【台湾/東京五輪】IOCが台湾正名を正式に不許可?
台湾の方達の間で広がっている「台湾正名」運動-台湾の名前で東京オリンピックに参加を!-という動きは、全国的な広がりとなり、とうとう国民投票(台湾では「公民投票」と呼ぶ)が今月24日に行われることとなりました。
この国民投票は他にもいくつかの投票項目があり、東京オリンピックの件はその内の一つに過ぎないのですが、この投票の内容を正確に書くと、「(チャイニーズ・タイペイではなく、)台湾の名前で出場できるよう、IOCに申請せよ」ということを政府に求めるものです。
この国民投票は、今年の7月に、台中市で2019年に開催予定だった国際スポーツ大会「東アジアユースゲームズ」が、中国の圧力によって中止になったことから、署名する人が急激に増え、国民投票を実施するに十分な署名集まったことで実現しました。
しかし、その気勢をそぐような発表がIOCよりあったということを19日、NHKが報じました。
詳しいことが分かれば追記しようとは思っていますが、取り敢えずそのニュースを記録しておこうと思います。
記事で気になるのは、これを明らかにしたのが台湾のオリンピック委員会であることです。
記事には書かれていませんが、台湾オリンピック委員会というのは国民党が牛耳っている組織です。
中国共産党と国民党が争っていたのは蒋介石の時代の話で、現在は中国(中華人民共和国)の犬と化し、署名を行っている最中も台湾オリンピック委員会は様々な情報を流して攪乱していました。この夏に台湾南部に慰安婦像を建てたのも国民党(ブログエントリー『【台湾】台湾版慰安婦「肉体慰労隊」と「軍中楽園」』参照)。
日本と台湾との友好関係を分断し、台湾を中国の一部にしようとしているのが国民党です。
こうした背景から、今回の報道ももう少し注意深く観る必要があります。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181119/k10011716361000.html
IOC 台湾呼び方変更認めない方針 住民投票に影響も
2018年11月19日 19時11分オリンピックに出場する際の台湾の呼び方を「チャイニーズ・タイペイ」から「台湾」に変更するかどうかを問う住民投票が予定されていることをめぐり、IOC=国際オリンピック委員会は変更を認めない方針を示しました。
台湾のオリンピック委員会はIOCから届いた今月16日付けの手紙について19日、内容を明らかにしました。
この中でIOC側は、1981年に台湾と合意した「チャイニーズ・タイペイ」という呼び方について、ことし5月に開いた委員会で、変更を認めない方針を決めたとしています。
そして台湾が呼び方の変更を求めた場合、合意を履行せず、IOCの決定に介入したとして、台湾のオリンピック委員会の資格を停止する措置がとられる可能性もあるとしています。
台湾では、市民団体がおよそ43万人分の署名を集めたことを受けて、今月24日、東京オリンピック・パラリンピックなどに参加する際の呼び方を変更するかどうかを問う住民投票が行われる予定です。
今回示された方針は住民投票で呼び方の変更に賛成する票が多数となった場合でも協議には応じないとするIOCの立場を明確にした形で住民投票の行方に影響を及ぼす可能性がでています。
取り敢えず、ここまでで公開します。
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