【書籍】『あるユダヤ人の懺悔 日本人に謝りたい』(モルデカイ・モーゼ著)
公開: 2019-03-15 22:24:56 最終更新: 2019/05/27 10:49
掲題は最近入手した本のタイトルですが、ある意味衝撃を受けたので、ご紹介します。
まずはその中の一節を。
日本人の知らない「ロシア革命」の実像
日本ではほとんど知られていないが、当時欧米の新聞論調はロシア革命とはいわず、「ロシア・クーデター」と呼んでいるのである。つまり、クーデターは革命とちがって首がすげ替えられただけのものである。ユダヤ権力がツァー権力にとってかえられただけのものである。それはフランス革命に次ぐユダヤ人の反撃プログラムの第二弾だったのだ。
もし、馬渕睦夫元駐ウクライナ大使の著書の読者だったり、ネット番組の視聴者だったりする方だったら、馬渕大使がよく仰っていることと同じだと気づかれたかと思います。
この本はあるユダヤ人(後述)が書いた本なのですが、前書きに書かれた日付を見て驚きました。
1979年11月3日なのです。
以下、目次の一部もご紹介します。
5章の最初の方なんて、かなり興味を引かれませんか?
また、目次の「ユダヤ人」を「共産主義者」と置き換えたら、最近よく聞く話だというのが分かるかと思います。これを「ユダヤ人」(=ナショナリストではなくグローバリストのユダヤ人)とはっきり言っている方は少ないのですが。
「グローバリズム」や「ディープステート」という言葉は直接には出てきませんが、そういったことが書かれているのが分かるかと思います。
それが40年も前に、しかも、ユダヤ人自身の手によって書かれていたとは驚きです。
ブログ主など、前書きを読まずに目次だけ眺めたときに、最近のブームに乗って、山本七平(イザヤ・ベンダサン)のようにユダヤ人のフリをした日本人が書いたのかと思ったほどです。
ところで、このエントリーを書くために検索したところ、Amazonのマケプレで古書が売られていることを知りましたが、価格を見てビックリ。絶版で、元々それほど出回らなかったのかも知れませんが。
【2019/05/27追記】この本に付いての補足記事を書きました。→ブログエントリー:【書籍】『あるユダヤ人の懺悔 日本人に謝りたい』(モルデカイ・モーゼ著)/ワイマール共和国に関する補足
【2019/05/26追記】林原チャンネルがAmazonを通じて販売することになったそうです。(右側の商品リンク/新書サイズ) 但し、最初の50冊は即完売とのことで、その後も、入荷しては瞬殺だそうですので、ツイッターをされている方は林原チャンネルのアカウントをフォローしてチェックして下さい。
著者はモルデカイ・モーゼというユダヤ人で、訳者は久保田政男、元々の出版元は日新報道というところですが、ブログ主が入手した本は沢口企画となっています。
聞き慣れない出版社と思われるかも知れませんが、自費出版なのだそうです。
これは本の袖に書いてあって知ったのですが、著者も翻訳者も既に鬼籍に入り、日新報道も2017年に倒産し絶版になったのを、このまま眠らせておくのはもったいないと思ったから、ということだそうです。(下の画像の下半分の黒い部分は帯です。)
(2019/05/26追記:前述のように、今後はAmazonで入手でき、上にAmazonの商品リンクを貼りましたが、以下の文章も残しておきます。)
この本を入手する方法は後でネットで調べれば分かるだろうと高をくくっていたので、購入したときに確認しなかったのですが、もう少し調べて、分かったら追記します。
【追記】復刻版はISBN番号をとっていないそうで、通常の販売ルートには載っていないようです。
以下は本の裏表紙に書かれている説明文ですが、初版の帯に書かれていたものだそうです。
ユダヤの長老が明かす戦後病理の現像
「ユダヤ人は信じられないほど頭が悪かったのだ」とモーゼ翁は告白する。東京裁判、日本国憲法、その他戦後日本に持ち込んだ改革の全てはユダヤ的思考と民族的悲願の所産だった。マルクス主義もユダヤ民族解放事業のための虚構論理だったのだ....ユダヤ民族の真の理想は戦前の君民共治の中にこそ体現されていたという、日本人の蘇生を心から願うユダヤの一長老の懺悔を聞こう。
* * * *
最後に、ご参考までに林原チャンネルの馬渕睦夫大使の動画一覧(再生リスト)のURLを貼っておきます。田中秀道先生の再生リストも挙げたのは、この本の著者が書いたことと田中先生の仰ることとが相通じるところがあるからです。
« 【アイヌ】関東のアイヌ語の地名!?のトンデモ説はどこからきたのか? | トップページ | 面白ニュースと思いきや...大阪メトロのサイト誤訳「堺筋→Sakai muscle」 »
コメント
« 【アイヌ】関東のアイヌ語の地名!?のトンデモ説はどこからきたのか? | トップページ | 面白ニュースと思いきや...大阪メトロのサイト誤訳「堺筋→Sakai muscle」 »
モルデカイモーゼは翻訳者久保田政男の作です。エノラゲイはポール・ティベッツの母親の名前が由来のようです。シオン賢者の議定書も本当に偽書なのか?
投稿: カスミン | 2023/08/28 15:26
イザヤ・ベンダセンさん
コメント、ありがとうございました。
>訳者ということになっている久保田が書いたもののようです
これはどうやら仰るとおりでしょうね。(野球のセリーグとパリーグとか、日本の事情に詳しすぎます。)
しかし、これが日本人が書いたものとしても、と言うか、ユダヤ人のふりをせずに書いたとしても、内容は色褪せないと思います。
投稿: 大師小ブログ管理者 | 2019/10/22 07:12
「山本七平(イザヤ・ベンダサン)のようにユダヤ人のフリをした日本人が書いたのかと思ったほどです。」という風に書かれていますが、それは実際その通りで、この本は訳者ということになっている久保田が書いたもののようです。モルデガイ・モーゼなんていう人物は実在しない偽書です。
投稿: イザヤ・ベンダセン | 2019/10/17 01:31