沖縄ジュゴン訴訟とロバート・カジワラ氏、環境保護活動の仮面を被った中国ロビイスト?
「沖縄ジュゴン訴訟」というのをご存知でしょうか?
ブログ主はひょんなことから知ったのですが、日本であまり話題にならないのはこれがアメリカで係争中だからです。
この裁判は2003年に日米の環境保護団体によって提訴されたもので、現在も続いています。原告にはCBDという団体がいて、現状は原告控訴中なのですが、この団体は新たに沖縄に生息するキツツキの仲間のノグチゲラ(英名:Okinawa Woodpecker)を利用しようとしているようです。(リンク先は環境省の「ノグチゲラ」のページ)
そして、その発表をロバート・カジワラ氏がFBで紹介しているのです。カジワラ氏が直接この団体に参加しているかどうか迄は分かりません。
タイトルは「Lausuit Launched to Protect Critically Endangered Okinawa Woodpecker」(深刻な絶滅の危機に瀕しているノグチゲラを守る訴訟を開始)で、CBD(Center for BIOLOGICAL DIVERSITY/生物多様性センター)のロゴが見えます。
ここで一旦、上記のソーソなどを提示します。
沖縄ジュゴン訴訟を報じる日経の記事。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35704090V20C18A9CR0000/
沖縄ジュゴン訴訟で控訴 日米団体、普天間移設巡り
2018/9/25 11:37【ロサンゼルス=共同】米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設工事を巡り、絶滅危惧種ジュゴン保護のため中止を求めている日米の環境保護団体は24日、請求を棄却した8月の米サンフランシスコの連邦地裁判決を不服として、連邦高裁に控訴した。高裁は受理の可否を近く判断する。
原告の一人、非政府組織(NGO)生物多様性センター(CBD)のピーター・ガルビン氏は「これがジュゴンを守る最後のチャンス。裁判所は絶滅回避のため工事を強制的に止めるべきだ」と訴えた。
原告側は、被告の米国防総省は移設工事の影響について地域住民と協議しておらず、文化財の保護義務を定めた米文化財保護法(NHPA)に違反していると主張。国防総省は、日本政府と協議し「影響を十分考慮した」と反論している。
原告は2003年に提訴。地裁は15年、工事中止を命じる「法的権限がない」として訴えを退けた。連邦高裁は17年8月、一審判断を破棄し連邦地裁に差し戻したが、地裁は今年8月、被告の主張を全面的に認めた。
13年12月、当時の仲井真弘多沖縄県知事が辺野古沿岸部の埋め立てを承認。県は今年8月に承認を撤回し、国との対立が続いている。
「Lausuit Launched to Protect Critically Endangered Okinawa Woodpecker」のサイト。
- https://biologicaldiversity.org/w/news/press-releases/lawsuit-launched-protect-critically-endangered-okinawa-woodpecker-2019-06-26/?fbclid=IwAR17lEcQ8owXq7rueoVPwa6rNk0MTZNYh5FQpj70rj3oFa3IxVfolaE8k50
リンクは貼りませんので、参照する場合はURLをコピペして下さい。下に基地に絡む部分のみ引用しますが、「最後に残った生息地の一部は米軍事施設内にある」とか、「キツツキに対する最大の脅威は、(...)米国の軍事行動による生息地の破壊」、「 2016年、海兵隊は、県民の反対にも関わらず、ジャングル戦訓練センターに6つ新しいヘリポートを建設した」とか、キツツキの保護にかこつけて、沖縄の米軍基地を攻撃する内容です。
“The Okinawa woodpecker is critically endangered, and some of its last remaining habitat sits inside a U.S. military installation,” said Peter Galvin, director of programs at the Center. “Yet the U.S. government can’t be bothered to protect the woodpecker under U.S. law, as is clearly required.”
The biggest threat to the woodpecker is destruction of its old-growth forest habitat from logging, dams, agriculture, golf course development, and critically, U.S. military actions. In 2016 the Marine Corps constructed six controversial new helipads in its Jungle Warfare Training Center, despite intense protest from local, Okinawan people and concerns about the Okinawan woodpecker.
