【在韓米軍慰安婦】韓国人にとっては売春婦は「聖女」である
公開: 2019/01/02 13:02 最終更新: 2019/01/02 18:49
最近読んだ本の覚え書きです。
が、その話をする前に...
先日、フィリピンで胸がすくようなことがありました。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000144287.html
フィリピンにまた慰安婦像 盛大に除幕式も突如撤去 [2018/12/31 19:14]
フィリピン北部のサンペドロ市に28日、慰安婦像が設置されました。しかし、設置から2日後の30日に突如、撤去されました。
現地メディアによりますと、28日、ルソン島のサンペドロ市にある高齢者介護施設の敷地内に旧日本軍の慰安婦の銅像が設置されました。除幕式には市長のほか、韓国の堤川(チェチョン)市の前市長ら合わせて100人余りが出席しましたが、設置から2日後の30日に突如、撤去されました。慰安婦はサンペドロ市側の提案で設置されましたが、フィリピン政府の意向で撤去されたとみられます。慰安婦像を巡っては去年12月にもマニラ市内に設置され、その後、日本政府が遺憾の意を伝えたことなどから4月に撤去されています。
ドゥテルテはん、仕事はやおま!
まぁ、冷静に考えると、フィリピンの法律ではどうなのか良くは分かりませんが、地方分権が確立されていない証拠とも言えます。
しかし、慰安婦の問題は、世界、と言うか、国家レベルではもう事実は分かっているのだと思います。
現在、慰安婦問題に加担しているのは、「市民団体」と日本のマスコミが呼ぶ不思議な団体、(金で丸め込める)市長レベルとか(国家の枠組みを超えたグローバリストが牛耳る)国連人権委員会とかユネスコ(記憶遺産の「慰安婦資料」登録は一旦阻止できましたが)のような組織くらいです。
恐らく、あちこちに中国の影響もあるでしょう。
そして、朝日のような反日マスコミがその尻馬に乗っているだけ。
2014年に朝日が吉田清治の嘘と自らが報じた数々の虚報を渋々ながら認めた際も、「慰安婦問題は女性の尊厳という今日的なテーマだ」などと問題をすり替えていましたが(下図)、まともな頭なら、現在の価値観や法律で過去の出来事を遡及することはしません。
当たり前ですが、「性行為」そのものは違法ではありません。
これが問題となるのは、(その時点で有効な)法律に照らし合わせて違法であったかどうか。たとえば、拉致による性奴隷化とか、強姦、売春・買春という違法行為です。
以前のエントリーでご紹介したように、2000年代にあらためて米政府が第二次世界大戦における日本軍や日本政府の犯罪を調査しても、これといった証拠は何も出てきませんでした。(2007年に米議会に調査結果報告)
既に国家レベルでは、なまじ慰安婦問題、つまり、戦場売春婦の問題に深入りすると、自分の身にブーメランのように降りかかってくることも恐らく分かっているのだと思います。
朝日新聞は拉致行為を否定せざるを得なくなったら、「(不本意ながら売春婦になり)性行為を行った」ことと「強姦」をむりやり同一視していますが、多くの人はそんなことは思わないし、良いこととは思っていないとしても、売春婦という職業が必要悪として存在し続けているのは否定しないでしょう。
但し、個人レベル、あるいは、ある価値観や道徳観を共通して持つ社会においては、非難すべきことであったり、嫌悪感を抱くことである場合もあります。
これは英語でいう『crime』(法律上の罪, 犯罪)と『sin』(道徳・宗教上の罪)の違いのようなものです。
理性的な人なら他人に強要しませんが。
【書籍】『朝鮮戦争で生まれた米軍慰安婦の真実』
前置きを長々と書いたのは、『朝鮮戦争で生まれた米軍慰安婦の真実』(崔 吉城/ハート出版)を読んで、韓国の「性」モラルや戦場での「性」について、日本との違いを考えさせられたからです。
■韓国社会における儒教
著者は1940年(昭和15年)に韓国の38度線にほど近い京畿道揚州というところで生まれています。第1章と2章では家族、特に両親の思い出と少年期に経験した朝鮮戦争(1950年6月25日~53年7月休戦)の思い出を書いているのですが、まず、韓国社会における女性の地位の低さに驚かされます。
崔氏の母親は1898年(明治31年)生まれですが、亡くなったときに戸籍を取り寄せたら、名前が無かったのだそうです。
但し、そこで初めて知って驚いたというわけでも無く、本の中に韓国社会における「人の呼び方」について書かれていますが、韓国では日常生活において、結婚した女性を名前で呼ぶ必要がなく、それでも不便ではないそうです。簡単に言えば、「出身地+宅」(ex.ソウル宅)で事足りるそう。(まあ、日本でも他人に呼ばれるならまだしも、○○のママみたいな自称を使う人はいるけど...)
