【ドイツ】ボンの女性博物館で「慰安婦展」開催中
公開: 2018/08/16 13:50 最終更新: 2018/08/16 21:27
本日の虎ノ門ニュースをたった今視聴し終わったところですが、ドイツのボンにある女性博物館(Frauenmuseum)で慰安婦展が行われているとの情報がありました。
調べて見るとそれらしき展示案内が博物館のサイトにありました。今月の4日から30日まで開催されているようです。
タイトルの“Gegen Gewalt an Frauen in Kriegen und Krisen”は、「反・戦時下の女性に対する暴力」、太字の部分は、『第二次世界大戦の「慰安婦」(Trostfrauen)、即ち、性奴隷(Sexsklavinnen)を巡る世界的な議論を契機として」、ということが書かれています。
記念日は8月14日(Der Gedenktag ist der 14. August)などという記述も見られるので、これは完全に韓国や中国の動きと繋がっていますね。韓国では、つい最近、8月14日は『慰安婦の日』と制定していましたね。また、その日、台湾の国民党が慰安婦像の除幕式を行いました。(→ブログエントリー『【台湾】台湾初の慰安婦像設置、背後には中国』) こちらは中国が関与しているのでしょう。
※丸数字はブログ主が挿入。
https://www.frauenmuseum.de/
>Ausstellungen>Aktuelle (>展示>開催中)
Gegen Gewalt an Frauen in Kriegen und Krisen
04.08.2018 -30.8.2018
Anlass ist die weltweite Debatte um die „Trostfrauen“, Sexsklavinnen im 2. Weltkrieg.
Der Gedenktag ist der 14. August. ①Damals wie heute werden in Kriegen Frauen und Mädchen systematisch verschleppt und von Soldaten missbraucht. Ca. 200.000 Koreanerinnen waren Opfer der japanischen Armee, auch Frauen aus China, Taiwan, den Philippinen. Australien, sogar holländische Frauen. Unzählige Frauen wurden ermordet. Die Überlebenden wurden stigmatisiert und haben wie die Täter 40 Jahre geschwiegen.
②Die japanische Regierung hat sich entschuldigt und einigen Überlebenden Wiedergutmachung zukommen lassen, doch damit wurde das Ziel nicht erreicht, Sexsklaverei in Kriegen zu verhindern. ③Daher arbeitet das Frauenmuseum mit UN-Women Nationales Komitee Deutschland zusammen (Ausstellung Jesidinnen am 25. Nov. 2018), medica mondiale (Krieg in Ex-Jugoslawien) und übernimmt eine Ausstellung von SOLWODI (Solidarität mit Frauen in Not), die das Überleben von Zwangsprostituierten in Kenia zeigt, wo Milizen des IS vorrücken.
SOLWODI baut aktuell ein neues Netzwerk für Frauen in Nigeria auf, die Opfer der Islamisten dort (Boko Haram u.a.)
④In der Ausstellung sind zu sehen:
Videos und Plakate des New Yorker Künstlers Chang-Jin Lee, 23 Bilder aus dem Tagebuch einer philippinischen Überlebenden, eine Auswahl von Bildern von Gedenksteinen und Gedenkstatuen, die über die ganze Welt verteilt sind.
