【北朝鮮】最近の金正恩の動向と報道時系列まとめ(5月2日現在)
公開:2020-04-26 22:23:27 最終更新:2020/05/06 11:14
4月24日(金)の言論テレビ(ゲスト:西岡力氏、洪熒氏)と25日と26日の李相哲TVで解説された内容を時系列にまとめておきます。各氏の発言・解説は放送日時点のものです。これ以降のソース(動画など)は下記に列記して行きます。
YouTube(主に脱北者ルート)での情報では早々に「死亡説」が流れていますが、ここでは、「報道」の変化をメインに扱っています。
【追記情報】
- 4月29日 李相哲TV:金正恩、一体どんな状態なのか?(2020.4.29)
- 5月1日 李相哲TV:朝鮮異常兆候の数々、中朝国境でも異変!(2020.5.1)
- 5月1日 言論テレビ:金正恩は重篤か?西岡、洪独自第3弾/米中韓情報操作の内幕、金与正は対中警戒
- 5月1日 朴斗鎮TV:金正恩身辺異常説で金政権に危機
====<肥料工場を視察する金正恩の動画・画像公開>====
- 5月2日 李相哲TV:金正恩登場の写真を検証する(2020.5.2)
- 5月3日 李相哲TV:金正恩再登場で何が分かったか(2020.5.3)
- 【参考】5月4日 李真実:肥料工場を視察した金正恩は身代わり、金正恩氏の身代わりは少なくとも3人、トランプ氏まで身代わりにやられた。真偽金正恩氏はこのようにすれば確...
この動画は5月2日公開された金正恩の画像だけでなく、過去の金正恩の写真から顔の特徴を比較していて面白いので紹介。金与正も本物よりやや「濃い」顔立ちで替え玉のように見える。
今後も新情報があればタイトルも変更し追記していきます。
毎回、洪熒氏は個人的に“ツボる”発言があるのですが、今回は「金正恩は『歩く総合病院』」、「金正恩は『飼育』に失敗した」でしたw
* * * *
1月 フランスの医師団が北朝鮮入り(複数のメディア)
西岡力氏:私は2月と聞いた。この時に「ステント」を入れる手術をしたのではないか?
この頃から急速に金与正に権限を移譲している。自分の寿命が長くないと思ったのではないか。(4月27日『虎ノ門ニュース』)
4月10日(金) 【金正恩】軍の迫撃砲砲撃訓練を視察したという報道
- 10日に報道があったので9日?
- この日は「最高人民会議」が予定されていたが延期されて開かれなかった→2日後に開催
4月11日(土) 【金正恩】朝鮮労働党政治局会議に出席
- 映像と日時が確認できる最後の動静。
- 今までなら「拡大政治局会議」で、教室形式(金正恩と対面式)だが政治局員候補委員のみで円卓で行われた。
- 政治局会議では新型コロナウイルス対策、予算問題、最高人民会議に提出する幹部の人事問題が協議され、金正恩氏の妹・金与正(キム・ヨジョン)党中央委員会第1副部長が政治局委員候補に補欠選挙された。(デイリーNKジャパン)
この後に金正恩に異変か?
