韓国紙幣のホログラムは日本製。と言うか、精巧な偽造防止を施した札を刷れるのは世界で2社しかないらしい
公開:2019-08-04 18:18:38 最終更新:2024/07/05 8:00
日本製品の排除運動が行われている韓国ですが、5千ウォンと1万ウォンのホログラムは日本製という記事がネットで紹介されていました。
2008年の記事で、まあ、よく見つけるものだと感心します。
https://japanese.joins.com/article/155/103155.html
韓国紙幣に独島の絵…ホログラムは日本製
2008年08月04日15時10分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
市中に出回っている1万ウォン札と5千ウォン札には独島(トクト、日本名・竹島)が韓国領土に属している。偽造防止のため、中央左側に付着している銀色のホログラムの地図に描かれている。偽装紙幣防止用のホログラムには太極の模様、額面の数字、太極旗(テグッキ、韓国の国旗)の師卦とともに独島を含む韓半島の地図が描かれている。見る角度によって、3種類の絵が浮かび上がる。2005年、貨幣図案諮問委員の1人がホログラムの模様として韓半島の地図と太極の模様を提案した。ほかの委員が地図に独島を入れる条件で賛成した。韓半島の地図には済州島(チェジュド)、鬱陵島(ウルルンド)、独島が鮮明に表示されている。
韓国銀行の関係者は「地図がとても小さく、代表的な島だけ強調して入れた」と話している。制作過程で独島が太極旗の師卦と重なり、はっきり見ることができず、これを修正するために2カ月を要したという。
実はこの独島が描かれているホログラムは日本製だ。韓国銀行と造幣公社によると、日本の図版社は2005年に国際入札を通じ、ホログラムの供給業者となった。造幣公社側は「韓国の5000ウォン札と1万ウォン札に使えるホログラムを作っている会社が世界に2カ所ある」とし「このうち、日本の業者が安い価格を提示したため、このホログラムを使っている」と話している。
ひとしきり笑った後でブログ主が気になったのは「韓国の5000ウォン札と1万ウォン札に使えるホログラムを作っている会社が世界に2カ所ある」という部分。
調べて見たら、日本の紙幣の印刷機は小森コーポレーションという企業が独占していているのだそうです。
※ホログラムはTOPPAN製と判明したので、これ以降は最新エントリーをお読みください。
http://www.komori.co.jp/hp/ir/
KOMORIは日本で唯一の紙幣印刷機メーカーですあなたのお財布の中にある紙幣。実は、当社の印刷機械で印刷しています。
半世紀にもわたる納入実績を持つ日本をはじめ、ドイツ、ナイジェリア、そしてインドなどでも当社の印刷機械が使われています。
言うまでもなく紙幣には、偽造が非常に困難な最先端の印刷技術が利用されています。当社の技術が、我が国の経済の安定や信用に貢献しているのです。
「ホログラムを作っている」とありますが、正確には、「高度なホログラムを施したお札を印刷できる印刷機を作っている」という意味でしょう。
ということは、韓国の2種類のお札はこの会社の印刷機で刷られていることになります。
韓国も官製反日不買運動をやっている手前、日本への依存度を低下させたいようですが、技術の国産化は難しいようです。(【2020/10/19追記】参照)韓国はまた、パスポート用のプリンタも日本に依存しています。e-パスポート(ICチップが組み込まれた旅券)を作成できる技術がないからです。
そして、もう一社とはどこか。
こちらはソースがはっきりしないのですが、何かの記事を引用したらしいブログ記事が見つかりました。一部を引用させていただきます。
もう一社というのはスイスにある企業なのですね。
https://blogs.yahoo.co.jp/yynatunatu1108yysummer/16966396.html
日本の紙幣印刷機は優秀だった!
2015/11/27(金) 午前 2:52印刷機は、どういうワケか、スイスにあるグローバル企業がほぼ独占市場なのだそうだ。
しかし、独占であるが故に印刷機の部品不足、故障の対応の遅延、機械の高騰などと、問題が噴出。
そこに割って入ってきたのが日本の紙幣印刷機だ。
その点を日本の大蔵省お抱えメーカー(小森コーポレーションという)が正攻法で突き、最終的にこのスイスのメーカーと一騎打ちの末に、落札したのが、インドの新しい紙幣を印刷する印刷機(実際には、ルピーの下落などの憂き目に会い、両者で1工場ずつになったそうだ)は日本製だったのだ!
お笑いネタから思わぬことを知りました。
◇ ◇ ◇ ◇
【2020/10/19追記】
https://japanese.joins.com/JArticle/271314
韓国造幣公社、日本製品の輸入増える…「主要品目は偽札防止関連素材」
中央日報日本語版2020.10.19
韓国造幣公社が今年日本製の物品輸入を2018年より2倍以上に増やしたことがわかった。
国会企画財政委員会所属の「共に民主党」梁敬淑(ヤン・ギョンスク)議員が18日に造幣公社から受け取った国政監査資料によると、1月から9月までの造幣公社の日本製物品輸入費用は53億ウォンに上った。2018年の22億1000万ウォンと比較すると2.4倍に増えた。
日本から輸入した主要品目は、銀行券のホログラムなど偽札防止関連素材と把握された。梁議員は技術国産化が緊急な状況で輸入依存度を引き下げなければならないが銀行券ホログラム関連技術研究は6年間ただの1件も着手されなかったと指摘した。
梁議員は「日本の経済報復対応に向けた政府と国民の努力に逆行したものではないか懸念される。公社は日本製物品の国産化対策を早急にまとめなければならない」と強調した。
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