【慰安婦問題】2007年に米議会に報告されたIWGレポートとは
先日のエントリーで『決定版 慰安婦の真実-戦場ジャーナリストが見抜いた中韓の大嘘』(マイケル・ヨン著)という本をご紹介しましたが、ここに書かれているレポート49と2007年に発表されたIWGレポートについて、ブログ主のインデックスとして関連するリンクを貼っておきます。
まず、IWGレポートとは、ナチスと日本の戦争犯罪を暴くことを目的として、8年間の年月と総額3千万ドルをかけて膨大な書類を再調査した結果を報告したもので、日本に関しては慰安婦犯罪をターゲットにしました。
しかし、それだけの費用と労力をかけても、売春を強要していた証拠は見つからなかった、というものです。
これが2007年に連邦議会に提出されたのに、2014年にマイケル・ヨン氏がFacebookで言及するまで公にならなかった経緯はよく分からないのですが、恐らく、「証拠はなかった」ということを隠蔽したい勢力があったからではないかと想像します。
もう一つ、レポート49というのは、1944年にOWI(米国戦争情報局)が発表した報告書で、これは1944年にビルマで米軍の捕虜となった日本軍兵士や韓国人慰安婦に対して行った聞き取り調査です。これも、“性奴隷”ではなかったことが分かるものです。
ブログ主は上記レポートについて、秦郁彦氏や西岡力氏が書いたものなどで存在を知っていたのですが、既に“性奴隷”などではないと確信していたため、今まで実際の報告書を確認することはありませんでした。
この本をきっかけに調べて見たところ、ケント・ギルバート氏のブログなど、分かりやすい資料が見つかったので、ここにメモしておこうというものです。
しかし、最初にこのブログの結論を書いてしまうと、こうした資料が一部の人間やメディア、と言っても、ネットでは一般人の間でも広く知られていたのに、結局未だに韓国(や中国)、朝日新聞が垂れ流すデマが世界中に流布されたままになっていることが問題なのです。
大きな力が働いていると見なくてはならないでしょう。
それを感じさせるのが、今年、瞬く間に広がった、#MeToo運動、そして、ノーベル平和賞が戦場での性被害に取り組んだ人物に贈られたこと。
平和賞受賞者はこの問題に取り組み、貢献したのだとは思います。しかし、何か大きな成果を今年出したのでしょうか?相応しい人物がいたからというより、テーマが先に決まっていたように思えるのです。昨年の「反核運動」もそうでした。
IWGレポート 関連リンク
◇マイケル・ヨン氏のFacebook記事(リンク先はケント・ギルバート氏のブログで、IWGレポートについて書いた記事を日本語に訳してくれています。(ヨン氏の著書を紹介した際に説明したように、本はFBを元にまとめたものです。)
◇IWGレポート(PDF): http://www.archives.gov/iwg/reports/final-report-2007.pdf
◇Wikipedia: ナチス戦争犯罪と日本帝国政府の記録の各省庁作業班 (IWG)
◇下は2014年にIWGレポートを報じた産経の古森義久氏の記事。
https://www.sankei.com/world/news/141127/wor1411270003-n1.html
米政府の慰安婦問題調査で「奴隷化」の証拠発見されず…日本側の主張の強力な後押しに
2014.11.27 05:10
米政府がクリントン、ブッシュ両政権下で8年かけて実施したドイツと日本の戦争犯罪の大規模な再調査で、日本の慰安婦にかかわる戦争犯罪や「女性の組織的な奴隷化」の主張を裏づける米側の政府・軍の文書は一点も発見されなかったことが明らかとなった。戦時の米軍は慰安婦制度を日本国内の売春制度の単なる延長とみていたという。調査結果は、日本側の慰安婦問題での主張の強力な補強になることも期待される。
米政府の調査結果は「ナチス戦争犯罪と日本帝国政府の記録の各省庁作業班(IWG)米国議会あて最終報告」として、2007年4月にまとめられた。米側で提起されることはほとんどなかったが、慰安婦問題の分析を進める米国人ジャーナリスト、マイケル・ヨン氏とその調査班と産経新聞の取材により、慰安婦問題に関する調査結果部分の全容が確認された。
調査対象となった未公開や秘密の公式文書は計850万ページ。そのうち14万2千ページが日本の戦争犯罪にかかわる文書だった。
日本に関する文書の点検基準の一つとして「いわゆる慰安婦プログラム=日本軍統治地域女性の性的目的のための組織的奴隷化」にかかわる文書の発見と報告が指示されていた。だが、報告では日本の官憲による捕虜虐待や民間人殺傷の代表例が数十件列記されたが、慰安婦関連は皆無だった。
報告の序文でIWG委員長代行のスティーブン・ガーフィンケル氏は、慰安婦問題で戦争犯罪の裏づけがなかったことを「失望」と表明。調査を促した在米中国系組織「世界抗日戦争史実維護連合会」の名をあげ「こうした結果になったことは残念だ」と記した。
IWGは米専門家6人による日本部分の追加論文も発表した。論文は慰安婦問題について(1)戦争中、米軍は日本の慰安婦制度を国内で合法だった売春制の延長だとみていた(2)その結果、米軍は慰安婦制度の実態への理解や注意に欠け、特に調査もせず、関連文書が存在しないこととなった-と指摘した。
ヨン氏は「これだけの規模の調査で何も出てこないことは『20万人の女性を強制連行して性的奴隷にした』という主張が虚構であることを証明した。日本側は調査を材料に、米議会の対日非難決議や国連のクマラスワミ報告などの撤回を求めるべきだ」と語った。(ワシントン駐在客員特派員・古森義久)
【ナチス戦争犯罪と日本帝国政府の記録の各省庁作業班(IWG)】 クリントン政権時代に成立した「1998年ナチス戦争犯罪開示法」と「2000年日本帝国政府開示法」に基づき、第2次大戦での日独両国の戦争犯罪の情報開示を徹底させる目的で00年に始まった調査。国防総省、国務省、中央情報局(CIA)、連邦捜査局(FBI)などに未公開の公式文書を点検し戦争犯罪に関する資料の公開を指示した。
レポート49:Japanese Prisoner of War Interrogation Report No. 49 (1944) 関連リンク
◇レポートは紙を画像またはPDFにしたものなので、一番読みやすいのは、テキストにして対訳を付した、テキサス親父ことトニー・マラーノ(Tony Marano)氏のサイトです。→ http://texas-daddy.com/comfortwomen.htm
ここで、“「慰安婦」とは、売春婦、もしくは、「軍を追いかけている売春婦」、つまり「追軍売春婦」以外の何者でもない。”と結論づけています。
◇Wikipedia: 日本人戦争捕虜尋問レポート No.49
マイケル・ヨン氏の新刊: 歴史戦の真実 米国人ジャーナリストがただす本当の歴史と日本(2019年2月2日発刊)
新刊本は現在Amazonで予約受付中です。
おまけ: 秦郁彦氏インタビュー(2018/11/29読売)
この中でレポート49にも触れており、ここに書かれていることを吉見義明氏に質してもまともに答えなかったというエピソードも書かれています。
ブログ主メモ(Tweet): https://twitter.com/Daishi_hundred/status/1077105945912594432
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