【韓国・慰安婦像】土下座像は環境系市民活動家の新たな反日ビジネスへの参入か?
前回のエントリー『【韓国】日本の首相の土下座像は「歴史認識」の問題ではなく韓国人の「人間性」の問題』の続きです。新たに作られた慰安婦像の背景が見えてきました。
以下は朝鮮日報の記事です。
ネット上の賛否両論を取りあげてバランスを取っているつもりかもしれませんが、内容が全く無い記事で、朝鮮日報は良い記事も多いのですが、日本関係の記事はレベルが低い記者が受け持っているようです。
それに、賛否が分かれている時点で(否定が多いとしても)おかしな国だとよく分かります。
【追記】ちょっとビビったのか、「キム氏は27日、共同通信の取材に「安倍首相を特定してつくったものではなく、謝罪する立場にある全ての男性を象徴したものだ。少女の父親である可能性もある」と話した。」などと言い出しているようです。(共同通信:韓国に安倍氏の「贖罪」像/2020/7/27 19:21 (JST)7/28 13:08 (JST)updated)
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/07/27/2020072780059.html
「少女像の前で贖罪する安倍像」をどう思いますか?
2020/07/27
- 江原道平昌郡の植物園で8月10日公開
- ネット上で賛否分かれる
慰安婦を象徴する少女像の前にひざまずいて贖罪(しょくざい)する日本の安倍晋三首相を表現した彫刻が8月に公開されるという話が伝えられ、設置が適切かどうかをめぐって論争が巻き起こっている。インターネット上には製作の意図に共感する人々がいる一方、韓日外交関係に否定的な影響を与えるという懸念も出ている。
韓国自生植物園は8月10日に江原道平昌郡五台山のふもとで「永遠の贖罪」(A heartfelt apology)と題した彫刻を一般公開する。同植物園が26日に明らかにした。高さ1.5メートルの座っている少女像の前に、身長180センチメートルの安倍首相の像がひざまずいて謝罪しているという作品だ。作品を製作した彫刻家ワン・グァンヒョン氏は「贖罪を知らない日本は作品のようにぬかずいて、我々がもういいと言うまで贖罪してはじめて許しを考えることができる、ということを形象化した彫刻だ。安倍首相は植民地支配や慰安婦問題に対する謝罪を回避するという正反対の行動をしていることを刻みつけ、反省を促す作品だ」と語った。ワン・グァンヒョン氏はまた、「作品の題名は小説家の趙廷来(チョ・ジョンレ)氏が決めた」とも明らかにした。
彫刻を私費で作った韓国自生植物園のキム・チャンニョル園長は「慰安婦のハルモニ(おばあさん)たちがきちんと受けるべき贖罪を作品でも表現して民族精神を高揚し、日本が心からの謝罪と歴史の過ちを反省し、新たな日本に生まれ変わるよう祈る気持ちで作った」と説明した。
しかし、この作品の製作が伝えられると、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などインターネット上では製作の趣旨に共感する声と同時に、批判の声も相次いでいる。
(様々な意見の紹介なので中略)
製作趣旨について、キム・チャンニョル園長は「少女像はたくさんあるが、それだけを設置するよりは、責任を取ることができる人が申し訳ないと謝罪する形にすればいいだろうと思い、作ることになった。贖罪の対象も確実に形にする必要があったので、少女像の対象を安倍首相で象徴させて作った」と説明した。
来月10日に行われる彫刻の除幕式には、趙廷来氏、元国会議員の元恵栄(ウォン・ヘヨン)氏、環境活動家のチェ・ヨル氏、イ・スンギョム新丘大学総長、イ・ビョンギル法務法人太平洋常任顧問らが出席する。
前回のエントリーに書いたように、この像の作者は有名な慰安婦像の作者(例の夫婦)とは別人です。
韓国自生植物園というのは韓国の植物を自然の植生に近い形で展示する私設植物園で、キム・チャンニョル園長も私財を投入して建てたと言っています。(植物園はHPもあるが、画像1枚だけで、交通アクセスや施設の地図などは全く無い)
そして、除幕式に出席する趙廷来氏は小説家で、韓国の近代史を描いた長編小説『太白山脈』の作者だそうです。気になるのはこの小説は全羅南道を舞台にしていること。全羅南道は3.1暴動(光州事件)があったように、昔から北朝鮮の影響を受けている場所で、文在寅の支持率が90%とかなるような所。
新丘大学というのはソウルにある大学で、日本の大学とも交流があるようですが、これは今日(こんにち)では珍しくないかも知れません。植物園も併設しているようで、植物園繋がりなのかも知れません。
環境活動家のチェ・ヨル氏という名前も見えますが、この名前で検索すると「ふくしま自然エネルギー基金」という団体の創設にメッセージを寄せていたり、脱原発世界会議とか、反原発の活動家のようです。
これらの顔ぶれを見ていると、挺対協のような人権活動家とは異なるようで、恐らく、所謂「○○自然左翼」系の人達が反日ビジネスに手を出したのでしょう。