このエピソードはある種、伏線のようなもので、韓国社会における「儒教」が日本のそれとは違って、もっと深いところで根付いているということが、この本を通じて感じます。(ブログ主の私見ですが、日本における儒教の影響は認めつつ、もっと土着的な、八百万の神とか「お天道様が見てる」みたいな自然崇拝による道徳観に支配されていると思います。)
第2章で語られる朝鮮戦争当時の話にも、この韓国社会独特の道徳観が根底にあります。
■村を救った売春婦
1950年に朝鮮戦争が勃発します。
崔氏の故郷の村は、あるときには北朝鮮の人民軍に占領され、またあるときは中共軍に占領、そして、国連軍(米軍)によって占領され、その合間には韓国軍によって管理されました。
日本では『経済白書』の序文に「もはや戦後ではない」と書かれたのは1956年のことでしたが、その当時、朝鮮半島では戦時中であり休戦後の混乱の時代でした。
そこでは戦時下の性暴力が横行していたのです。
しかも、自分達を守ってくれるはずの韓国軍と国連軍によって。(少し意外ですが、中共軍による強姦は無かったそうです。)
特にひどいのは米軍人による暴行です。
そこで、その村になにが起こったか。
米軍相手の売春婦が徐々に集まり、その中のやり手の女性が更に売春婦を呼び寄せ、崔氏の故郷の村は「売春村」になりました。
しかし、彼女たちのお陰で、村の女性達は米兵に強姦されずに済むようになったのです。それまでは、少年すらターゲットになっていました。
村人は自分達の家を売春宿として貸し出し、貧しい農村の経済状況が一変しました。
売春による経済で潤い始めたのです。
やがて、米兵は別の町に移動し、売春婦も少しずつ去りましたが、中には結婚して村に残った者もいたそうです。韓国社会の道徳観、貞操観念に照らし合わせると唾棄すべき売春婦ですが、村人もそれに加担していた手前、皆、口をつぐんで受け入れたとのことです。
米兵相手の売春婦の呼称として「洋(ヤン)カルボ」(カルボ:売春婦)と「洋公主(ヤンコンジュ)」という2つがあるそうで、基本的には侮蔑語ですが、後者は「西洋の王女」という(字面は)肯定的な言葉です。
現在、米軍相手に売春婦が集まっているのは、基地がある場所で、崔氏の村から売春婦が移動したのは東豆川(トンドゥチョン)だそうです。
また、マイケル・ヨン氏の本では「フッカーヒル」(Hooker Hill)という場所に言及していますが、これ以上は、梨泰院(イテウォン)で検索して見て下さい。(ちょっと調べて見たところ、梨泰院という歓楽街の一角、日本なら「○○横町」とでも名付けられそうな場所のようです。)
■愛国者の側面を持つ売春婦
この本でも紹介されていますが、他の本でもよく紹介される有名な「論介」というキーセン(妓生)がいました。
これは韓国人がある意味大好き()な秀吉の朝鮮出兵の時代の話です。
彼女は加藤清正軍の武将の相手をして酒に酔わせ、その武将を背負って川に飛び込みます。武将は水から上がろうともがいて論介の手を掴みますが、その手を振りほどかずに共に川に沈んだ、という話で、大韓帝国時代(明治41年頃)の小学生の教科書にも書かれていたのだそうです。
崔氏の本では、この論介を祀る祠堂の写真も紹介されていますが、ここは観光客が伝統衣装を着て、つまり、コスプレして写真を撮るスポットになっているとか。
「貞女二夫に見(まみ)えず」という儒教の考えがあります。これは、日本人も理解ができる言葉ですが、韓国ではそういう女性は伝説として扱われ、「烈女」と呼んで、あがめ奉られる存在だそうです。
崔氏の分析によると、「貞操観念」が強いが故に、その貞操を捨ててまで米兵相手に性行為をしていた女性達は「味方のために奉仕する愛国者」なのだそうです。
そして、崔氏の故郷では村を救ってくれた「救世主」でした。
一方、憎き日本兵相手にその貞操を売っていた慰安婦達は、その逆で蔑まれるべき存在というのは理解に難くありません。
しかし、その論理の延長で考えると、大嫌いな日本を攻撃する材料となる慰安婦は、現代の論介なのでしょう。
キリスト教でマグダラのマリアという女性がいますが、慰安婦のおばあさん達は韓国社会における『聖女』であり『イコン』なのではないかと思います。
そう考えると、日本人の感覚では「恥」の象徴のような「慰安婦像」をあちこちに建てて回るのも理解できる気がします。
文筆家の但馬オサム氏は「慰安婦少女像は怨念の象徴、呪像(totem)である」と仰ってますが、「聖女像」なのではないかと思います。