4月12日(日) 【金正恩】最高人民会議に欠席
4月14日(火) 【北朝鮮】日本海に向け飛翔体を発射(今年5度目)
- 韓国の合同参謀本部はこの日「北朝鮮は今朝、カンウォンド(江原道)のムンチョン一帯で日本海に向けて短距離巡航ミサイルと推定される飛翔体を数発発射した」と発表(…)このこととともに北朝鮮はウォンサン(元山)一帯で空軍戦闘機の訓練を始めた。
西岡力氏(5月1日):脱北したアメリカ在住の李正浩(リ・ジョンホ)氏が4月26日『東亜日報』に事故があった可能性があると語った。李氏は鞄にドルを一杯詰めて脱北したが朴槿恵に亡命を断られてアメリカに行った人物。ポジション的にはガセネタを語る人物ではない。(洪熒氏は事故説には懐疑的)
4月15日(水) 【金正恩】太陽節(故金日成主席の生誕記念日)に欠席。妹の金与正も不在。
西岡力氏:通常ならミサイル発射の報道が北朝鮮で翌日にあるが、それがなかった。(北のウォッチャーは)これで何かおかしいと思い始めた。更に決定的になったのは太陽節の欠席だ。
洪熒氏:14日のミサイル発射は金正恩が参加しなかったので北は発表しなかったのだろう。
4月17日(金) 【金正恩】シリア独立74年に際してアサド大統領に祝電
- この後も、対外的に祝電や答電等が発せられ、北朝鮮メディアの報道上では金正恩は活動を続けている。
4月18日(土) 【トランプ大統領】「金正恩氏から素敵な手紙が届いた」→翌19日、北が否定
- トランプ氏は十八日の記者会見で、正恩氏から「最近、すてきな手紙を受け取った」と述べ、良好な関係を強調。韓国大統領府関係者によると、トランプ氏は会見に先立ち、文在寅(ムンジェイン)大統領と電話協議した際にも親書が届いたことを伝えていた。(…)
一方、北朝鮮外務省は十九日、朝鮮中央通信を通じた談話で、「最近、われわれの最高指導部は米大統領にいかなる親書も送ったことはない」と否定。「事実無根の内容をメディアに流している米国指導部の狙いを分析する」とし、「米朝首脳間の関係は、利己的な目的に利用してはならない」と警告した。(東京新聞『トランプ氏「正恩氏からすてきな手紙」 北否定「親書送ってない」』
洪熒氏:「手紙」発言は平壌が正常に機能しているかを探るためだったのではないか。
4月18日(土) 【北朝鮮】金日成広場に建造物出現
李相哲氏(4月29日):金正恩の「追悼行事」の準備ではないかと世界ではいわれている。
4月19日(日) 【デイリーNK】「金一族専用病院で心臓血管手術、体調は回復基調」と報道
- 金正恩氏は4月12日に、北朝鮮平安北道の妙香山地区にある一家の専用病院である香山(ヒャンサン)診療所で、心血管疾患の手術を受け、その後は近くの香山特閣に滞在した。今回の手術では平壌にある金萬有(キム・マニュ)病院の担当外科医が執刀し、ほかにも朝鮮赤十字総合病院、平壌医学大学病院に所属する『第1号』の担当医師たちも動員された。(月刊『正論』メルマガより転記)
4月19日(日) 【FNN(25日報道)】中国の医療チームが北朝鮮入り
FNN『北朝鮮に“医師団派遣” 金正恩氏“健康不安説”の中 』
- 中朝関係筋は、FNNの取材に対して、中国共産党の中央対外連絡部の幹部と、心臓外科などの専門医6〜7人が、4月19日に北朝鮮に入ったと明らかにした。
- 医療機器を持った第2陣が入る可能性も出た。
4月20日(月)~4日間 【米】米韓空軍が合同訓練
4月20日(月) 【米CNN】「金正恩委員長が手術を受け重篤」と報道
- 韓国大統領府「北朝鮮の特異な動向は識別できていない」
- 尹外交統一委員長「心血管疾患の手術は合っているようだ」
西岡力氏:週末(18,19日あたり?)から政府関係者が慌ただしく情報を取り始めていたのに気付いた。デイリーNKの報道では普通動かないので変だと思ったが、CNNが報道したことでアメリカ発の情報が流れたのだと理解した。
4月21日(火) 【トランプ大統領】「知らない。誰も確認していない」
- 北朝鮮メディアは反応無し(異例)
4月21日(火) 【韓国・聯合ニュース】「北朝鮮東部元山(ウォンサン)で金正恩委員長は正常に活動」
4月22日(水) 【米軍幹部】「今も核戦力と軍を掌握」
- (重篤説について)ジョン・ハイテン統合参謀本部副議長「確認する情報も否定する情報も持っていない」(4月24日読売紙面)
4月22日(水) 【米・日】米空軍B-1Bと自衛隊のF-16、F-2が日本海で「合同軍事演習」
- 米本土サウスダコタ州のエルワース空軍基地から核兵器も搭載可能な戦略爆撃機「B-1B」1機が日本へ向けて飛来した。これに、津軽海峡東方の上空付近から、在日米軍三沢基地の戦闘機「F-16」の編隊と航空自衛隊三沢基地の支援戦闘機「F-2」の編隊がエスコート(護衛)する形で同機は日本海へ入って飛行した。(鈴木衛士氏@ライブドアニュース/カイカイ情報通信)
4月23日(木) 【トランプ大統領】「真偽については分からない」