そして、チェ・ヨル氏について調べていたら、こんな記事もでてきました。不正会計の責任を問われている挺対協の尹美香氏と重ね合わせるような内容で、左派的なハンギョレらしく、きれい事を書いていますが、収賄罪で実刑を受けた人物のようです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9e9874a6b7ac4a474c890b7cb93c267f479eab8
[コラム]2009年チェ・ヨル、2020年ユン・ミヒャン
5/21(木) 12:4411年前の2009年4月、チェ・ヨル環境財団代表にインタビューしたことがある。環境運動連合の後援金を横領した疑いで検察がチェ代表を在宅起訴した直後だった。横領した金を娘の留学費用に充てたという報道まで出た。彼に検察の発表が事実かどうか尋ねた。答えはこうだった。「初期に環境運動連合の建物を建てる際、資金が足りず自分の金を環境連に貸したが、後に寄付金から返してもらった。市民団体は常に金が足りないから、そうするのが慣行だった」。そして、こう付け加えた。「1990年代に市民運動を始めた時は運動をすることが重要で、金の問題は疎かにしていた。それは私たちの過ちだ。これからは正していくべきだ。ただ、今の(会計)基準で劣悪な時代の市民運動を評価しないでほしい」
韓国で環境運動が今のように根付いたのは、チェ・ヨル代表の献身的な努力のおかげであることを否定する人はいない。彼は環境問題に立ち向かうため「いつも地方を歩き回っていたので、金の問題には気を使う暇がなかった」と吐露した。そんな彼に裁判所は横領容疑で「無罪」を言い渡した。「個人的に得た利得がなく、市民団体のどんぶり勘定的会計処理に根があるものとみられる」というのが判決理由だった。ただ、金を受け取って建設会社代表の苦情解決を取り持った疑い(斡旋収賄)は有罪と認めた。斡旋収賄容疑は一審で無罪だったが、二審で有罪にひっくり返ったものだった。後に民主党のパク・チウォン議員(当時)は、最高裁の国政監査で、「追加の証拠が全くないのに、一審無罪が二審で有罪となったのは理にかなっているのか」と批判した。「市民運動の大御所が後援金を横領した」という検察の報道を使った世論操作に比べれば、「大山鳴動して鼠一匹」だった。
正義記憶連帯のユン・ミヒャン前理事長をめぐる問題を見るにつけ、あの時に見た当惑した表情のチェ・ヨル代表が思い出される。劣悪な市民運動環境と活動家の献身、その過程で見過ごされてしまう会計規定、市民運動を十把一からげに罵倒する保守メディアの政治攻勢、「それでも大義を傷つけるな」という抗弁まで…。韓国の市民運動が直面している厳しい現実がそのまま繰り返されている。
残念なのは、10年以上前にお粗末な会計処理で過酷な苦難を強いられたチェ・ヨル代表の大切な教訓が、今もほぼ共有されていないということだ。当時ハンギョレに掲載されたチェ・ヨル代表のインタビューの見出しは「市民団体、運動ばかり掲げ、資金問題を疎かに」だった。チェ代表が嘆いたこの部分が、2020年にも解消されずに繰り返されているのは胸が痛む。
このような状況は私たち全員に責任がある。チェ・ヨル代表は「ほとんどの市民団体には有能な会計専門家を採用する余力がない」と述べた。市民団体育成のための公的支援に消極的な政府の責任があり、市民団体の活動は「奉仕」であって「生活の手段」ではないと考える社会の責任もある。特に、チェ・ヨル代表が鳴らした警鐘を重く受け止めることができていなかった市民団体は責任を免れない。正義記憶連帯の11日の記者会見を見ながら、この10年間で韓国社会は驚くべき変化を遂げたにもかかわらず、なぜ市民団体は献身性にふさわしい透明性を備えることができていないのか、問いたくなる理由がここにある。
時代は変わり、誰かがその変化にふさわしい責任を示さなければならない。ユン・ミヒャン前理事長の問題がここまで増幅されたのには、ユン前理事長が政権与党の比例代表国会議員に当選したということが背景にあるのは否定できない。イ・ヨンスさんが記者会見を望んだきっかけも、ユン前理事長の国会進出と推測される。これについてユン前理事長は「国会議員としての活動で評価を受ける」と述べた。今回の問題を政府与党だけでなく、革新陣営全体の偽善と不道徳性の問題にすり替える度を越した政治攻勢を考えれば、「持ちこたえることこそ勝利」と考えることもできる。
2013年、獄中にいたチェ・ヨル代表は、世界的な環境保護団体シエラクラブから「シコ・メンデス賞」を受賞した。政治権力の不当な弾圧に立ち向かい、市民運動を守った功労に対するものだった。いま重要なのは、大きく傷つけられた慰安婦人権運動を再び活気づけ、前に進むことだ。共に市民党がユン前理事長を比例代表に選んだのは、30年にわたる個人の熱情と努力も大きいが、正義記憶連帯に代表される慰安婦人権運動の輝かしい業績を評価したからだろう。その大義に照らしてみれば、「比例代表国会議員」とはいかなる負担を受け入れてでも守るべき地位なのか、という考えを消すことはできない。何が本当に責任ある姿勢なのか、考える時ではないだろうか。
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