こうして見てみると、日本はもともと性に対しておおらかな面もあり、昭和の時代は家族揃って観ていた時代劇などでも、「岡場所」だの「遊郭」だのが隠すことなく描かれていました。
陰間茶屋(かげまちゃや)などという場所が登場するのはさすがに見ませんが、江戸の風景を描いた浮世絵の題材になっているのを見たことがあります。なお、陰間茶屋とは男色を売る茶屋のことです。
これを、どういう言葉で締めくくったらいいのか分からないのですが、日本では空気のような存在の売春(婦)が、韓国社会ではもっと濃密な存在なのではないかと思います。
最後に書いておきますが、崔氏の本によると、日本の政府が何度も慰安婦問題で「謝罪」したことは、韓国人学生は全然知らないのだそうです。恐らく、報道されていないのでしょう。
■在韓米軍慰安婦問題
最後に、最近知った米兵相手の慰安婦が起こした裁判をご紹介します。
こういうことは日本では報道されませんが、Wikipediaの『在韓米軍慰安婦問題』の項に詳しく書かれています。(以下、記事へのリンクと共に転載)
2009年1月7日(現地時間)、『ニューヨーク・タイムズ』(電子版)が報じた[1][2]。ニューヨーク・タイムズとのインタビューに応じた、元慰安婦の原告女性(Kim Ae-ran)は、韓国政府はアメリカ合衆国軍(国際連合軍でもあった)の一つの大きなポン引き(one big pimp)だったと主張している。朴正煕大統領時代の韓国は貧しく、外貨が不足していたため、韓国当局者は売春禁止法があったにもかかわらず慰安婦たちを称賛し、また売春行為を奨励していたとも主張している。原告女性は韓国当局者から「もっと体を売りなさい。あなた方はドルを得る愛国者だ」と称賛されたとも、インタビューで語っている[6]。
NYTの記事: Ex-Prostitutes Say South Korea and U.S. Enabled Sex Trade Near Bases (By CHOE SANG-HUNJAN. 7, 2009)
2013年11月、野党が朴正煕大統領の決裁署名入りの文書記録をもとにこの問題で政府を追求したことがあったが、政府はこの訴えに真摯に対応せず、韓国マスコミも彼女らは売春婦であったとして無視した。その文書によると、基地村は62カ所あり、「米軍慰安婦」は9935人いたという[6]。
2014年6月25日、米軍慰安婦として働かされたとして韓国人女性ら122人が韓国政府を相手に国家賠償を求める訴訟を起こしたため、マスコミもやっとこの事実を報道した。日本軍慰安婦については日本や韓国政府からすでに一定の賠償も支払われたが、同様の境遇の米軍慰安婦問題については事実関係が明確であるにもかかわらず政府が隠蔽しており、政府からの謝罪も賠償もなく不服だと訴えている[7][8][9]。(後略)
ロイターの記事: Former Korean 'comfort women' for U.S. troops sue own government July 11, 2014 / 7:46 PM / 4 years ago Ju-min Park
ところで、このエントリーのタイトルに「在韓米軍慰安婦」と書いたのは、本のタイトルから取ったのですが、彼女らは「慰安婦」と呼ぶべきでしょうか?崔氏の村に、軍や政府の関与は見られないようですが。
もしかしたら、国連軍の駐屯地が整理されていく中で、国営の慰安所ができたのかも知れませんね。Wikipediaの『妓生』の項に以下のような説明があります。
韓国軍慰安婦
「韓国軍慰安婦」および「在韓米軍慰安婦問題」を参照
大韓民国の成立後に朝鮮戦争が勃発し、戦火で焼き尽くされた国土の復興には莫大な費用が必要になった。朴正煕大統領は、1965年の日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約で獲得した資金を元に復興を進め、在韓米軍を新たな復興への資金源として見出した。当時、駐留米軍に対する風俗店は、朝鮮語でヤクザと呼ばれる非合法の犯罪組織が関与しており、莫大な金額が地下に流出していた。これを一斉に摘発し、新たな国営の娼館制度を代わりに据え、外貨獲得を行った。これが便宜的に国営妓生と呼ばれる制度であり、更なる外貨獲得を目指して、一時はベトナム戦争時など海外にも派遣された。
【書籍】『朝鮮戦争で生まれた米軍慰安婦の真実』レビュー
もう少しこの本について書き留めておきます。