- 「無事を祈っている」。CNNの記者に「フェイクニュース」「CNNは古い記録を見たんだ」
西岡力氏:トランプ大統領がどの部分(手術そのものか、重篤説か)についてフェイクニュースと言っているのかは不明。
4月23日(木) 【ロイター通信(25日報道)】中国から医療チーム50名が平壌入り
李相哲氏:自分は22日夜に聞いた。
23日夕、金大中時代に韓国の大統領府国政状況室室長を務めたニュースキャスターの金正奉(キム・ジョンボン)氏がチャン・ソンミンという中国高官がFBに「金正恩は植物状態」と書いたが信憑性は低いとYouTubeで述べた(=Judyさん情報で正確に記述)。→翌24日、韓国・中央日報がその取材記事を書いている。朝日新聞(26日朝刊)は「コロナ対策のために入ったのではないか」と報道しているがこれは疑問。
4月24日(金) 【韓国・東亜日報】ワシントン発の情報として「15日から20日の間に元山で杖などを突かずに歩いている」と報道
- 北朝鮮国営メディアは2004年に金正恩が足を引きづったり杖を突いて視察する姿を報道した。この時は病を押して国民のために活動する指導者像を示すと共に、深刻な状況ではないことを内外にアピールするものだった。(4月23日付読売)
4月24日(金) 【言論テレビ】
西岡力氏:今のところ、金正恩が手術を受けたかは五分五分。(北朝鮮ウォッチャーの間では)護衛司令部の974部隊(金正恩の警護部隊で今は金与正直属)にコロナ陽性者が出たので元山に逃げたというのが多数意見。
洪熒氏:既に昨日(23日)夜の段階で、中国発の情報では「死亡」説があった。「死亡して遺体処理に取りかかっている」というものもある。
偵察衛星では顔まで識別できないので、今朝の東亜日報の報道は信用できない。西岡力氏・洪熒氏:何らかの医療的措置(手術)が執られたのは正しいと思う。
西岡力氏:韓国の情報員が持っている国家安保戦略研究所の所長(金正奉/キム・ジョンボン氏)がYouTubeの番組で「金正恩がシンガポールやハノイに来た時、息を切らしていた。あれは心臓の弁膜が悪い」と断定的に言っていた。
洪熒氏:金正恩の一番上の子供は11歳かそこらだから生きている内に権力を継承するのは無理。ただ、もっと年齢の高い子もいるという噂(※)がある。金正恩は生きている内に子供に継承させられないことは自覚している。だから金与正へ権力を分散させようとしているのだろうが、独裁政権で権力分散は不可能。(金与正に“寝首を掻かれる”可能性がある)
※ブログ主註:金正恩の「元カノ」玄松月(ヒョン・ソンウォル)は男の子を産んでいるが、この子のことか?この父親は不明。(cf. ブログ記事『【北朝鮮】李相哲TV:北朝鮮を動かす三人の女性 〜金正恩政権はどうなっているのか』)
4月25日(土) 【米国の北朝鮮研究サイト「38NORTH」】元山に停車する金正恩専用列車の写真公表
- 25日、北朝鮮東部の元山の駅で金正恩(キム・ジョンウン)委員長の専用とみられる列車が停車していたようだと発表した。商業衛星写真を通じて確認したもので、少なくとも21~23日まで停車が確認されている。15日にはなかった。(日経『金正恩氏の列車が元山の駅に停車か 米研究サイト』4月26日)
4月25日(土) 【李相哲TV】「(続報)金正恩の救助失敗か?!(2020.4.25)」
李相哲氏:25日は朝鮮人民軍創建日(かつては軍事パレード等行事があった)だが、現在のところ労働新聞にも金正恩の動静はは何もない。金正恩は何らかの手術を受け、最初は回復基調にあったがその後重篤に陥ったのではないか?
中国からの医療チームは、北京の病院(心臓専門)の医師や人民解放軍の301病院(脳専門の病院)の専門家が行っている。
25日のFNNの報道では「19日に6~7人の中国の医療チームが北朝鮮入り」「医療機器を持った第2陣が入る可能性も出た」とあるので、未だに治療は続いている可能性がある。
4月26日(日) 【李相哲TV】「(続報)金正恩に異変、28日までに重大発表か!(2020.4.26)」
李相哲氏:今日、中国(瀋陽)からの情報として、平壌と繋ぐ列車を4月28日から5月20日まで停止すると聞いた。交通機関を止めるのは北朝鮮で異変があった場合よくあること。
23日の50人の医療チーム平壌入りの件については、中国中央委員会の対外連絡部(社会主義国家との関係を司る部署)スンタオ部長から聞いた。23日に医療チームが入った後、中国側は連絡がとれない状態とのこと。
ここまでの情報を総合すると、金正恩が手術を受けたのは12日で、15日~17,18日の間くらいに異変があったのではないか。23日は医療チームを装った中国の代表団で事後の打ち合わせにいった可能性もある。ロイター通信「医療的なアドバイス」と言っているが、いつまで生命を維持するべきかとかいつ発表すべきかを話し合うために行ったのではないか?
