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2018/11/29

【沖縄】シナとの冊封体制と渡来人「久米三十六姓」

このブログでは時々「孔子廟裁判」のことを取り上げてきました。

この裁判は久米三十六姓と呼ばれる人達の孔子廟の土地を那覇市(当時、翁長雄志市長)が無償で貸していることに対して、賃借料を請求することを求めたもので、被告は那覇市ですが、久米崇聖会(くめそうせいかい:シナから渡ってきた三十六姓の子孫のための団体)は補助参加人となっています。(裁判について詳しくはこちら

この久米崇聖会に代表されるシナからの渡来人の存在は、沖縄のシナ化や、中国や一部の人間が目論む沖縄独立運動に関わるので、ここでまとめておこうと思います。

 

 

 

 

沖縄(琉球)とシナ(明)との交流が書物に現れるのは1372年だそうです。

この時代は、室町幕府第3代将軍足利義満(在職1368~1394)の時代。シナでは明(1368~1644)が興ってさほど経っていない頃で、琉球の察渡王(さつとおう)が明の光武帝に入貢した記録が残っているそうです。

琉球が薩摩の支配下に置かれたのが1609年なので、シナとの冊封関係は既に2百年以上続いていますが、朝貢貿易の関係にあったからとは言え、と言うか、だからこそ、シナの領土の根拠とはなりません。

 

明は建国以来、鎖国政策を採っており、冊封国にシナ人を在留させて貿易の政務を担当させていますが、琉球では久米という地がその在留地となっていました。

更に、明が滅んで清(1616~1912)が興った時に満州人(女真族)の支配を嫌ってシナから琉球に渡ってきた三十六姓の部族が現在も久米三十六姓と呼ばれる人達の祖先(【※1】)だそうで、この一族の子孫には仲井真弘多(なかいまひろかず)、稲嶺恵一(いなみねけいいち)元沖縄県知事がいます。

 

従って、長らく久米は、さながらシナの租界地のようで、19世紀まで中国語(ここでは取り敢えずそう呼んでおきます…【※2】)が話されており、明治期の琉球処分(廃藩置県)の頃は、日本の支配下に置かれることを嫌って清に逃げたり(「脱清人」)、挙兵を求めて清に渡ったりしたそうです。

また、日清戦争の時は清の勝利を願って祈っていたとのことです。

 

【※1】この説明は『沖縄よ、甘えるな!』(惠隆之介著/WAC出版)の説明を参照しましたが、前述の孔子廟裁判のエントリーでは、徳永弁護士が明の時代に貿易のために官僚組織としてきた人達と説明しています。

なお、Wikipediaの『久米三十六姓』の項には、「久米三十六姓(くめさんじゅうろくせい)は、1392年に明の洪武帝より琉球王国に下賜されたとされる閩人(現・福建省の中国人)の職能集団、及びその後三百年間にわたり閩から渡来した者や首里・那覇士族から迎え入れた人々の総称。」と書かれており、どちらも間違いではないようです。

いずれにしても、徳永弁護士が説明したように、「彼等は“文明の国からやって来たプライド”を持ち、沖縄の土着の人達と交わろうとしなかった」というのは19世紀まで中国語を話していたという惠氏の本と一致します。

 

【※2】長崎純心大学の石井望准教授のブログでは、久米三十六姓の出身地の福建人は非シナ人(石井教授は「非チャイナ人」と表記)であると説明しています。

 

 

ブログに掲載されているのは『そうだったのか 沖縄!』(仲村覚著/示現舎)の1ページで、この章の見出しは「尖閣を案内した福建三十六姓はチャイナ人ではなかった」となっています。

彼等は琉球に渡るにあたり、シナの戸籍を離脱しており、法的には琉球国人であり、シナ人ではないこと、漢字文化圏ではあるが非チャイナ語圏であることが書かれており、興味深いです。

日清戦争後、日本が台湾を統治するときに、“中国語”を学んだ日本人の話す言葉が台湾では全く通じなかったということを本で読んだことがありますが、台湾語もまた福建方言の系統です。

 

ここまででも分かるように、シナからの渡来人は官僚として特権階級であり、一方、平民は過酷な年貢を課せられ(【※3】)、また、本土のような寺子屋もなかったので、平民は読み書きもままならず農奴として苦しめられていました。庶民が学校に行けるようになったのは、沖縄県の設置以降です。

 

【※3】琉球において強力な中央集権体制が敷かれたのは1477年に即位した尚真(しょうしん)王からで、この時代に文官による専制政治体制が確立されました。

尚真は石垣、宮古、奄美五島を武力で併合。(←薩摩による支配を侵略だと言うが、このことには触れないのが沖縄の歴史) 離島住民には人頭税の他、本島の3倍の重税を課していました。

 

惠氏の著書では、いかにシナからの移民が特権を有していたかを物語る別のエピソードも紹介されています。

尚真王の時代から北京への官費留学生(=官生/かんしょう)は久米村の住民からとされていましたが、尚温王(在位:1795 - 1802)が官生の4人の内2人を首里士族から選ぼうとしたところ、久米村民が暴動を起こしたそうです。尚温王は19歳で早世しますが、毒殺説もあるとのことです。

 

* * * *

 

おそらく、ブログ主が知らないだけで歴史的には立派な渡来人もいたとは思いますが、孔子廟裁判に見られるように、数百年に渡る特権階級が今でも続いていることを考えると、前述の「孔子廟裁判」が単に市の公費問題に留まらないというのがお分かりだと思います。

 

【関連記事】 【沖縄】玉城デニー沖縄の李氏朝鮮化-首里城祭の三跪九叩頭の礼(さんききゅうこうとうのれい)-

 

 

 

参考図書

  • 『沖縄よ、甘えるな!』(惠隆之介著/WAC BUNKO 226/ 新書 – 2015/9/17
  • 『そうだったのか「沖縄!」 』: 仲村覚 (著, 監修, 編集, その他), 仲村俊子 (著), 石井望 (著), 江崎孝 (著) /示現舎 (2015/5/9)
  • 『沖縄はいつから日本なのか 学校が教えない日本の中の沖縄史』: 仲村 覚 (著) /ハート出版 (2018/4/18)

 

 

 

 

 


 

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