【沖縄】沖縄には「戦争マラリア」という不思議な言葉がある
ブログ主がこの「戦争マラリア」という表現を知ったのは、チャンネル桜『沖縄の声』でキャスターを務められている江崎孝氏が説明されているのを聞いたからですが、下の記事(八重山日報)を読むと、変なロジックが組み込まれていることに気付くでしょう。
「日本軍の指示で住民がマラリア有病地帯に強制疎開させられ」とありますが、この表現では、まるで、日本軍がそこにマラリアが蔓延しているのを知りながら、無理矢理移動させて殺したという印象を受けないでしょうか。
「強制疎開」というのも非難が込められていますが、普通に考えたら、疎開させた先で不幸にもマラリアが蔓延して命を落とされた方がいた、と想像します。
江崎氏はこの「戦争マラリア」という言葉をしばしば批判していますが、沖縄では良心的な新聞と言われる八重山日報でもこうなのですから、他の沖縄メディアは推して知るべしです。
本州というか、ブログ主の住む首都圏ではメディアの戦争特集はせいぜい8月15日の前後ですが、沖縄では4月(1945年)の米軍上陸から8月までずっと「反戦キャンペーン」が続くのだそうです。
日本中から沖縄を護るためにやってきて戦い、亡くなられた方への敬意を教えられず、こうした報道を幼い時から見せられて「被害者意識」のみを植え付けられる沖縄の子どもは不幸です。
【沖縄の声】香港長官、逃亡犯条例改正案を事実上廃案に!『沖縄』明日は我が身/『沖縄慰霊の日』を政治ショーにするな[R1/6/14]
出演: 恵 隆之介(ジャーナリスト・沖縄支局担当キャスター)、金城 テル(沖縄支局担当キャスター)
この番組では対照的な2人の校長が紹介されます。
自分は早々に疎開して教え子を戦場に送り込み、その消息を尋ねることもしなかった志喜屋孝信(しきや こうしん)校長とひめゆり学徒隊の野田貞雄校長。
なお、惠氏が言及した「島田知事」というのは戦争末期、米軍上陸の直前の沖縄に「俺が行かなんだら、誰かが行かなならんやないか」と言って本土から赴任した島田叡(しまだあきら)県知事のことです。前任者のせいで沖縄県民の疎開が進まなかったと言われていますが、島田知事が派遣されたのも、前任者が口実をつくって県外に逃げてしまったからです。
上の動画は途中からのURLを提示しましたが、前半では、沖縄の看護教育に尽力したワーターワース女史やその教え子の話題が語られます。
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