香港最大のテレビ「フェニックス」の副局長の女性がSNSに「100%金正恩が再起することはない」と書いたがその後削除。「今回は大局を考えて消しました ハハハ」と書いている。
3時間ほど前(26日午前11時頃?)韓国の安保専門家が動画で「金正恩はまもなく姿を現すだろうという」と発言している。
4月27日(月) 【韓国】政府関係者から金正恩の体調不安を否定する発言が相次ぐ
- 韓国大統領「コロナが南北の連帯と協力の精神を目覚めさせる」…板門店の初会談から2年 (読売新聞)
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ムン・ジェイン大統領に外交や安全保障の助言を行っているムン・ジョンイン(文正仁)特別補佐官は26日、アメリカのFOXニュースに対し「キム委員長は、生きていて健康だ。13日から東部のウォンサン(元山)に滞在している」と述べました。(…)韓国統一省も27日の記者会見で「北朝鮮の内部に特異な動きはないという立場に変わりはない」と繰り返しました。(…)韓国のシンクタンク「セジョン(世宗)研究所」のチョン・ソンジャン(鄭成長)北朝鮮研究センター長は「キム委員長が重篤であるならば医療施設がぜい弱なウォンサンから、すぐピョンヤンに移送されていたはずだ。近いうちに公の場に姿を現すことが予想される」とする見解を示す(…) (NHK)
洪熒氏(5月1日):「無事」を主張しているのは文在寅側の人物ばかりだ。他はそのようなことはない。
4月27日(月) 【トランプ大統領】「(金正恩の状態は)おおむね承知しているが、今は話せない」「遠くない将来に君たちも知ることになるだろう」
- 産経『トランプ氏、金正恩氏の状態「おおむね承知」 近く発表の可能性示唆』(2020/04/28)
- 記者会見動画(該当部分):https://youtu.be/ZLNF1cIi3I0
4月29日(水) 李相哲TV「金正恩、一体どんな状態なのか?」
李相哲氏:4月18日に金日成広場に建造物が出現した。これは今(世界で)金正恩の「追悼行事」の準備ではないかと言われている。
アメリカはこの2週間ほど最新鋭の偵察機を飛ばしている。
一方、韓国政府は一貫して金正恩重体説を払拭する情報ばかり流しているが、これは北朝鮮への忖度のためのガセネタと見る。金正恩が無事であれ死亡であれ、ここで余計なことを言うと、その後関係が悪くなるから。また、アメリカは韓国に情報を流していない可能性がある。韓国は半島で主人公ぶりたがっている。
ここまでの情報から、金正恩は手術を受け、一時は経過が良好だったとしても中国の医療チームが必要になり、救命措置を試みたが上手く行かなかった。死亡か意識不明かそこまで重篤でなかったとしても、今は何もできない状態で、かなり深刻な状態と見ている。
5月1日(金) 李相哲TV「北朝鮮異常兆候の数々、中朝国境でも異変!」
李相哲氏:中朝国境が緊迫している。①瀋陽のみならならず中国東北の各都市から中朝国境の丹東市(たんとう)と北朝鮮の最北端のクンシュン(?)までの列車を28日から3週間止めた。②丹東に戦車などを乗せた軍事車両を集結させている。(第39集団軍:中国解放軍の北部戦区〔旧・瀋陽軍区〕)③中国が脱北者を銃撃した。(知ってる限りでは脱北者には銃撃をしないという取り決めがある。既に中国への脱北者が急造しているという話もあるので厳しい取り締まりをしているようだ。)
北朝鮮では労働新聞の論説や評論などのワーディング(表現・言い回し)が4月9日以来変わっている。金正恩に言及しないか、金正恩に対する畏敬の表現がない。その他、金正恩が「業務」を行っていない数々の状況証拠がある。
5月1日(金) 言論テレビ(櫻井よしこ氏/ゲスト:西岡力氏、洪熒氏)
情報はここまで出ているものと重複するの省略。ここではその他の議論について注目する。