上に書いたように、この本の1章と2章は著者の体験を書いたもので、ここに米軍相手の慰安婦、正確には自発的な売春婦だと思いますが、が崔少年が住んでいた村にやって来て、売春村になった話です。
しかし、この2つの章とそれ以降の章は直接関わりがあるわけではなく、どうしてこのような構成にしたのだろうと思ったのですが、どうやら、2冊の既刊の本を合わせて再編集したらしいことが後から分かりました。
従って、各章の繋がりが悪いのですが、恐らく、出版社の都合で「慰安婦」の文字が必要とされたのかと想像でき、そこは割り引いて考えますが、この本の根底には崔氏が考える「戦争と平和」があり、できれば、そのテーマで、もう少し統一された構成で本を書かせて差し上げたかったと思います。
しかし、ここに書かれている韓国人の考え方や行動は韓国人の著者だからこそ書けるものであり、貴重な証言です。
在韓米軍慰安婦に関する英文記事
念のため、記事全文を下に転載しておきます。
Ex-Prostitutes Say South Korea and U.S. Enabled Sex Trade Near Bases
By CHOE SANG-HUNJAN. 7, 2009
SEOUL, South Korea — South Korea has railed for years against the Japanese government’s waffling over how much responsibility it bears for one of the ugliest chapters in its wartime history: the enslavement of women from Korea and elsewhere to work in brothels serving Japan’s imperial army.
Now, a group of former prostitutes in South Korea have accused some of their country’s former leaders of a different kind of abuse: encouraging them to have sex with the American soldiers who protected South Korea from North Korea. They also accuse past South Korean governments, and the United States military, of taking a direct hand in the sex trade from the 1960s through the 1980s, working together to build a testing and treatment system to ensure that prostitutes were disease-free for American troops.
While the women have made no claims that they were coerced into prostitution by South Korean or American officials during those years, they accuse successive Korean governments of hypocrisy in calling for reparations from Japan while refusing to take a hard look at South Korea’s own history.
“Our government was one big pimp for the U.S. military,” one of the women, Kim Ae-ran, 58, said in a recent interview.
Scholars on the issue say that the South Korean government was motivated in part by fears that the American military would leave, and that it wanted to do whatever it could to prevent that.
