【沖縄】不当私的検問で業務を妨害された依田氏、新たに民事訴訟
動画の覚え書きです。
沖縄本島北部の高江でペンションや農業を営む依田啓示氏の新たな法廷闘争が始まりました。
客を車に乗せて案内している途中に反基地活動家の検問を受け、その際小競り合いになり、活動家に全治3日の怪我を負わせたとして訴えられた依田さんは1審で敗訴しましたが、その裁判では、そもそもなぜ小競り合いがあったか、つまり、前段の部分は一切検証して貰えませんでした。
そこで、依田さんは控訴を断念して、業務妨害の部分を争点に民事訴訟を起こしました。
【依田さんを支援する会のブログ】
2018年10月30日 高江「違法検問」事件の上告断念につきまして
徳永弁護士によるメッセージが掲載されています。
しかし、今回の裁判は単に私的検問を行った活動家(奥間政則氏)に対するものではなく、その背後にいる人物、組織との戦いになります。
たまたま依田さんが被害に遭いましたが、当時、高江ではヘリパット建設を妨害する活動家により私的検問が常態化しており、地元住民の方の多くが迷惑を被っています。
今回の裁判では、依田さんの件に加え、もう一つの私的検問の被害者の件を追加提訴しており、2つの裁判は同時進行していくことになります。この方の場合はその時のビデオが存在します。
従って、この2つのケースが相互に補完する形で、高江での私的検問は個々の活動家の犯罪ではなく、組織化されたものということを立証します。
そして、その組織のトップは山城博治議長なので、依田さんは高江の住民を代表して本丸の山城博治氏と対峙することを決意されたのです。
【沖縄の声】特番!新たな法廷闘争!依田啓示 VS 山城博治[H30/12/1]
2018/12/01 に公開
平成30年11月30日金曜日に放送された『沖縄の声』。依田啓示氏が高江にて反基地活動家らの私的検問に遭遇し、刑事裁判で訴えられ有罪判決となったが、同事件について自ら「平和運動センター」に対して民事訴訟を起こした。本日は、原告の依田啓示氏と弁護士の徳永信一氏をお招きして裁判の概要と流れをご説明いただきます
※ネット生放送配信:平成30年11月30日、19:00~
出演:
江崎 孝(沖縄支局担当キャスター)
ゲスト:
依田 啓示(カナンファーム代表)
徳永 信一(弁護士)
動画は初見でも理解できると思いますが、当エントリーでは、多くの人の目に触れやすいよう番組の内容をテキスト化しておきます。
■関西生コンと社民党系議員との繋がり
徳永弁護士は、関西で関西生コン関係の訴訟も担当しているそうです。(関西生コンについて詳しくは後述) 旧社会党系(社民党、立憲民主党)と繋がりがあり、辻元清美議員や福島瑞穂議員の支援団体です。今回の裁判に直接には関係ありませんが、ここで名前が出た団体や個人名は重要なキーワードとなります。
■社民党と沖縄平和運動センター(山城博治議長)との繋がり
沖縄の活動家には大きく分けて共産党系、社民党系(新左翼系)があり、高江で暴れているのは社民党系の沖縄平和運動センター(山城博治議長)です。
山城博治氏は、2010年の第22回参議院議員通常選挙沖縄県選挙区に無所属、社民党・沖縄社会大衆党推薦で立候補(結果は落選)したこともあり、社民党との繋がりは強く、福島瑞穂議員から沖縄平和運動センターへの寄付もしており、27年度後援会収支報告書に1300万円の記載があります。
2016-11-04 05:27:53付け狼魔人日記『福島瑞穂、犯罪者に寄付!1300万円』に報告書画像あり
依田さんによると、
高江は本来共産党のテリトリーで、山城博治氏は元々辺野古を根城にしてた“平和活動家”。
翁長知事の時代に埋め立てに関する裁判の関係で辺野古の工事が一旦止まった時期があり、反基地活動家もそこでの抗議活動を止め、高江に注力した。
2016年7月末に急に高江に押し寄せてきて、今まで高江のヘリパット建設を許さない会が中心だった反基地活動が、その時から山城博治が中心の活動に変わった。
