【対韓国輸出規制】「禁輸」ではなく安全保障上の理由での「輸出管理の厳格化」、但し、承認に90日かかるというのがポイント
今回の日本の対韓輸出規制に関し、韓国のメディアはこの世の終わりかのように大騒ぎしています。しかし、それ以上に発狂しているのが朝日新聞w。この件は後述しますが、読売新聞が分かりやすいQ&Aを掲載していたのでご紹介します。
図の下に書いてある回答を読めば分かるように、本日4日からは3品目を韓国向けに輸出するメーカは輸出許可を得る必要があります。これは、下の図のようなフォームに契約書などを添付し、経産省で不一致がないかどうかなどをチェックするわけです。
前回のエントリーに掲載した読売の図に書かれていたように、3年間有効の輸出承認許可は無効になり、契約の都度承認を得るということで、日本が恣意的な運用をするとは思えないので許可は下りるはずですから、輸出者(日本企業)の事務手続きが煩雑になるだけで、韓国企業は引き続き輸入出来ることになりますが、承認に90日程かかるというのがポイントで、フッ化水素は1ヵ月ほどしか保存が利かないそうなので、韓国国内には最長1ヵ月分程のストックしかないはずです。
GATTの21条には安全保障上各国が必要な措置をとれると書かれているそうで、あとは、Q&Aに書かれているとおり、WTOに提訴されたらこの3品目がそれに該当するかという争いになるかと思います。(結果が出るのは2~3年後ですが...w)
経産省が公表した「大韓民国向け輸出管理の運用の見直しについて」という通達(PDF)には、「ストック販売」という言葉があり、これについて調べて見たところ、「需要者が確定していない輸出又は利用する者が確定していない技術の提供」ということでした。
また、これに伴い、許可申請時の提出書類が変更(需要者等の誓約書の提出など)となるので、注意が必要。更に、上記3品目の輸出・技術の提供の包括許可の対象から外れたことに伴い、ストック販売に関する許可条件も変更となる。
想像ですが、LGなどのメーカが直接買うのではなく、韓国内の中間業者が国内需要を見越して輸入するというような行為ができなくなるのだと思います。(商社などが、売り先が決まっていて、単なる輸入代行なら問題ないでしょう。)尤も、この場合、現実的には、メーカが商社に発注をかけて、商社がとりまとめて...という順番だと思います。
用船(船の手配)もコンテナを契約するにも、まとめて運んだ方が安上がりなので、よくあることです。(ハム会社の原料の肉なんてこういうやり方で、同じ冷凍コンテナで呉越同舟で運ばれます。)
【朝日新聞の社説・記事】
門田隆将氏のTwitterからお借りしました。 フフッ 効いてる、効いてるw
おまけ。今日の朝鮮日報オンラインの記事一覧。
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