【アイヌ種痘図】江戸幕府はアイヌに種痘を行って天然痘から救っていた/NHKは『永遠のニシパ』なんて捏造ドラマやるなら、こっちをドラマ化しろ
たまたまTwitterである論文を知り、それを読んで知ったのですが、江戸時代、アイヌに種痘をしているところを描いた絵があります。
つまり、虐殺どころか、天然痘から救ったという証拠です。
論文は『新出の平沢屏山のアイヌ種痘図に関する一考察』(PDF)と題するもので、松木明知氏 が 『日本医史学雑誌』第56巻第3号(2010年)に発表なさいました。
アイヌ種痘図というのはこれ以外にもあって、原画を元に描かれたものだそうです。(こちらのサイトに別バージョンのカラー高解像度の種痘図があります。)
論文は、それらの絵が、どのようなときに描かれたのか、記録を元に考察されています。
原図は安政4 年(1857)に箱館の豪商、福島屋第二代の杉浦嘉七(文化8,1811~明治6,1873)が、アイヌへ種痘を行ってその窮状を救った奉行村垣淡路守の徳を称え、業を顕彰するために絵師平沢屏山に描かせて献上したもので、実際に種痘を行ったのは確かですが、論文によると、絵師はその場面を見て描いたわけではありません。
あくまでも、この事業を発案して実行に移した箱館奉行村垣淡路守(上座中央に座って正面を向いている人物)を頌徳するために描かれたもので、リンク先のWikipediaをお読みになれば分かると思いますが、大変有能な人物です。以下、アイヌへの種痘を行った辺りのみ抜粋します。
安政3年(1856年)7月には箱館奉行に昇進し、9月には従五位下・淡路守に叙された。先任の堀利煕とともに蝦夷地の調査・移民奨励・開拓事業を推進。1857年にはアイヌの間で蔓延していた天然痘対策のために幕府に種痘の出来る医師の派遣を要請し、桑田立斎らが派遣されて大規模種痘が行われた[1]。これは幕府が正式に認めた初の種痘であった。
NHKは、「北海道と名付けた男」なんて捏造ドラマを作るなら、こういう奉行や、それを称えた豪商の物語でもドラマ化すればいいのに。
こうしたことは、「アイヌ」界隈にとっては「不都合な真実」なんでしょうね。
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