【北海道】小野寺まさる氏東京講演会「アイヌ民族を利用した分断の可能性」
公開: 2018/09/02 11:44 最終更新: 2018/10/14 18:26
本題に入る前に、NHK北海道のニュースを。
NHKがどちらの目線で報じているのか、スタンスがよく分かります。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/sapporo/20180901/7000002733.html
北海道 NEWS WEB
伝統儀式で無許可サケ漁阻まれる
09月01日 19時02分アイヌの伝統儀式に使うサケを取るため、紋別市の男性が1日、許可を得ずに川で漁を行おうとしましたが、警察が出てサケを取ることはできませんでした。
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漁を管理する道は事前に許可を申請するよう定めていて、男性は「先住民族であるアイヌが伝統的に行ってきたことで行政の許可は必要ない」と訴えています。
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川でのサケ漁は先住民族の権利だと主張しているのは紋別アイヌ協会の畠山敏会長です。
1日は午前11時すぎに民族衣装を着た畠山さんと支持者たち20人余りが紋別市内を流れる藻別川に集まりました。
そして、儀式に使うサケを取るため川に網を入れようとしましたが、警戒していた警察官によって阻まれ、漁を行うことはできませんでした。このため1日の伝統儀式は海でとれたほかの魚を代わりに使って行われました。
アイヌの人たちにとってサケは食料であるだけでなく神にささげる魚ですが、漁を管理する道は儀式の場合でも事前に許可を申請するよう定めていて、許可のない漁は法令に違反するおそれがあります。
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畠山さんは「神々にサケをお供えしたいということを全く理解していない」と話し、先住民族の伝統儀式に行政の許可は必要ないと訴えています。
アイヌの人たちの権利をめぐっては、スイスのジュネーブにある人種差別撤廃条約委員会で先月30日、日本政府に対して天然資源や土地に関する権利が十分に保障されていないとして改善を求める勧告が出されています。
テキストでは「神々にサケをお供えしたいということを全く理解していない」と変えていますが、アイヌの方は「和人は全く何も理解していない」と発言しています。
ここから本題です。
先日、『【北海道】「アイヌ」を利用する中国とそれに加担するNHK』で、チャンネル桜の番組を紹介しました。
その番組ではキャスターで元北海道議の小野寺まさる氏が8月26日に東京で開催した講演会で話された内容をコンパクトに紹介してくださったのですが、その講演会の動画があったのでここに内容をメモしておきます。
一部、前回のエントリーと内容や資料が重複しますが、このエントリーだけを読まれる方のために、ご了承下さい。
【小野寺まさる氏講演 本編】アイヌ民族を利用した分断の可能性『北の大地は大丈夫か! 李克強中国首相は何故北海道に来たのか』:2018/8/26
- https://youtu.be/to26rqn986o (約50分)
質疑応答【小野寺まさる氏講演】アイヌ民族を利用した分断工作の可能性『北の大地は大丈夫か! 李克強中国首相は何故北海道に来たのか』:2018/8/26
- https://youtu.be/-WPwT2JcKGc (約54分)
レジュメより
- 捏造されるアイヌの歴史
- 反日左翼による日本分断運動
- アイヌ民族・琉球民族の独立運動
- アイヌ民族に関連した中国の動き
- 日中国交正常化以前から...
- 国連におけるアイヌを利用した反日NGOの活動
- 先住民族の権利に関する宣言
- 国連の勧告
- 日本の動き 国会では?
■よく、評論家の方で中国の土地買いは「単なる原野商法なので全く問題はない」という方がいるが、そんなレベルの話ではない。(上念司ですね。分かります。)
- 国土を買いまくる…森林や水資源、エネルギー(レアメタル、石油、石炭、ガス)や食糧(農地を買っている)
- 金をばらまき地域住民を骨抜きにする…例えば釧路、習近平が釧路と苫小牧港は「一帯一路」構想の重要な拠点と位置づけている。(北極海航路)
- 中国国内で他国を侵略するための法整備をする…中国国防動員法(中国にとっての有事の際は、外国にいる中国国民は全員中国共産党の配下になること)
- 政治を乗っ取る…常設型住民投票条例、自治基本条例(cf.全国の自治基本条例一覧(更新日:平成30年5月14日):この条例では大抵、外国人に投票権を与えることが謳われている/多くの地方議員はこの条例の恐ろしさに無自覚)
- 合法的に資源を手に入れる。
■ジュネーブ国連人権委員会での活動の話
- アイヌ民族は無理矢理日本人になったのではない。(アイヌ史/概説』河野本道・著 P.145)
- 日本民族はアイヌ民族を日本人に従わせるための「憲法」を制定し、押しつけたわけではない。(「北海道旧土人保護法」)…土人という語感から差別的な法律と誤解されがちがだが、保護するためのものであり、アイヌ自身がそれを望んだ)
大日本帝国議会議事録(1893年11月29日・同年12月4日・12月15日分) 提出者:加藤政之助 …アイヌはこのままでは消え去ってしまうので保護が必要だと訴えた。
下は、1895年1月15日付報知新聞記事『アイヌ土人保護の請願に代表土人』 :アイヌ 自身が土人保護法を望んで、わざわざ正装して上京したという内容の記事。