日本の基地反対派が環境保護団体を装って反基地活動をするのは分かりますが、なぜアメリカ人が?と思うのが普通です。
* * * *
実は、上記の情報に辿り着いたのは西村幸祐氏のツイートからです。
連合国(国連)のスピーチで有名になったスウェーデンの16歳の女性グレタさんですが、米国の環境団体CBDと関係が深ければ、その団体は沖縄の普天間基地の辺野古移転に反対する活動に関わっている事が報じられている。米国の環境団体には実は長年にわたって中国共産党が資金援助をしている。 https://t.co/uUyA23HBMs
— 西村幸祐 (@kohyu1952) September 27, 2019
西村氏がリツイートしているツイートで引用しているサイトに書かれていることは、アメリカの環境保護団体は中国がバックにいるかもしれない、というもので、幾つかの団体名が出ており、その中にジュゴン訴訟の話が出てきたのです。
但し、この記事だけでは、残念ながら「環境少女グレタ嬢」との関わりも中国共産党との関わりもよく分かりません。が、もし、そこに挙げられている環境保護団体が彼女のバックにいて、更に中国共産党が資金を提供しているとすれば、アメリカの環境保護団体が反基地活動をするのは分かります。
以前のブログエントリー『【沖縄】ロバート・カジワラ氏による日本ヘイトスピーチとNHKのフェイクニュース【国連人権理事会】』にも書きましたが、ロバート・カジワラ氏が国連でスピーチしたときのテーマは「沖縄差別」で、その中で彼は「第二次世界大戦で日本軍が14万人もの琉球人を虐殺した」などととんでもないことを言っています。これを知れば、“南京大虐殺”と同じロジックで日本を非難していることが分かります。それに、彼は何故か自身のプロフィールで「魏孝昌」などという中国名も名乗っています。
グレタ嬢はCO2排出規制をを叫んでいますが、そもそも、CO2規制だの様々な環境保護活動は、特に先進国の生産性を阻害するものです。先進国だけに大きな負担がかかるからで、これで喜ぶのは自称発展途上国の中国、そして、中国と組んで一儲けを企むグローバリスト(≈金融資本家)でしょう。
トランプ大統領がパリ協定を離脱したのも、これが見えたからではないでしょうか。
日本では「セクシー」とか言っているアホな環境大臣が誕生しましたが、今年の1月にトランプ氏が指名した環境長官はセクシー大臣とは真逆のエネルギー業界の元ロビイストです。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019011000218&g=int
環境長官にウィーラー氏指名=エネルギー業界元ロビイスト-米
2019年01月10日【ワシントン時事】トランプ米大統領は9日、空席だった環境保護局(EPA)長官にアンドルー・ウィーラー長官代行を指名した。
就任には上院の承認が必要。EPAでは、圧力団体関係者からの便宜供与などで批判を浴びたプルイット前長官が昨年7月に事実上解任されて以降、副長官だったウィーラー氏が長官代行を務めていた。
ウィーラー氏はエネルギー業界のロビイスト出身で、環境保護関連の規制緩和を主張している。環境保護団体「生物多様性センター」の幹部は「ウィーラー氏が守ろうとするのは、公害を出す側の利益だけだ」と批判した。
ほらほら、出てきました。「生物多様性センター」。CBDです。
以下はブログ主の邪推ですが...
先週の言論テレビに出演された加藤清隆氏は、「安倍総理は小泉進次郎の入閣を嫌がっていたが、菅さんの後押しで...」みたいなことを仰っていました。同じ神奈川県を選挙区として、菅氏の子分のような存在ですからね。
父親の純一郎氏は言わずと知れた「反原発」。
以前見た読売の記事(2019/09/30:産経の記事でした。)によると、移民法(入国管理法改正)も安倍総理は反対していたのに菅官房長官の強い働きがあったことが書かれていましたし、アイヌ新法も菅氏が座長。
ブログ主は、とんでもない「獅子身中の虫」ではないかと思っています。
* * * *
【追記】基地反対派の方のNOTEのようですが、ジュゴン訴訟に関し、記事や環境保護団体の声明などをまとめている「資料保管庫」がありました。
- https://note.mu/tkatsumi06j/n/n89fa5332d00a
* * * *
おまけ。
誰が見てもグレタ嬢の背後には環境保護団体がいるわけですが、その一人が特定されているようです。(Tweetはこちら)
ビル・ゲイツ、ジョージ・ソロスなんて名前も見えますね。
« 【反日トリエンナーレ】文化庁が補助金不交付の方針。一方、NHKの報道ぶりは... | トップページ | 【月間正論】金正恩のリムジン密輸:美濃物流ははめられた »
« 【反日トリエンナーレ】文化庁が補助金不交付の方針。一方、NHKの報道ぶりは... | トップページ | 【月間正論】金正恩のリムジン密輸:美濃物流ははめられた »
コメント