But the women suggest that the government also viewed them as commodities to be used to shore up the country’s struggling economy in the decades after the Korean War. They say the government not only sponsored classes for them in basic English and etiquette — meant to help them sell themselves more effectively — but also sent bureaucrats to praise them for earning dollars when South Korea was desperate for foreign currency.
“They urged us to sell as much as possible to the G.I.’s, praising us as ‘dollar-earning patriots,’ ” Ms. Kim said.
The United States military, the scholars say, became involved in attempts to regulate the trade in so-called camp towns surrounding the bases because of worries about sexually transmitted diseases.
In one of the most incendiary claims, some women say that the American military police and South Korean officials regularly raided clubs from the 1960s through the 1980s looking for women who were thought to be spreading the diseases. They picked out the women using the number tags the women say the brothels forced them to wear so the soldiers could more easily identify their sex partners.
The Korean police would then detain the prostitutes who were thought to be ill, the women said, locking them up under guard in so-called monkey houses, where the windows had bars. There, the prostitutes were forced to take medications until they were well.
The women, who are seeking compensation and an apology, have compared themselves to the so-called comfort women who have won widespread public sympathy for being forced into prostitution by the Japanese during World War II. Whether prostitutes by choice, need or coercion, the women say, they were all victims of government policies.
“If the question is, was there active government complicity, support of such camp town prostitution, yes, by both the Korean governments and the U.S. military,” said Katharine H. S. Moon, a scholar who wrote about the women in her 1997 book, “Sex Among Allies.”
The South Korean Ministry of Gender Equality, which handles women’s issues, declined to comment on the former prostitutes’ accusations. So did the American military command in Seoul, which responded with a general statement saying that the military “does not condone or support the illegal activities of human trafficking and prostitution.”
The New York Times interviewed eight women who worked in brothels near American bases, and it reviewed South Korean and American documents. The documents do provide some support for many of the women’s claims, though most are snapshots in time. The women maintain that the practices occurred over decades.
In some sense, the women’s allegations are not surprising. It has been clear for decades that South Korea and the United States military tolerated prostitution near bases, even though selling sex is illegal in South Korea. Bars and brothels have long lined the streets of the neighborhoods surrounding American bases in South Korea, as is the case in the areas around military bases around the world.
But the women say few of their fellow citizens know how deeply their government was involved in the trade in the camp towns.
The women received some support for their claims in 2006, from a former government official. In a television interview, the official, Kim Kee-joe, who was identified as having been a high-level liaison to the United States military, said, “Although we did not actively urge them to engage in prostitution, we, especially those from the county offices, did often tell them that it was not something bad for the country either.”
Transcripts of parliamentary hearings also suggest that at least some South Korean leaders viewed prostitution as something of a necessity. In one exchange in 1960, two lawmakers urged the government to train a supply of prostitutes to meet what one called the “natural needs” of allied soldiers and prevent them from spending their dollars in Japan instead of South Korea. The deputy home minister at the time, Lee Sung-woo, replied that the government had made some improvements in the “supply of prostitutes” and the “recreational system” for American troops.
Both Mr. Kim and Ms. Moon back the women’s assertions that the control of venereal disease was a driving factor for the two governments. They say the governments’ coordination became especially pronounced as Korean fears about an American pullout increased after President Richard M. Nixon announced plans in 1969 to reduce the number of American troops in South Korea.
“The idea was to create an environment where the guests were treated well in the camp towns to discourage them from leaving,” Mr. Kim said in the television interview.
Ms. Moon, a Wellesley College professor, said that the minutes of meetings between American military officials and Korean bureaucrats in the 1970s showed the lengths the two countries went to prevent epidemics. The minutes included recommendations to “isolate” women who were sick and ensure that they received treatment, government efforts to register prostitutes and require them to carry medical certification and a 1976 report about joint raids to apprehend prostitutes who were unregistered or failed to attend medical checkups.
These days, camp towns still exist, but as the Korean economy took off, women from the Philippines began replacing them.
Many former prostitutes live in the camp towns, isolated from mainstream society, which shuns them. Most are poor. Some are haunted by the memories of the mixed-race children they put up for adoption overseas.