Künstlerinnen aus dem Frauenmuseum steuern Objekte und Bilder bei:
【訳】
①今日(こんにち)と同様、当時、戦時中には婦女子が組織的に拉致され、兵士により陵辱された。
およそ20万の朝鮮人だけでなく、シナや台湾、フィリピン、オーストラリア、更にはオランダの女性も日本軍の犠牲になった。
無数の女性が殺され、生存者は汚名を着せられ、40年間、まるで犯罪者のように沈黙した。
②日本政府は謝罪し、数名の生存者には賠償金を支払ったが、それをもってして、戦時中の性奴隷をなくすという目的には達していない。
③それゆえ、(省略。博物館が様々な団体と協力して展覧会を開いてきた旨書かれている)④展示内容は、
ニューヨークの芸術家、Chang-Jin Leeのビデオやポスター、フィリピン人の生存者の日記(の写真)、世界中の記念碑や像の写真。
人名だの団体名だのも書いてあるので、もう少し調べて後ほど追記します。
なお、ついでにニュースを検索しましたが、見つかりませんでした。それほど国内で話題になっている展示というわけではなさそうですが、有本さんによると、ヨーロッパ在住の日本人が展示の誤りを指摘するといった活動をしたそうです。
取り急ぎここまでで公開します。 2018/08/16 13:50
追記: 8月18日はシンポジウムも行われ、「Ⅰ.国際的なテーマとしての『慰安婦』」ではWAMの渡辺美奈氏が英語での講演を行うようです。また、「Ⅱ. 黙殺された歴史」では名古屋のDoohee Leeという人物が日本国内の慰安婦関連の記念碑について講演するようです。
追記:
出品者で唯一名前が載っているChang-Jin Leeという名前で検索したところ、下のようなサイトが見つかりました。作品はビデオやポスターとのことなので、下記のサイトにあるような作品が出品されているかと思います。(お手数ですが、URLはコピペして下さい)
https://www.emahomagazine.com/chang-jin-lee-comfort-women-wanted/
「Confort Women Wanted」(慰安婦募集)と題された作品を観ることができます。
それ以外の展示物は、実物ではなく記念碑などの写真らしいので、実質的には、Chang-Jin Leeという人物の作品、つまり、上のサイトの展示物がメインかと思われます。
ところで、女性博物館の紹介文では、「Künstler」と男性形なので男性かと思ったのですが、上記サイトの作品の作者が今回の出品者だとすると、このサイト(https://qcc.libguides.com/colloquia/event7)の人物で、女性のようです。
彼女のサイトはこちら: http://changjinlee.net/index.html
上記サイトに作品の画像や映像がありますが、“Dear Leader”という作品は金正日がモデルとあるので、“Dear Leader”というのは日本語に訳すと「将軍様」ですね。
以下に、“KHRCA Colloquia 2015-2016: Gender, Mass Violence and Genocide: Forgotten Witnesses”にあるChang-Jin Lee氏のプロフィールをコピペしておきます。
Artist Chang-Jin Lee is a Korean-born visual artist based in New York City. Her documentary film, Comfort Women Wanted, is based on her interviews in 7 countries with Asian and European "comfort women" survivors, and a former Japanese soldier. The project has been presented internationally including as Public Art throughout New York City in collaboration with The NYC Department of Transportation’s Urban Art Program, as well as Hauser & Wirth Gallery in New York, The Incheon Women Artists' Biennale in Korea, The Comfort Women Museum in Taiwan, 1a Space in Hong Kong, The Kunstmuseum Bonn in Germany, and The State Museum of Gulag in Russia. Her work received media attention from The NY Times, The Huffington Post, NPR, and The BBC, among many. She is a recipient of numerous awards including The New York State Council on the Arts Grant, The Korean Ministry of Gender Equality Award, and The Asian Cultural Council Fellowship. She has presented lectures and screenings at many universities including Columbia University, UC Berkeley, and Stanford University.
更に追記:
今年5月にこの女性博物館には慰安婦像設置の動きがあったようです。
聯合ニュース
http://japanese.yonhapnews.co.kr/relation/2018/05/13/0400000000AJP20180513000200882.HTML
独ボンへの「少女像」設置計画 日本総領事館が抗議
2018/05/13 10:38【ソウル聯合ニュース】ドイツの韓国系住民らがボンの女性博物館に旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「少女像」の設置を進めていることについて、在デュッセルドルフ日本総領事館が博物館側に抗議していたことが韓国系住民らでつくる市民団体への取材でこのほど分かった。
団体の代表によると、先月30日に同博物館への少女像設置計画を聯合ニュースが報じたところ、その5日後に日本総領事館の関係者が博物館を訪問し、館長に抗議した。同関係者は慰安婦被害者の数が正確に分かっておらず、被害者は自発的に慰安婦になったなどと主張したという。これに対し館長は「実際にあった歴史の時計は戻せない」と抗議を退けた。
団体は韓国政府が今年から「日本軍慰安婦被害者をたたえる日」と定めた8月14日に合わせ、少女像を館内に立てることで博物館側と合意しており、現在、像の設置や慰安婦問題の国際シンポジウムにかかる費用の募金活動を実施している。総費用は7万ユーロ(914万円)。設置を予定している少女像はソウルの日本大使館前のものと同じものだという。
設置されれば、欧州で二つ目の少女像になる。一つ目はドイツ南部のバイエルン州ウィーゼントに昨年3月に設置された。像には慰安婦の歴史的な背景や少女像に関する詳しい説明などが書かれた碑を添えるはずだったが、日本の抗議により実現できなかった。このためドイツの韓国系らは同像を「未完成」だと残念がり、昨年末に今回のボンへの少女像設置などを推進している市民団体を発足させたという。
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