【アイヌ新法】青山繁晴参議院議員の「アイヌの血を引く方は2割」発言
公開: 2019/02/10 09:27 最終更新: 2019/02/14 10:07
アイヌ新法に関し、自民党内で異論が出、議論があったようです。
後ほど参議院議員の青山繁晴氏のブログをご紹介しますが、7日の夕方、参院本会議の前に行われた議員総会の中でのことだそうです。
すると、さっそく、言葉尻を捉えて北海道新聞が噛みつきました。
青山氏が発したという「アイヌ協会にはアイヌの血を引く方は2割」という発言で、それについては、アイヌ系日本人で、アイヌ協会の不正を糾弾していらっしゃる砂澤陣氏が、あながち間違いではない、とブログやツイッターで発言していらっしゃいます。
この件について該当記事やブログなどを覚え書きとしてメモしておきます。
下は青山繁晴参議院議員の該当ブログエントリーです。経緯が書かれている冒頭部分のみ引用させて頂きます。
http://shiaoyama.com/essay/detail.php?id=1014
取り急ぎの第一報だけですが‥‥
2019-02-08 07:31:02▼いわゆる「アイヌ新法」をめぐる重大な懸念について、参議院の自由民主党議員総会で発言を求めて表明し、党、また党所属の全議員のかたがたに、再考していただくよう不肖ながら要請しました。
▼きのう2月7日木曜、2日間で14時間ほど続いた予算委員会のあと、参議院では夜になって本会議がありました。
本会議の前には、必ず、議員総会が開かれます。
そこで事前に、相談・協議すべき首脳陣とはそのように致し、一回生ながら発言の許可を得ました。
▼そのまえに「日本の尊厳と国益を護る勉強会」 ( まもなく勉強会から、「会」となって発足する準備中 ) を国会内で開き、アイヌ新法を推進している内閣官房の担当官らと厳しい議論を交わしたうえで、この官僚の人々にも、議員総会で正式に懸念を表明することを、伝えました。
本来、官僚に告げる必要はありません。
しかし官僚としては、福田康夫内閣当時に町村信孝官房長官が発した「アイヌは先住民族」という談話に基づいて仕事をするほかないのですから、どれほど激烈な議論になっても、そのあとはあくまでフェアに接することが欠かせません。(後略)
議員総会の様子が伝わります。
上記ブログが公開されたのより時間的は先ですが、北海道新聞がアイヌ協会を取材して記事に書きました。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/274739
「アイヌ協会、血を引く方は2割」 自民青山氏、新法巡り発言 「理解しがたい」協会抗議へ
02/08 05:00
自民党の青山繁晴参院議員(比例代表)は7日の党参院議員総会で、政府が今国会に提出予定のアイヌ民族に関する新法案に触れ、「(北海道)アイヌ協会の中に本当にアイヌの血を引く方(かた)は2割くらいしかいない」と発言した。同協会は発言内容を否定した上で「理解しがたい」と非難しており、今後抗議する方針。
青山氏は法案について「アイヌの血を引く日本国民の文化を保護し、育てるという趣旨は素晴らしい」と一定の評価を示した一方、「北海道在住のアイヌの血を引く方々」からの情報だと前置きして「協会にアイヌの血を引く方は2割くらいしかいない。残りの方々の中に『日本は先住民を差別している』という運動に携わっている方や外国の方々までいる。こういう方々にもしも主導権を握られると、国民の税金の行方として問題だ」などと持論を展開した。
北海道アイヌ協会によると、会員の要件は《1》アイヌの系譜を持つ人《2》系譜を持つ人の配偶者《3》系譜を持つ人の養子―の3点。系譜を持つかどうかは戸籍に基づいて協会が認定しているといい、阿部一司副理事長は取材に対し「2割ということはあり得ない。青山氏は先住民族の権利を認めた2008年の国会決議の趣旨を理解していない。理解しがたい発言だ」と述べた。(藤本卓郎、村田亮)
※下の画像は紙面の同記事(小野寺氏のツイートより拝借)
web版には書かれていませんが、紙面には副理事長の名前が書かれています。この名前を覚えておいて下さい。(後述)
【2019/02/14追記】この記事に関し、元道議会議員の小野寺まさる氏が詳しく論評しています。→こちらのブログ記事に動画へのリンクあり。
この記事を読んで分かるのは、自民党の議員総会を取材した道新の記者が早速アイヌ協会にご注進をし、反応を記事にしたということです。
なお、会員の要件について反論していますが、正確にはこうです。(下図)
まず、「アイヌの血を引かない配偶者」はアイヌではありません。また、記事では「養子」となっていますが、「養育された」と曖昧な表現で、養子縁組が必要かどうかはまでははっきりしていません。
現在、修学補助金などの様々なアイヌ優遇政策は道内だけですが、そのために、道内に住民票を移動して補助金を貰った例やアイヌ系でもないのにその時だけアイヌ協会の会員になって優遇策を受けた例もあると、砂澤氏もご著書や動画の中で仰っています。
下は、砂澤陣氏のブログ『後進民族アイヌ』からの引用ですが、今回の青山議員の発言と、先日の丸山ほだか議員(日本維新の会)の国会質疑に関して最新のブログエントリーで言及されています。
http://koushinminzoku.blog117.fc2.com/blog-entry-403.html
青山繁晴議員と丸山ほだか議員は真っ当な質問をした。
2019-02-08>アイヌ協会は青山議員・丸山議員に対し謝罪要求をするよう動き出していますが、私達日本国民もアイヌ協会に対しアイヌの定義と先住の定義諸々についての説明を求めると共に、アイヌ政策の詐取横領をしている者達が未だにアイヌ協会役員にいるだけではなく市・道・国の審議室に参加している理由や詐取横領された税金が何処に消えているのか?そして過去に発覚したアイヌ政策詐取横領が何一つとして解決されない状況をどう説明するのか?
>青山氏が発言された血を引く方は二割というのは、これ、あながち間違いじゃないのはアイヌ協会が一番理解しているはず。
* * * *
ただ、その後、虎ノ門ニュースで青山氏が話していることを聞いて、正直に言って、少しハラハラしています。
手塚治虫の『シュマリ』を読んで、アイヌ文化に憧れたとか敬意を持っていると仰っていましたが、あれはフィクションであり、既にアイヌ協会のチェックが入っていると、砂澤陣氏が仰っていたし、「アイヌ」によるアイヌ文化の捏造も行われていたからです。
彼等こそアイヌ文化を破壊しています。
もう少し歴史や文化を勉強して頂きたいと思いました。これは、上から目線で言っているのではなく、それほど、彼等は理論武装しているからです。
* * * *
先日、虎ノ門ニュースで有本香さんがアイヌ協会とチェチェ思想(主体思想/北朝鮮のキム一族を称える思想)との関係をちらりと話されていましたが、この人です。
国の進めるアイヌ政策会議に、チュチェ思想礼讃する雑誌に寄稿する人物が参加している。国連の先住民族権利宣言は非常に強い権利を先住民族に与える。これを盾に権利を主張されると、日本は分断される。
砂澤陣氏「北海道アイヌ協会 阿部ユポこと阿部一司」も必読! https://t.co/ByVUVPMwkg pic.twitter.com/UZskgN2Jqm— だいあびぃてぃす (@iddm_from_2005) 2019年2月9日
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当ブログではこの法案に反対する署名に協力しています。
署名を呼びかける『日本国民の声・北海道』のサイトはこちら。
上記サイトの署名ページはこちら。(印刷して使える署名用紙もあり)
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