【動画】「リベラル」(liberal)と「左翼」(left)の違いが分かる6つのポイント
たった6分で明確に違いを説明する動画です。
例示の部分では異論もあるかも知れませんが、定義をこれほど簡潔に述べているのは見事。
動画にはスクリプト(台本)も提示されているので、下にそれを引用しておきますが、是非、動画を見て、そのテンポの良さを楽しんで下さい。(プレゼンの参考にもなるかも。)
リベラルと左翼の違いは何でしょうか?
この質問は多くの人を困惑させます。なぜなら、リベラルと左翼は基本的に同じだと考えられているからです。しかし、それは違います。実際のところ、左翼とリベラル主義に共通するものはほとんどありません。
しかし、左翼は「リベラル」という言葉を巧妙に乗っ取ってしまったので、リベラルも左翼も保守も、すべての人がこの 2 つは同義語だと考えています。それはまったくの間違いです。
6 つの例をあげて説明しましょう。
1. 人種。
おそらくこれは、リベラルと左翼の最も明らかな違いです。人種についてのリベラルの考え方は常に以下のようなものでした。
A) 肌の色は重要ではない。
B) 肌の色が重要だと考える人は人種差別主義者である。しかし、左翼の考え方はまったく逆です。 左翼にとって、人種に関するリベラルの態度、すなわち人種は重要でないという態度こそが差別主義者です。
たとえば、カリフォルニア大学では、「人種は1つしか存在しない。それは人類である」という発言を人種差別的であるとして公式にリストアップしています。 また、リベラルは人種統合を熱心に力を注いできましたが、左翼は黒人専用の寮や黒人だけの大学卒業式など、人種の分離をますます押し進めています。
2. 資本主義。
リベラルはずっと資本主義を支持してきました。なぜなら、彼らは自由企業経済を信奉し、多くの人を貧困から救済できるのは資本主義だけだと知っているからです。もちろん、リベラルは保守よりも政府が経済に積極的に介入すべきだと考えていますが、資本主義に反対したことはありません。社会主義を支持したこともありません。資本主義に反対し、社会主義を信奉するのは、左翼の立場です。
3. ナショナリズム。
リベラルは、米国でも、ブラジルでも、フランスでも、国民国家を信じています。しかし、左翼は国民というアイデンティティではなく階級で世界を分割するので、常にナショナリズムに反対します。
リベラルはいつもアメリカの主権と国境を守ろうとしてきましたが左翼は国境の開放を求めています。
スーパーマンの作者がリベラルだった頃、スーパーマンは誇り高き米国人で、「真実、正義、アメリカ流」がモットーでした。しかし、これは数年前に変化しました。作者が左翼に変わったとたん、スーパーマンはアメリカ人であることをやめ、世界市民になりました。
左翼は、ファシズムに続く道だとしてナショナリズムを軽蔑します。私たち全員が国境のない世界に住む「世界市民」である方がよいと言うのです。
4. アメリカの見方。
リベラルは常にアメリカを称揚してきました。
1930~50年代のアメリカ映画は、ストレートに愛国的なアメリカ礼賛映画です。これらの映画はほぼすべて、リベラルにより製作され、監督され、演じられました。 リベラルは米国の不完全さを認識していましたが、エイブラハム・リンカーンの「アメリカは地上最後で最良の希望」という言葉に同意していました。
しかし、左翼は左翼こそが地上最後で最良の希望だと考え、アメリカを人種差別的、性差別的、同性愛嫌い、外国人嫌い、暴力的、帝国主義的だと見なします。
5. 言論の自由。
米国のリベラル以上に「私は君の意見には反対だが、君がそれを主張する権利は命をかけて守る」という言葉を大切にしてきた人はいません。
しかし、左翼は、大学、インターネットを支配するIT企業、そしてほとんど全ての組織や職場で、アメリカ近代史上初の広範な弾圧を主導しています。
もちろん、左翼は「ヘイトスピーチ」だけに反対しているのだと言うでしょう。けれども、左翼は彼らと意見が異なるものすべてを「ヘイトスピーチ」と見なすという事実もさることながら、言論の自由の肝となるのは、あなたや私がヘイトスピーチと見なすものこそを守ることなのです。
6. 西洋文明。
リベラルは常に西洋文明を支持し、守ろうとしてきました。リベラルは西洋独自の道徳的/哲学的/芸術的/音楽的/文学的達成を祝福し、ほぼすべての大学でこれらを教えてきました。アメリカの政治の歴史で最も尊敬されるリベラルであるフランクリン・ルーズベルト大統領は西洋文明、さらにはキリスト教文明を守ることの必要性を何度も説きました。しかし、ドナルド・トランプ大統領がワルシャワで西洋文明を守ることの必要性に触れたとき、左翼メディア、またの名をメインストリーム・メディアは、彼を非難しました。彼らは、西洋文明は他の文明に勝るものではなく、西洋文明とは白人至上主義の婉曲表現に過ぎないと主張しました。
以上のように、リベラル主義と左翼主義は大きく異なるわけですが、なぜリベラルは左翼に反対しないのでしょう? 簡潔に言えば、彼らはずっと右翼を恐れるように教えられてきたからです。 アメリカで最も有名なリベラルのひとり、ハーバード大学法学大学院のアラン・ダーショウィッツ教授は、「リベラルとして、アメリカ人として、ユダヤ人として、私は右翼よりも左翼をはるかに恐れる」と述べています。
リベラルの皆さん、あなたの敵は保守派ではありません。左翼です。
6番目の「西洋文明」は、「日本の国柄」にでも読み替えて、自分なりの例を探したらいいかも知れません。
最後の部分は、日本の場合、少し順序が違います。
日本ではあまりイデオロギーを細分化せず、基本的に「保守」vs.「革新」の構図で語ってきました。
潜在的リベラルがリベラルを名乗る前に左翼がリベラルを名乗ってしまったので、リベラルを標榜する左翼を見て、「ああ、自分は本当はリベラルだったのだ」、と気づいた保守が多いのではないでしょうか。
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