【中国/Twitter】「支那」はシナ自らがそう称した/インドのモディ首相が習近平主席をボコる動画【語源】
ブログ主の覚え書き。
Twitterで漫画家の孫向文氏が『支那』という単語に関して「唐から使われた言葉はなぜTwitterに禁止された」とツイートされているのが目に留まり、少し驚きました。
なぜなら、ブログ主はこの『支那』という漢字は勝手に和製漢語だと思っていたからです。
ブログ主自身はそれほど使った記憶はありませんが、「支那そば」(ラーメン)とか「支那竹」(しなちく=メンマ)とか、普通に使われていたのは知っています。
ツイートに添えられた画像は調べたら個人の方のブログのものだったので貼りませんが、唐の玄宗(第6代目の皇帝/在位712~756)の書いた漢詩の一節で(『大梵書』)、次のようなものです。(漢詩の解説はブログ『支那弟子 玄宗皇帝 梵書を詠む 「支那」は皇帝から庶民までが自称する呼称』を参照して下さい。)
鶴立蛇形勢未休
五天文字鬼神愁
支那弟子無言語
穿耳胡僧笑點頭
3行目の「支那(の)弟子」とは玄宗自らを指したものです。
そもそも「シナ」という言葉は、電子辞書の『漢字源』によると、インドでのシナの呼称で、「秦」(~前206)に由来するとも言われているようです。(異説あり)
シナに仏教が伝わったのは、調べたら「後漢」(25~250)の時代だそうですが、その頃に仏典を翻訳する際、「シナ」という呼び名を音訳したものが「支那」なのだそうです。(他にも、「至那」や「脂那」という表記もあるとのこと。)
支=枝、那=あれ(遠くのものを指す言葉)ですから、シナ人自ら「(インドから見て)辺境」、つまりシナが周辺国に使う「夷」のようにへりくだった漢字を充てたことになります。
ご存知のように、多くの国でシナのことを「China」のように呼びます。(英語ならチャイナ、ドイツ語なら同じ綴りでヒーナ)
日本のみならず朝鮮は漢字圏の国ですから、その時々の王朝の名前も使ったでしょうが、古い書物には「支那」の文字があることを知っていますから、通称として「支那」の文字を使い続けてきたわけです。そして、朝鮮(韓国)は漢字を棄てたので、日本だけが「支那」を使い続けたことになります。
これは、現代の日本人が、例えば「シナの歴史」を語る時に便宜的に「中国の歴史」と、「中国」という呼称を使うようなものでしょう。ブログ主は「中華人民共和国」と区別するために「シナ」と表記するようにしていますが。
要するに、「China」ならその原義は分かりませんが、「支那」と書かれてしまうと意味が分かってしまうのが都合が悪いわけですね。
なお、中国語のWikipedia『維基百科』の「支那」の項によると、元々「中国」とはインドを指していたそうです。
【追記】たまたまTwitterのタイムラインに流れて来た動画。インドのモディ首相が習近平主席をボコるアニメです。そら、本家本元の「中国」には敵うわけ無いわw(音声付きなので注意)途中に安倍さんも登場するよ。
厉害了,莫迪大战习一尊,用的竟然是少林三十六房的功夫!
— 新闻大吐槽 (@TuCaoFakeNews) June 29, 2020
这也许和达摩开创少林寺有点关系,达摩就是印度人pic.twitter.com/Cz6rkb86Z0
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