【武漢肺炎】台湾が昨年12月31日にWHOに送ったメールを公開【全文】
台湾(陳時中衛生福利部長)が昨年12月31日にWHOに「武漢で非定型肺炎が発生している」旨警告したメールを公開しました。その中には、直接の言及ではありませんが、「ヒトヒト感染」を示唆しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200411/k10012382351000.html
台湾 12月末にWHOに送った文書公表“武漢で非定型肺炎”2020年4月11日
新型コロナウイルスへのWHO=世界保健機関の初期対応をめぐり、台湾当局は、去年12月にWHOに送った文書を公表し、中国でヒトからヒトへの感染が疑われる事案が起きていると警告していたと強調しました。
WHOの対応を批判するアメリカに歩調をあわせた形です。アメリカ国務省は10日、WHOについて「台湾から早期に受けた通知を国際社会に示さなかった。公衆衛生より政治を優先した」などと批判しましたが、AFP通信の取材に対しWHOは「台湾からの通知にヒトからヒトへの感染について言及はなかった」と否定しました。
これについて台湾当局は11日、WHOに対して去年12月末に送った通知の全文を公表しました。
文書には「中国の武漢で非定型の肺炎が少なくとも7例出ていると報道されている。現地当局はSARSとはみられないとしているが、患者は隔離治療を受けている」などと書かれています。
台湾の陳時中衛生福利部長は会見で「隔離治療がどのような状況で必要となるかは公共衛生の専門家や医師であれば誰でもわかる。これを警告と呼ばず、何を警告と呼ぶのか」と述べ、文書はヒトからヒトへの感染が疑われる事案が起きていると警告していたと強調しました。
台湾は、WHOの対応は中国寄りだと批判するアメリカのトランプ政権に歩調をあわせた形です。
故・李文亮医師が原因不明の肺炎をグループチャットに発信し警告をしたのが昨年12月30日なので、台湾は既にこの時点で情報を掴んでいたと思われます。
なお、何の番組(ネット番組)で見たかは失念したのですが、台湾は武漢の異変に気付くと「人」を送り込んで調査したと聞きました。台湾なら中国に対してこのような「諜報活動」を行っていても不思議ではありません。
また、台湾は2月6日に中国各省市に居住する中国人の入境を全面的に見合わせる措置を執った(cf. 日本が湖北省からの入国を禁止したのが2月1日)のですが、昨年から情報を掴んでいたのならこの対応の早さも頷けます。
以下、ニュース画像から書き取った電子メールの全文です。
News Resources today indicate that at least seven atypical pneumonia cases were reported in Wuhan, China. Their health authorities replied to the media that the cases were believed not SARS; however the samples are still under examination, and cases have been isolated for treatment.
I would greatly appreciate it if you have relevant information to share with us.
Thanks you very much in advanced for your attention to this matter.
Best Regards
« 神奈川県医師会『本当のことを知ってください! ~新型コロナウイルス感染症について~』(4月7日付) | トップページ | 星野源氏の動画と安倍総理のコラボに思うー「それにつけてもアベの憎さよ」 »
« 神奈川県医師会『本当のことを知ってください! ~新型コロナウイルス感染症について~』(4月7日付) | トップページ | 星野源氏の動画と安倍総理のコラボに思うー「それにつけてもアベの憎さよ」 »
コメント