Jeon, 71, who agreed to talk only if she was identified by just her surname, said she was an 18-year-old war orphan in 1956 when hunger drove her to Dongduchon, a camp town near the border with North Korea. She had a son in the 1960s, but she became convinced that he would have a better future in the United States and gave him up for adoption when he was 13.
About 10 years ago, her son, now an American soldier, returned to visit. She told him to forget her.
“I failed as a mother,” said Ms. Jeon, who lives on welfare checks and the little cash she earns selling items she picks from other people’s trash. “I have no right to depend on him now.”
“The more I think about my life, the more I think women like me were the biggest sacrifice for my country’s alliance with the Americans,” she said. “Looking back, I think my body was not mine, but the government’s and the U.S. military’s.”
Former Korean 'comfort women' for U.S. troops sue own government
July 11, 2014 / 7:46 PM / 4 years ago
Ju-min Park
PYEONGTAEK South Korea (Reuters) - Cho Myung-ja ran away from home as a teenager to escape a father who beat her, finding her way to the red light district in a South Korean town that hosts a large U.S. Army garrison.
After she escaped home in the early 1960s, her pimp sold her to one of the brothels allowed by the government to serve American soldiers.
“It was a hard life and we got sick,” Cho, 76, said in an interview in her cluttered room in a shack outside Camp Humphreys, a busy U.S. military garrison in the town of Pyeongtaek, south of Seoul.
On June 25, sixty-four years after the Korean War broke out, Cho joined 122 surviving comfort women, as they were called, in a lawsuit against their government to reclaim, they say, human dignity and proper compensation.
The suit comes as an embarrassing distraction for the South Korean government, which has pushed Japan to properly atone for what it says were World War Two atrocities including forcing women, many of them Korean, to serve as sex slaves for its soldiers.
The women claim the South Korean government trained them and worked with pimps to run a sex trade through the 1960s and 1970s for U.S. troops, encouraged women to work as prostitutes and violated their human rights.
The suit was lodged with the Seoul Central District Court and Reuters has seen the document laying out the accusations against the government and a demand for 10 million won ($9,800) in compensation per plaintiff.
The Ministry of Gender Equality and Family declined to comment on the lawsuit. The U.S. military in South Korea said it was aware of reports of the lawsuit.
“USFK has a zero tolerance for prostitution and human trafficking,” a U.S. Forces in Korea spokesman said in response to a request for comment. “Prostitution and human trafficking are cruel, demeaning and incompatible with our military core values.”
“CIVILIAN DIPLOMATS”
The South Korean government was desperate to keep U.S. troops in the 1960s after a devastating but inconclusive war with North Korea and wanted the women to serve as “patriots” and “civilian diplomats”.
The virtuous-sounding titles did little to reflect the life they led. They say they were forced by the South Korean government to undergo degrading checkups for sexually transmitted diseases and if the test was positive, locked up until they were “fit” to work.
“To make sure we didn’t pass on some disease to foreigners, we were tested twice a week, and if it looked abnormal, we would be locked up on the fourth floor, unlocking the door only at meal times, and some people broke their legs trying to escape,” Cho said amid the frequent hum of military aircraft.
Afterwards, they say they were neglected and forgotten, left to live out their lives in poverty, stigmatized for having worked as prostitutes.
The lawsuit is a culmination of work by a handful of small and regional NGOs that came together in 2008 to gather their testimonies and seek legal advice.
This week, an opposition member of parliament led a group of 10 liberal lawmakers to introduce a bill calling for a probe into the program, formal recognition for the contribution made by the women and financial compensation.
Hundreds of former prostitutes continue to live clustered around military bases in South Korea, many of them ill and poor, without family and financially unable to move.
Working through the 1960s and 1970s, the women say they were treated as commodities used to boost a post-war economy.
They say the government, at the time a heavy-handed military
dictatorship, ran classes for them in etiquette and praised them for
earning dollars when South Korea was poor.
“They say we were
patriots at the time, but now they couldn’t care less,” said another
former prostitute, Kim Sook-ja, 70. “We didn’t fight with guns or
bayonets but we worked for the country and earned dollars.”
($1 = 1,020 won)
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