- 日本政府はアイヌ文化を奪っていない。
北海道大学新聞 1955年(昭和30年)1月31日号: 知里眞志保北海道大学教授の寄稿文『博士談 「なぜアイヌのみ異民族扱い」』 (当方でWordで作成して画像化したもの。)
日本奥日紀行 イザベラ・バード著 (平凡社)…資料省略(明治初期に北海道を旅行した英国女性の旅行記で、この中でアイヌの原始的な生活、調理法について描写している。)
小野寺氏談: 北海道では今、アイヌ料理を食べさせる店ができているが、道民はアイヌ料理なるものは誰も知らない。そもそも味噌や醤油もなかったアイヌである。
北海道でアイヌ料理屋をアイヌがやると、「文化の伝承」として補助金が出る。当然、原資は税金。
- アイヌの意識はどうだったのか?…戦後のアイヌとGHQの面談記録:アイヌ自身が「我々は日本人」と発言している。(社団法人「北海道ウタリ協会」〔現・北海道アイヌ協会〕椎久堅市 氏らとジョセフ・スウィング少将との会談記録)
■アイヌの自治区を作ることにより日本分断を図る。反日左翼がこの戦略を採り、中国がそれに飛びついている構図が見える。
アイヌは昔から反日左翼の“ツール”であった。(北海道庁爆破事件、中核派)
昭和53年 警察白書
https://www.npa.go.jp/hakusyo/s53/s530800.html
1 「テロ」、「ゲリラ」本格化への指向を一層強める極左暴力集団
(2) 続発する爆弾事件
最近5年間の極左暴力集団による爆弾事件の発生の推移は、図8-1のとおりで、昭和52年は、7件(押収爆弾を加えると8件)発生し、前年(3件)を上回った。
これら7件の爆弾事件をみると、神社、仏閣を対象とした事件が3件(「梨木神社本殿爆破事件」、「神社本庁爆破事件」、「東本願寺大師堂爆破事件」)、大学施設を対象とした事件が2件(「東大法文1号館内爆破事件」、「法大55年館内爆破事件」)のほか、大企業の社長私邸を対象とした事件等が発生しており、攻撃対象が幅広いものになるとともに、爆発物も精巧になるなど、極左暴力集団の爆弾闘争への強い指向が看取された。
犯行後新聞社等に送られた声明文等から、犯人グループは、「アイヌ革命論」(注1)、「窮民革命論」(注2)等に強い影響を受けたものとみられる。
(注1) 「アイヌ革命論」とは、「日本帝国主義を打倒し、独立した共和国を建設する革命の主体は、アイヌを中心とする抑圧され、差別されている少数の民族であり、これらの人々が相提携して、日本帝国主義者が収奪し、搾取した領土、文化等を取り戻すべきだ。」と極左暴力集団の一部が主張している理論である。
(注2) 「窮民革命論」とは、「我が国では、既に一般の労働者は革命へのエネルギーを失い、アイヌ、在日朝鮮人、日雇労働者等の少数の差別を受けている人だけが革命の主体になりうる。」と極左暴力集団の一部が主張している理論である。
■上村英明 恵泉女学園大学教授…国連で30年以上、琉球独立とアイヌ民族独立の活動をしている。
下は北海道議時代の小野寺まさる氏の質疑。…アイヌ協会が独立を画策していることを指摘したもの。
■先住民族の権利に関する国際連合宣言…先住民族というセンシティブな問題を抱える国は反対したが、日本は署名してしまっている。(リンク先はWikipedia)→翌年、日本で「アイヌ先住民族決議」を国会で全会一致で採択。
■現在建設中の「国立民族共生公園」の予定地に2012年4月、日中友好訪問団として唐家セン(とうかせん)元外相が訪問。(2012年6月号の白老町の広報誌:www.town.shiraoi.hokkaido.jp/docs/2013010700011/files/k1206-25.pdf
一部切り取って下に提示。
■2020年東京オリンピックで開会式にアイヌが2000人出演することが決まっている。既に予算措置がされていると聞いている。(46:45~)
FAQについては省略。
【2018/10/14追記】冒頭に書いた儀式用の鮭の捕獲に関し、警察に阻まれた紋別アイヌ協会が10月10日、高橋はるみ北海道知事に意見書を出したそうです。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20181009-OYT1T50118.html
儀式用サケ捕獲「アイヌの権利」知事らに意見書
2018年10月10日 09時58分北海道紋別市の藻別川で8月31日と9月1日、アイヌの伝統儀式イチャルパ(先祖供養の儀式)で供えるサケを捕獲しようとして紋別署員に制止されたとして、紋別アイヌ協会(畠山敏会長)は9日、伝統儀式を行う権利を侵害しないよう求める意見書を、高橋はるみ知事と紋別署などに提出した。
道内の河川でのサケ・マス漁は水産資源保護法で禁じられているが、道は内水面漁業調整規則の運用で、1986年から伝統儀礼のためのアイヌ民族の捕獲を特別に許可し、2005年に明文化した。事前申請が必要としており、同協会は13年まで申請していたが、14年から「アイヌ本来の権利だ」として申請しないまま捕獲。今年は、道や紋別署が再三、申請を出すよう求めていた。
アイヌ政策検討市民会議(世話人代表・丸山博室蘭工業大名誉教授)は「アイヌの正当な権利を制限する同規則は憲法違反であり、日本が締結している国際人権規約にも反する」と指摘。畠山会長は「昔、奪われた権利を返してほしいだけだ」と訴えている。
これに対し、道漁業管理課は「道民にサケの捕獲を我慢してもらっている中、アイヌの伝統や歴史を考慮し、申請があれば捕獲を許可している。引き続き理解を求めたい」と話している。
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