(2020/08/29)、宮本さんがup済みの動画は以下の2本で、前後編2時間以上の動画を部分的に翻訳したものです。
※オリジナル動画をコピーしたものは『70년간 잘못 치러진 기념식, 광복절[풀버전 공병호TV]』(約1時間22分)と『2020수능 한국사 11번 출제오류 김병헌 국사교과서연구소장 2020 8 27 공병호TV Live YouTube 720p』(約1時間10分)なので、韓国語が分かる方はこちらをご視聴下さい。
2本の動画では、文在寅政権が、国際的に認められた大韓民国の建国(1948年8月15日)を否定し、1919年4月11日の「上海臨時政府設立」を建国としようとしていることの危険性を金所長が語っています。
ニュース動画を見る孔氏と金所長(動画No.1より)
2本目の動画の中で、金所長は、「(上海臨時政府は)家も無いのに表札だけ作ったようなもの」と仰っていますが、言い得て妙で、臨時政府など、主権も領土も国民もいない、ただの看板に過ぎず、国際社会も国家とは認めませんでした。臨時政府を支援していた蒋介石(中華民国)ですら認めていません。
大韓民国の正式な国家樹立は、ご存知のように1948年8月15日で、45年の日本の敗戦による「解放(=光復)」後、米国の統治を経て、3年後に南半分だけで大韓民国として国家が誕生しました。
動画にも出てきますが、同じ左派の金大中や盧武鉉でさえ48年建国説は認めていますが、文在寅とその周辺はこれを認めません。それは、48年の南半分だけの建国が不完全なものであり、南北分断を決定的にしてしまったという理由です。
しかし、これは大いなる自己矛盾を孕んでおり、従って、文在寅は精神分裂病(最近は「調弦病」というそうです)としか思えません。
仮に1919年設立の臨時政府に正当性があるとすると、北朝鮮の国家観(1948年9月9日建国)とは相容れないわけで、実際、2019年に北と合同で上海臨時政府100周年記念を祝おうと提案したら、金正恩から完全に無視されました。
だから、上海臨時政府設立100周年記念日(2019年4月11日)は祝うことができず、文在寅は逃げるようにアメリカに行き、あの有名な「米韓2分間会談」になったわけです。
一方、2018年9月の平壌市民に向けた演説では自分のことを「南側大統領」と言っていたそうです(詳細後述)。
つまり、金正恩の前で統一朝鮮国(?)の一地方(南)の代表者とへりくだっているわけですが、仮に「南朝鮮1919年建国説」が正しいとすると、一地方の政府樹立が、(文在寅が正統だと認める)北朝鮮の建国より古くなってしまうのです。
こんな精神分裂病みたいな指導者の発言の真意を真面目に論じなければならない韓国の知識層に同情を禁じ得ません。
しかし、文在寅政権は「サラミスライス」や「茹でガエル」の手法を持ってして、韓国国民を徐々に洗脳しています。
この矛盾だけをもってしても文在寅の「いかさま」ぶりに気付かない韓国国民はバカではないかと思うかもしれませんが、日本人も似たり寄ったり。
「女系天皇」という内部矛盾を孕む言葉(皇統は男系=父系しかあり得ない)に違和感を覚えないバカ、憲法9条を平和憲法だと思うバカ、程度の差はあるかも知れませんが、日本人も馬鹿が大多数を占めています。
但し、日本は言論の自由がありますが、韓国では、これに異議を唱える原論を国家権力で封じ込めようとしています。
韓国国民の中にも金所長のような方はたくさんいますが、こうした有名無名の声を、政権だけでなく、3割いると言われている狂信者が徹底的に攻撃するのが韓国社会です。
* * * *
記事の代わりに国家基本問題研究所の西岡力教授の論文に引用されている、韓国保守の論客、趙甲済氏の文章を引用します。
【韓国情勢】文在寅大統領の危険な歴史観 西岡力(国基研企画委員兼研究員・麗澤大学客員教授)/2019.04.11
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文在寅の理解できない行動!(趙甲済)
急ぎでもないワシントン会談のために臨政100周年行事に不参加
文在寅大統領は4月10日ソウルを離れて、ワシントンで現地時間11日トランプ大統領と会った後、帰国する。11日の上海臨時政府100周年行事には参加しないということだ。 そうしなければならないほどの緊急な事態が発生したとも思えないのに、なぜあえてそのような日程を組んだのか疑問だ。
彼は2015年11月5日に当時の野党「新政治民主連合」代表として、朴槿恵大統領に「大韓民国は、1919年の3・1独立運動とそれによって作られた臨時政府によって建国されたのではなく、1948年8月15日に初めて建国されたということが政府の見解なのかと公開的に尋ねる」と質問し、次のように発言したことが記録されている。
「1948年に建国されたとすれば親日反逆者らが大韓民国建国の主役になる。政府と与党が作ろうとしている国定教科書の目的がまさにそれだと私は考える」
彼は大統領として2017年12月16日、中国の重慶の旧臨時政府庁舎を訪問した席で「臨時政府は私たち大韓民国のルーツです。2019年は3・1運動100周年であり臨時政府樹立100周年になり、それはすなわち大韓民国建国100周年なのです」と言った。
ところで、昨年「大韓民国建国70周年」を祝わなかった文在寅政権は、今年、「大韓民国100周年」を記念しないで、ただ 「大韓民国臨時政府100周年」としている。大韓民国は突然に誕生日がない国になってしまった。
しかも北朝鮮と共に3.1節100周年を記念するという約束も、金正恩の約束破りで実行されなかった。金正恩が大韓民国100周年を嫌ったので、こっそりと建国100周年行事を取りやめたという話に説得力があるのは、この政権がなぜ建国100周年を記念しないのか説明しないためだ。文在寅大統領は、大韓民国をまだ建国されていない、だから誕生日がない私生児的存在に転落させたわけだが、北朝鮮政権のことをどのように見ているのだろうか。
文大統領は2018年9月の平壌5・1競技場演説で自分のことを「南側大統領」と紹介した後、金正恩のことを「国務委員長」と呼んだ。大韓民国を南側という地方に格下げして、いわゆる朝鮮民主主義人民共和国を「国家」と見る表現法だった。それなら我々韓国の国民は質問する権利と義務がある。文在寅氏の祖国はどこなのか。1948年の建国を認めることはできない理由が、親日反逆者らが建国したからなのか。そうであるなら李承晩は親日反逆者なのか。初代内閣に親日反逆者と見ることができる長官がひとりでもいるのか。(以下略)
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