【動画】林千勝~日米戦争を策謀したのは誰だ!歴史の真実を暴く/戦争の黒幕「国際金融資本」とは?
最近観た動画のブログ主覚書です。
二回に渡って林千勝(はやし ちかつ)先生がご出演なさって御著書の説明をされるのですが、それは即ち、昭和史のベールを剥がすという内容になっています。
1本目の動画は3冊の本の紹介、2本目の動画はもう少しフリーに、国際金融資本、特にロックフェラーやロスチャイルド家の話になっています。
林氏の著作と出演動画は過去のブログエントリー(下記)でもご紹介していますが、上の2本の動画は合計正味2時間くらいなので濃縮された内容になっています。上の動画で物足りない方は下の記事でご紹介している動画をご視聴下さい。
動画の中で仰っているように、一次資料を読み解いて書かれた本で、その一次資料の一つが下の『英米合作経済抗戦力調査』で、通称、秋丸機関がまとめた報告書です。
これは別に新発見というわけではなく、以前からネットで公開されているもので、日経新聞や東京新聞が時々言及しているそうです。
しかし、「このような計画があったのにも関わらず、陸軍が暴走して...」云々という、お決まりの「陸軍悪玉論」に曲解して利用しているとのこと。しかし、実際は、戦争を避けるべく和平の道を模索しつつ、開戦やむ無しとなった場合の戦略を立てていた。もし、この戦略通りに戦っていれば勝機はあったかも知れないが、それを壊したのは...ということが動画では語られます。
下に1本目の動画を観たときのメモ(林氏の説明)を転記します。
学校で習うのは自虐史観。
日本は悪かった、負ける戦争を仕掛けた、といった東京裁判史観。
しかし、ここで気付く。「日本は正しかった、戦略もあった、自存自衛のためだった。しかも、アジアの国々の独立に貢献した」。
これは多くの人が努力して広めている。
次の段階は、「その戦争自体が仕掛けられた物ではないのか?」と気付く。
フランクリン・ルーズベルトは国際共産主義者に取り囲まれており、近衛文麿も同様だった。シナとの戦争では共産党により泥沼に嵌まっていった。日本は蒋介石と全面戦争をするつもりもなかったし、アメリカとも戦争するつもりがなかった。
そこで、3つめの気付き。
「共産党やコミンテルンが活動しても、ソ連はそこまで資金供給ができるはずもないし、スターリンがそこまでの戦略を組み立てることができたのか?」。
共産党やコミンテルンは国際金融資本の実働部隊であり、彼等がアメリカや日本を嵌め、戦後の冷戦構造を作った。大陸も中国共産党に占拠させた。
日本は知識層が「東京裁判史観」を広めたが、世界も同様。オックスフォードやケンブリッジ、アメリカのアカデミズム。イギリスやヨーロッパ、アメリカのエスタブリッシュメントが働きかけたからで、その大元(元凶)はロスチャイルド一族とロックフェラー一族だ。
ここまで理解していないと現代を理解できない。
下は『英米合作経済抗戦力調査』の内容をメモしたもの。
アメリカと戦争しない、南に行ってインドネシアの石油を取るべし。
当時アジアの権益を多く握っていたイギリスに対抗するためには、インド洋でイギリスの補給線を断ち、イギリスの体力を消耗させる。
当時のイギリスは大英帝国で強大だったが、資源や食糧はオーストラリアやニュージーランド、東南アジア、ビルマ、インド、中東に頼っており、インド洋やケープタウンを回って補給したいたのでそれを遮断する。
そして、インドの独立をバックアップ。中近東で南下してきたドイツ軍と合流。
アメリカは国民に厭戦感もあり、積極的に戦争する名目もないので、なるべく刺激をしない。フィリピンは取るが、太平洋には出て行かない。
以下もメモからです。
と、ここまでは陸軍と海軍は共有していた。このような計画があったので東条英機も決断した。
しかし、海軍がおかしかった。
永野修身 軍令部総長
米内光政 海軍大将
山本五十六(連合艦隊司令長官)彼等はこれ(計画)を知ってて真珠湾を攻撃した(攻撃を許可した)。
なぜ山本五十六の暴走を決裁したか? 永野は「(山本が)自分にハワイを攻撃させてくれなかったら辞職する」と言ったからだと述べたことが尋問調書に残っている。しかし、それでは腑に落ちない。
永野は留置場の裁判前に死んでいる。窓ガラスが割れていて、それを自分で新聞で塞ぐも取り除かれて、元々肺が弱かったので死んだ。だから、それ(尋問調書で述べたこと)は理由ではなかったし、本当の理由を裁判で話されるのは都合が悪い。従って、口封じで殺されたと考えるのは自然。死後、永野の妻が引き取った荷物も帰りの列車の中で何者かによって盗まれ、新聞広告を出しても出てこなかった。妻は、それを気に病んでか、間もなく亡くなっている。
(メモの引用終わり)
* * * *
ブログ主はたまたま3作目の『日米戦争を策謀したのは誰だ!』から読み始めましたが、これが日米双方の動きを網羅しています。全体を知るにはこの本で、更に上に書いた秋丸機関の戦略の詳細を知りたければ『日米開戦 陸軍の勝算』を。(ブログ主は購入済みですが未読) 更に、近衛文麿やその周辺の人物の詳細を知りたければ『近衛文麿 野望と挫折』を。ブログ主は今この本を読んでいますが、日中戦争(支那事変)が泥沼化したのには、やはり、近衛が関わっていました。
この本を1/3程読んで知り、驚いたことを2つ。
市丸さん(芸者で歌手)は近衛の愛人だった。
これは、きっと有名な話なのでしょうが、ブログ主が子どもの頃に家族と一緒に「懐メロ」番組を観ていると必ず出て、当時はもうおばあさんだったはずですが、艶っぽくて、子どもながらに、売れっ子芸者ってのはこういう人なんだな、と思った記憶があります。
もう一つは、貞明皇后(大正天皇の皇后)がクェーカー(※)教徒だったということ。
まあ、神道はどんな異宗教でも飲み込めるからいいんですが、どうも、皇室にはクェーカーの影がちらつきますね。
※ 📖 広辞苑 クエーカー【Quaker】
キリスト教プロテスタントの一派。フレンド派の通称。17世紀中頃にイギリスに起こり、フォックス(George Fox1624~1691)を祖とする。人は教会によらずその内心に神から直接の啓示「内なる光」を受け得るものと説いた。ペン(William Penn1644~1718)の渡米によってアメリカで盛行。絶対平和主義の立場をとる。基督友会。広辞苑 第六版 (C)2008 株式会社岩波書店
2本目の動画では、憲法起草に関わったニューディーラー達が戦後だいぶ経って「いまだにあの憲法を使っているのか」と驚いたという話について、ブログ主と同じ見解だったことが嬉しくなりました。林氏が仰るように、彼等は自分達のやったことが未だに効いていることに内心ほくそ笑んでたはずです。
動画は、我那覇さんが完全に「生徒」になってしまい、「はぁ~」とか「ほぉ~」とか言うのが可愛らしいです。この動画を初見の方は、ディスプレイの前で、我那覇さんのように「はぁ~」とか「ほぉ~」とか言うしかないと思います。
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