【沖縄】早くもヘタレた玉城デニー県知事、初議会で「公約違反も」
17日、沖縄県が撤回した「辺野古埋め立て」に対し、撤回の効力を一時的に停止する執行停止の申し立てを行うとともに、撤回の取り消しを求める審査請求を行いました。(【※1】)
当初は、この報道があったときに覚え書きとしてブログに内容をメモするつもりでしたが、web記事をコピペして保存している間に時間が経ち、沖縄県では玉城デニー県知事になって初めての県議も始まりました。
従って、このエントリーでは17日以降の動きなども含め、関連する情報を纏めておきます。
17日の決定の翌日の読売新聞の記事では、今後考えられる流れとして、以下のような図を掲載していましたが、後述する又吉康隆氏のブログによると、
県議会10月定例会の代表質問が19日午前10時から始まったが、選挙で訴えた辺野古新基地建設阻止についてデニー知事は「法的措置ではなく対話によって解決策を求めていくのが重要だ」と主張した。12日に面談した安倍晋三首相と菅義偉官房長官に対して「沖縄の声に真摯に耳を傾け、早急に話し合いの場を持つよう求めた」と話したことを明らかにした。
とのことで、下の図の赤い破線で囲んだ部分の措置はとらないため、数週間で工事は再開されると見られ、以前、翁長県知事が「埋め立て承認の『取り消し』」を行った時には約2週間で再開されたので、今回も同様の期間で工事が再開すると思われます。
翁長氏の場合は、「埋め立て承認の『取り消し』」自体は最高裁まで争い=破線で囲んだ部分=翁長氏が敗訴。「『取り消し』の取り消し」を行いましたが、玉城デニー知事は「対話で解決」するのだそうです。
又吉氏も書いていますが、玉城デニー氏の選挙前公約は、“「阻止」→「要望」→「話し合いと知事になると主張が180度も変わった”わけです。また、沖縄メディアは「新基地」と書き立てますが、既にある基地(キャンプシュワブ)の海上に飛行場を増設するものであり、玉城知事ともども嘘をついています。
そもそも玉城氏は「翁長前県知事の遺志を継ぐ」などと言いながら、本来翁長氏がやるべきだった「埋め立ての『撤回』」から逃げ、県知事選前に謝花副知事に『撤回』をやらせたのです。もちろん、これは、工事を止めることによる莫大な賠償金から逃げるためで、翁長氏すら逃げ回っていたものです。
首都圏のメディアではほとんど報道されませんでしたが、病気で弱り切った翁長氏の元には活動家が押しかけ、『撤回』を迫っていました。
今回、翁長氏の遺志を継ぐはずの玉城氏は、(無論、無駄な労力なのでやるべきではありませんが)翁長氏のやった法廷闘争からも逃げることになり、今後は反基地活動家が騒ぎ立てるでしょう。
玉城氏は出馬表明の時に記者から乗せられて「いざとなったら、夫婦で辺野古に座り込む」と答えていましたが、現役知事が活動家と座り込みをするという前代未聞の光景が見られるかも知れません。
なお、今回、国は「執行停止の仮処分申請」とは別に、行政訴訟法に基づいて執行停止を裁判所に申し立てるという方法ではなく国土交通大臣に対して執行停止を申し立てました。この後のスケジュールは又吉氏のブログに簡潔に書いてあるので引用させて戴きます。
沖縄防衛局職員らが17日午後、東京・霞が関の国土交通省に関係書類を提出した。それを受けて国交省は18日午前、県庁を訪れ、執行停止に対する意見書を25日までに提出するよう県に求めた。そして、防衛局から提出された県の承認撤回は不当であるという申し立てに関する資料一式を提出した。県は25日までに防衛相への反論を提出しなければならない。
国交省は防衛省と県の主張を審査して、数か月後にどちらが正しいかの判断を下すが、県の承認撤回は不当との判断を下すのは明らかである。
19日から始まった沖縄県の定例会では他に、那覇軍港の浦添移設を容認する発言や、公約では地元市町村に財政負担を求めないとしていた北部基幹病院の整備費用について負担の含みを持たせる発言をするなど、早くも沖縄二紙による批判的な記事(【※2】)が出ています。
さあ、どうする! m9っ`Д´)!玉城デニー!
