【徴用工・慰安婦】英字紙ジャパンタイムズが英語表記の「強制性」を除いた表現に変更
公開: 2018/11/30 13:51 最終更新: 2018/12/01 10:18
Twitterで見つけた情報です。
ブログでは文字数に余裕があるので、もう少し説明を加えます。
【重要】「徴用工」という呼称が不適切との指摘を考慮してか、ジャパンタイムズが、“forced labor”を“war time laborers”に訂正すると宣言。同様に、慰安婦に関しても、強制連行や性奴隷を想起させる表現から修正するとのこと。@KentGilbert01@jcn92977110 pic.twitter.com/6PzrEhZOiD
— CatNA (@CatNewsAgency) 2018年11月30日
読みやすいように、上のツイートに埋め込まれている画像を下に転載させて頂きました。本日(11月30日)付の“The Japan Times”の編集者からのお知らせです。
これによると、
「(いわゆる)徴用工」は、“forced laborer”(強制された労働者)から“war-time laborers”(戦時労働者)に変更。
“forced laborer”はミスリーディングさせる可能性があり、事実は様々な労働形態があったことからという理由です。
また、「慰安婦」は英語で“comfort women”(「慰安婦」の直訳)に付随して“women who were forced to provide sex for Japanese troops before and during World War II”(第二次世界大戦中および前に日本軍に性奉仕を強要された女性)と説明を加えていたのを、“women who worked in wartime brothel, including those who did so against their will, to provide sex to Japanese soldiers”(戦時売春宿で働いていた女性、中には意思に反しての者も含み、日本軍に性奉仕をするために働いていた女性)のようにに変更とのことです。
どちらも“forced”(強要・強制された)という単語を外しています。
【2018/12/01追記】 “women who worked in wartime brothel, including those who did so against their will, to provide sex to Japanese soldiers” という表現について、もう少し考えてみました。
この中で、“including those who did so against their will”は挿入句の形を取っています。これを取れば“women who worked in wartime brothel to provide sex to Japanese soldiers” となり、「日本軍に性奉仕をするために戦時売春宿で働いていた女性」となります。
日本語に訳すとこういう語順になりますが、まず、“women who worked in wartime brothel” と、「戦時売春宿で働いていた女性」と言い切っていて、その後に説明が続くわけです。
何のために働いていたかというと、“to provide sex to Japanese soldiers” (日本軍に性奉仕をするため)。
本来はこれで十分なのですが、「意思に反して」(“against their will”)を入れたくて挿入句にしたのでしょう。
しかし、“including” (~を含んで)という表現のために、中には「自ら進んで」(voluntarily)慰安婦になった女性がいるということが言外に含まれてしい、逆効果なのでは?と思います。
* * * *
この件に関し、櫻井よしこ氏を理事長とする国家基本問題研究所が記事を書いています。
2018.11.30 (金) 徴用工の正しい表記
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I appreciate your comment. I've corrected the misspelling.
投稿: 大師小ブログ主 | 2019/01/15 11:51
A word of soldier in the above article is misspelled.
投稿: | 2019/01/15 11:02