西岡力氏:今、アメリカと中国は「こっちの方が情報を持っている」と情報戦をやっている。シンガポールでの米朝会談以降、アメリカは北朝鮮を中国と切り離そうとしている。
北朝鮮内部には親中派もいる。しかし、金正恩は中国を警戒している。叔父の張成沢(チャン・ソンテク)は中国のような改革開放をやろうとしたので粛正された。シンガポール会談前はアメリカと中国両方を敵にすることはできないので習近平に頭を下げた。金与正が後継するとしたら、路線は金正恩と同じだから中国への警戒は続く。洪熒氏:朝鮮半島に領土的野心を持っているのは中国のみだ。しかし、中国との関係は(距離をおくとも頼るとも)断言できるほどの証拠はない。2019年6月には習近平が国賓として平壌を訪問しており、北京を訪問した時は妻が習近平に健康問題で相談して薬を処方して貰っている事もある。
金与正が一時的に後継しても、彼女は「首領様」にはなれない。能力的にもそうだし、軍経験がないなど、経歴的な「資格」にも欠けている。西岡力氏:金正日の時代では「飴と鞭」で軍部にはそれなりの「飴」が与えられてきたが、金正恩(と金与正)の時代になって配給も減らされ、粛正の恐怖で束ねてきた。軍人はかつてのような忠誠心は現在の指導者に対しては抱いていない。
西岡力氏:今、日本政府がやらなくてはならないのは拉致被害者の所在地確認だ。アメリカが攻撃するとしたら、そこ(所在地)を避けて貰わなくてはならないし、自衛隊が救出に向かうことになるかも知れないからだ。
5月1日(金) 朴斗鎮TV:金正恩身辺異常説で金政権に危機
朴斗鎮(パク・トゥジン)氏:北朝鮮中央通信TVのニュースを真似た金正恩死亡の動画が作られ、これが北朝鮮にも流入。国民だけでなくエリート層にも動揺が広がっている。
画像は動画のキャプチャ
5月2日(土) 【北朝鮮】朝鮮中央放送「金正恩委員長が肥料工場の竣工式に出席」報道(画像と動画公開)
- 北朝鮮西部の平安南道で1日に開かれた農業肥料工場の竣工式に参加したと報じた。朝鮮中央通信の詳報によると、竣工式には金正恩氏のほか党や軍の幹部、建設者、労働者など多数が参加したという。金正恩氏自らテープカットに参加し、群衆に手を振ったと伝えている。(日経)
- 聯合ニュース『金正恩氏が20日ぶりに公開活動 健在ぶり示す』に金正恩の画像あり。
5月2日(土) 李相哲TV:金正恩登場の写真を検証する(2020.5.2)
動画では、金正恩の画像を検証して金正恩が出席したのは「事実」と認定して解説。その中でリン酸肥料工場がある中西部の平安南道順川(スンチョン)についての説明が興味深いのでメモ。
李相哲氏:順川は平壌とも近い。この近くにはウラン鉱山もあり、リン酸肥料工場はアメリカ情報当局(CIA)もウラニウムの抽出をしているのではないかと見ている。リン酸の抽出過程でウラニウムの抽出も可能で、ただの肥料工場ではないことは過去に要人が頻繁に視察していることからも伺える。肥料工場の視察というと地味な行動に見えるが、今後更に核開発に拍車を掛ける可能性が高い。
5月3日 李相哲TV:金正恩再登場で何が分かったか(2020.5.3)
李相哲氏:動画や静止画を見ても、左脚を引きずっている。
また、通常ならいるはずの崔龍海(チェ・リョンヘ)の姿が無く、代わりにその席に金与正が座っている。
(ブログ主註:チェ・リョンヘ=親中派で、かつては辻元清美とのツーショット写真も)
以降仕掛かり中
5月3日(日) 【北朝鮮】南北軍事境界線で韓国側に数発の銃撃
- 韓国軍合同参謀本部が発表したところによりますと、3日朝7時41分ごろ、南北の軍事境界線の中部にある韓国軍の歩哨所が、北朝鮮側から数発の銃撃を受けたということです。
5月3日(日) 【トランプ大統領】「彼が戻ってきて嬉しい」とツイート
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