とのことです。沖縄の新聞記事をウォッチしている江崎孝氏のブログで依田さんの事件(2016年9月17日)があった2016年9月のバックナンバーを見ると、確かにこの頃は高江での抗議活動一色です。
■山城博治氏と奥間政則氏の繋がり
これは高江で沖縄防衛局の職員に乱暴する有名な動画で2人が一緒に映っており、それを観ると、奥間氏が山城氏の片腕のような存在だということが分かります。
【ノーカット配信】沖縄ヘリパッド移設反対派リーダーが逮捕~2016年8月5日(金)沖縄・高江での抗議活動【ザ・ファクト】
上の動画は、沖縄防衛局職員が高江の違法テントを撤去するようにと警告文を貼る作業をしてた時のものだそうです。
今後の日程
今回の番組は第2回口頭弁論の前の進行協議後の報告でした。
進行協議は文字通り、今後の裁判の進め方などを話し合うものですが、第1回口頭弁論では相手は欠席だったそうです。同じ事件で既に刑事訴訟では勝っている余裕からのようですが、進行協議で、実は争点が違うと分かり、相手の弁護士は驚いていた様子だったそうです。
裁判所側も同様だったようで、本裁判の目的を説明し、追加提訴によって依田さんのケースの証拠とするというようなことを答えたら、裁判所も飲み込めた様子だったそうです。
次回、第2回口頭弁論は1月30日で、依田さん自ら冒頭陳述することになります。
関西生コン
関西生コン関係者の逮捕については首都圏ではほとんど報じられませんが、正式には「連帯ユニオン関西地区生コン支部」(執行委員長:武建一)』(大阪府大阪市西区川口1丁目)という労働組合です。しかし、労働組合とは名ばかりで恐喝を繰り返し、既に多くの逮捕者が出ています。
https://www.sankei.com/west/news/181127/wst1811270009-n1.html
関西生コン支部8人逮捕へ 威力業務妨害容疑 滋賀県警
2018.11.27 07:23|
滋賀県大津市内の大手住宅メーカーの施工現場で、現場責任者らに因縁をつけて工事を妨害したとして、滋賀県警が27日にも威力業務妨害の疑いで、全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部(関生支部)の幹部ら8人を逮捕する方針を固めたことが26日、捜査関係者への取材で分かった。
県警は住宅メーカーに圧力を加えることにより、関生支部と提携関係にある業者と生コンクリートの供給契約を結ぶよう働きかける狙いがあったとみている。
捜査関係者によると、逮捕されるのは、いずれも別の恐喝未遂事件で起訴されている、関生支部副執行委員長の湯川裕司(45)、同執行委員の城野正浩(57)、松尾紘輔(37)の3被告のほか、京都市山科区の男性幹部(39)ら5人の計8人。
男性幹部らは共謀の上、平成29年2月から同3月にかけて、大津市内の住宅建築現場で現場責任者や作業員らに対し、「ブルーシートが現場からはみ出ているが、道路使用許可は取っているのか」などとしつこく因縁をつけ、業務を妨害した疑いが持たれている。
関生支部は同様の事件を近畿一円で繰り返していたとみられている。これまでに執行委員長の武建一容疑者(76)=恐喝未遂罪で起訴、威力業務妨害容疑で再逮捕=をはじめ幹部、組合員ら計26人が恐喝未遂や威力業務妨害容疑で滋賀県警と大阪府警に逮捕されており、全容解明に向けて捜査が続けられている。
反基地活動にも大きく関わっており、デモにはミキサー車も投入されているし、辺野古の海で作業を妨害しているカヌーには関西生コンの文字が書かれています。
ところで、番組の最後の方で、脱線ついでに辻元清美議員の話題にもなりましたが、ここで徳永弁護士が「当局もその辺りに関心を持って捜査をしていると聞いている」との発言がありました。
前述のように、徳永弁護士は関西生コンを相手とした裁判も担当しているのですが、それは関生が名誉毀損で訴えた裁判の被告側弁護らしく、訴えを起こされた後に26人も逮捕されたので楽勝だとちょっと油断をしているなどと仰っていました。
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