10歳のYouTuber、「ロボット」なのは同級生か、彼自身か?
ブログ主は月曜日に放送された『沖縄の声』で知ったのですが、最近、不登校を公言する沖縄の10歳のYouTuberがネットで話題になっているようです。
まず、一般論として、何らかの理由、例えばメンタルの病気、いじめ、etc.で、原因が学校という環境にあるなら一時的に学校から離れるというのも一つの手段だと思います。尤も、ここのケースで論じるべきで、彼の場合はどうでしょうか。
この子どもを取り上げたメディアは沖縄二紙の一つ、琉球新報。そして、毎日新聞が琉球新報の記事をそのまま転載する形で同日(5月5日)付でwebで報じています。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-913377.html
「不登校は不幸じゃない」10歳のユーチューバー 沖縄から世界に発信「ハイサイまいど!」
2019年5月5日 05:00「俺が自由な世界をつくる」。自由を求めて学校に通わない選択をした中村逞珂(ゆたか)さん(10)=宜野湾市=が「少年革命家 ゆたぼん」と名乗り、ユーチューバーとして活動している。大阪生まれ、沖縄在住のゆたぼんは「ハイサイまいど!」で始まる楽しい動画を提供しつつ、いじめや不登校に悩む子や親に「不登校は不幸じゃない」と強いメッセージを発信している。
ゆたぼんが学校に通わなくなったのは小学校3年生の時。宿題を拒否したところ、放課後や休み時間にさせられ不満を抱いた。担任の言うことを聞く同級生もロボットに見え「俺までロボットになってしまう」と、学校に通わないことを決意した。現在も「学校は行きたい時に行く」というスタイルを貫いている。
配信する動画は歌やお笑い系が多い。パワフルに熱唱する姿は、父親の幸也さん(39)の影響で好きになったブルーハーツをほうふつとさせる。
人気作家や編集者、お笑い芸人などと共演を重ね「ノートに書くだけが勉強じゃない。いろんな人に会うことも勉強だ」と、学校ではできない学びに自信を深めている。
活動をしていると「死にたい」という子どもから相談が寄せられることもある。そういう時は友達になり「死ぬな。苦しむな。学校なんて行かなくてもいい」と言い続けている。
夢は子どもだけが乗れるピースボートで世界中に友達をつくり、戦争をなくすこと。子どもの自殺が増えるとされる夏休み明けの頃には、子どもを集めたライブを開催する計画も練っている。
4日にインターネットラジオ「ゆめのたね放送局」の最年少パーソナリティーに就任。毎週土曜午後8時から30分番組「自由への扉」を放送している。
ラジオでは苦しんでいる子に向けて勇気を与えるメッセージを発信するつもりだ。
そもそも義務教育というのは日本国民(親)が子どもに教育を受けさせるという義務なのですが、それはさておき、彼の場合は、小学校で学ぶ・学ばないの是非以前に、両親の思想の影響を強く受けていることがこの短い文章にも伺えます。
実際、この両親のことは、既にネットでは職業や日頃の発言も、所謂、“掘られて”いますが、それにはここでは扱いません。それでも、だいたい想像はつくと思います。
先生の言うことを聞く同級生が「ロボット」に見えたと言っているようですが、彼自身が両親の「ロボット」になっていないでしょうか。
そして、このような小学生をまるでヒーローのように取り上げる琉球新報や毎日新聞に強い違和感を覚えます。
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