* * * *
【※1】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181017/k10011674701000.html
防衛省 普天間基地の辺野古移設で法的措置
2018年10月17日 18時29分沖縄のアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐり、沖縄県が埋め立ての承認を撤回したことを受けて、防衛省は工事の再開を目指し、行政不服審査法に基づいて、埋め立ての法律を所管する国土交通大臣に撤回の効力を一時的に停止する執行停止の申し立てを行うとともに、撤回の取り消しを求める審査請求を行いました。
アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐり、沖縄県はことし8月、死去した翁長前知事の遺志を受け継ぎ、国が講じた環境保全対策に問題があるなどとして埋め立ての承認を撤回したことから、現場の埋め立て工事は中断しています。
これを受けて防衛省は17日午後、行政不服審査法に基づき、埋め立て承認の根拠となる公有水面埋立法を所管する国土交通大臣に対し、撤回の効力を一時的に停止する執行停止の申し立てを行うとともに、撤回の取り消しを求める審査請求を行いました。
国土交通省は今後、沖縄県の主張を確認したうえで申し立てを認めるかどうか判断することにしていて、防衛省は執行停止が認められれば埋め立て工事を再開したい考えです。
■防衛省の法的対抗措置とは
今回の防衛省の対抗措置は、埋め立て承認の根拠となる公有水面埋立法を所管する国土交通大臣に対し、行政不服審査法に基づいて申し立てたものです。
行政不服審査法は、国や自治体の、違法、または不当な処分に関して国民が迅速な手続きのもとで不服申し立てを行うことができます。
防衛省は「埋め立て事業を行う沖縄防衛局の権利が侵害され、速やかな回復が必要だ」として、撤回の効力を一時的に停止する、執行停止の申し立てとともに、「『環境保全対策の不備』といった沖縄県の指摘は当たらない」として、撤回の取り消しを求める審査請求を行いました。(以下略)
【参考】
【沖縄・日本・アジア・世界 内なる民主主義】-又吉康隆氏のブログ
デニー知事の沖縄アイデンティティーは移設賛成県民排除を正当化する怖い独裁イデオロギーである(2018/10/17)
デニー知事の「法治国家として、あるまじき行為だ」にはあきれる。それは県だ(2018/10/18)
え、選挙公約は辺野古移設阻止なのに「対話で解決」?支持者への裏切りだ(2018/10/20)
【狼魔人日記】-江崎孝氏のブログ
デニーさん!およしなさい無駄な抵抗は、防衛省、法的措置、普天間基地の辺野古移設で法的措置10(2018/10/18)
【※2】
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-820956.html
玉城知事 新基地建設は「対話で解決」、那覇軍港の浦添移設は「経緯踏まえ認める」
2018年10月19日 12:30
県議会10月定例会の代表質問が19日午前10時から始まった。玉城デニー知事にとって初の代表質問。知事選で訴えた辺野古新基地建設阻止に向けて「法的措置ではなく対話によって解決策を求めていくのが重要だ」と主張した。12日に面談した安倍晋三首相と菅義偉官房長官に対して「沖縄の声に真摯に耳を傾け、早急に話し合いの場を持つよう求めた」と述べた。
午前最初は野党の沖縄・自民会派長の島袋大県議が登壇し、玉城知事の政治姿勢などをただした。
那覇軍港の浦添移設については「返還が実現すれば基地負担の軽減、跡地の有効利用により発展に寄与すると考えており、これまでの経緯を踏まえ、浦添移設を認めることになると考えている」と容認する考えを示した。
知事選の公約で地元市町村に財政負担を求めないとしていた北部基幹病院の整備費用については「基幹病院が持続的に医療提供体制を維持するには、市町村の応分の負担は必要と考えている。市町村と協議していきたい」と含みを持たせた。
島袋県議は、玉城知事の新基地建設阻止に向けた取り組みについて「具体的な解決策を用いていない」と指摘し、北部基幹病院に関する答弁などについて「公約違反だ」と強く批判した。さらに、玉城知事が提唱する「新時代沖縄」は「国の支援がなければなし得ない。国との協調が必要だ」と話した。
午後は、与党の社民・社大・結連合や会派おきなわ、共産党の県議と公明党県議の計5人が登壇し、経済振興策や医療福祉政策など玉城知事が知事選で掲げた公約などについてただす予定。【琉球新報電子版】
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