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2018年7月の11件の記事

2018/07/28

【書籍】『台湾人と日本精神』-台湾のヒノキ-

現在、腰を傷めているので、なるべく安静にしていようと本をたくさん買い込みました。

『台湾人と日本精神(リップンチェンシン)』(小学館文庫/蔡 焜燦〔さい こんさい〕・著)もその一つです。

実はまだ途中までしか読んでいませんが、読んでいて気になったことがあったので、手持ちの本で調べたことを書き留めておこうと思います。

 

 

 

 

 

この本は元々文庫版が先に出版され、14も版を重ねたロングセラーですが、読者からの要望で加筆されたものが新装版として出版されています。

まだ読了していないので、感想などは別の機会に書こうと思いますが、簡単に説明しておくと、日本人として兵役に就いたこともある著者が、その後の国民党統治を経て、日本統治時代の台湾と、今に息づく「日本精神」についてとを日本の読者のために書いた本です。

 

著者の蔡氏は、司馬遼太郎の『街道を行く』シリーズの「台湾紀行」編で司馬氏を案内した「老台北」という愛称の方、と言えば分かる方もいるかと思います。

 

 

このシリーズはブログ主も海外編を3冊ほど読んだことがあり、台湾編はその内の1冊です。司馬遼太郎らしく、旅をして見聞きしたことだけではなく、旅の前後に調べたのであろう蘊蓄が満載で、簡単に言えば、小説に出てくる「余談だが」の部分にあたるものを集めたような内容です。

 

前置きが長くなりましたが、『台湾人と日本精神』でブログ主の目に留まったこととは、靖国神社の神門が台湾のヒノキで造られているということです。

そこで靖国神社のサイトで調べてみると、境内マップに「昭和9年(1934)に建てられたもの」という説明がありました。

なるほど、この時代の台湾は日本であったので不思議ではありませんが、日本でもヒノキがあるのに、わざわざ台湾からヒノキを運んで使ったことに何か謂われがあるのでしょうか。

残念ながら、この本ではそれ以上の情報は(ブログ主が読んだ部分には)書かれていませんでしたが、かつて台湾は木材の輸出国だったので、単に豊富な木材を自国の資源として使っただけかも知れません。

 

この「靖国神社の台湾ヒノキ」で、日本の寺社には台湾のヒノキが使われる例が他にもあるのを思い出したのです。

 

 

ブログ主は一時、宮大工の西岡常一氏に興味を持って何冊か本を読み、修学旅行以来の奈良旅行もして法隆寺や薬師寺を訪れたほどですが、氏が手がけた古寺の再建に台湾のヒノキを使う話が出てきます。

昭和40年代頃では既に日本にはヒノキの巨木が少なかったからで、そのため、価格も高く、台湾のヒノキなら1/3くらいと安かったことが理由です。従って、他の日本の神社仏閣でも多く使われています。

なお、安い理由の一つには、質の点では日本のヒノキと変わらないものの、色味などの見た目が理由だそうです。

 

例えば、明治神宮の鳥居。

 

Taiwan_hinoki

 

他にも奈良法輪寺の三重塔、東大寺大仏殿、薬師寺金堂・西塔、京都平安時代や北海道神宮などにも台湾ヒノキが使われています。

 

特に薬師寺の復元では、西岡棟梁が生前に残りの設計図も作成しており、既に木材も調達しています。

この、薬師寺再建に使用する台湾ヒノキのエピソードが『古寺再興』(講談社文庫/長尾三郎・著)に出てきます。

台湾ヒノキを使うことにした理由は前述の通りですが、この本の中に「(最初は日本のヒノキを使いたかったが、)最高で木曽ヒノキの樹齢が450年程度である」と書かれています。それほどの巨木でないと大伽藍には使えないということなのでしょう。

台湾の阿里山ヒノキ、太平山ヒノキと言えば明治末期以来、名木として知られているそうです。

頭領は祖父からの口伝のとおり「木を買わずに山を買え」と、実際に台湾の未開の山に登り、生えている状態を確認して、あの木、この木と選んでいます。そして、1本毎に薬師寺の執事が香を焚いて経を上げたそうです。

この山の持ち主は劉という方で、その母親が、「大事なお堂を造るヒノキをお世話することはありがたいことだと思って欲得抜きでやりなさい」と、当時は蒋介石総統の時代でヒノキの伐採についてはうるさかったそうですが、劉親子の尽力で十分な木材が確保できたということです。

 

 

 

 


 

2018/07/26

【書籍】「北海道が危ない」(砂澤陣・著/扶桑社)【アイヌ利権と人権団体、中国の脅威】

公開: 2018/07/26 10:21  最終更新: 2018/07/27 13:29  

ブログ主がアイヌ問題に興味を持ち、アイヌの血を引く工芸家の砂澤陣氏がご出演されている動画を観たことがきっかけで手にした本だが、「アイヌ問題」、正確に書けば「アイヌ利権」に留まらず、今、北海道を襲っている危機をあまねく網羅した非常に中身の濃いものであった。

まずは氏の緻密な調査に敬意を表したい。

 

「北海道を襲っている危機」と書いたが、これは「日本全体を襲う危機」と言っても過言ではなく、日本人なら知っておくべき事が書かれている。

氏が心血を注いでいる「アイヌ問題」は、放っておけば、「慰安婦問題」や「南京大虐殺」のように、日本を貶めるプロパガンダに使われることになり、また、「同和問題」(正しくは「似非(エセ)同和問題」)のように日本の社会に巣くう暗部として今後も続きかねない

 

いや、既になりつつある。

日本は同じ失敗を繰り返さないために「アイヌ」(氏の言葉を借りると、「プロ・アイヌ」や「アイヌ家」)の利権を潰し、アイヌの自治・独立構想に手を打たなければならない。

 

 

 

 

登場人物や企業、大学等は全て実名で書かれており、2016年9月1日発行と比較的最近なので、名前が出る議員はほぼ現役で、告発される内容も実に生々しい。

 

 

『赤い大地』などと揶揄されるほど「赤化」、「左傾化」されていると言われている北海道だが、その源泉もこの本でよく分かる。ブログ主が北海道について知りたいと思っていたことが全て書かれてあった。

この北海道(だけではないが)の体たらくを見たら、日本には道州制など絶対やってはいけないと思わせる。中央(官僚、与野党問わず国会議員)でもボンクラや、外国勢力や活動家の意を受けて動く者が多いのに、地方に権力を持たせて勝手なことをやらせたら日本は分断してしまうと思う。

内容についてはもう少し記述するが、最初に目次の大見出しと中見出しだけを抜粋して提示する。

 

序章 沖縄だけではない、北海道も危ない!

第1章 アイヌは先住民族なのか?

  • アイヌ民族はどこにいるのか?
  • 歪められた北海道の歴史
  • アイヌの自立を妨げるもの
  • 「アイヌ批判」を許さない空気

第2章 国民が知らないアイヌ利権の実態

  • 北海道アイヌ協会の闇
  • アイヌ協会の不正を告発する
  • 増長するプロ・アイヌ

第3章 アイヌを利用する人々

  • 「アイヌ先住民決議」採択の衝撃
  • 北海道と沖縄の共闘

第4章 北の大地を赤く染めた北教組とメディア

  • 新左翼の理論を生んだ北の大地
  • 日教組最凶の組織、北海道教職員組合
  • 「教育の政治的中立」などありえない
  • 北海道新聞は正確・公正なマスメディアか?

第5章 ここまで進んでいる中国の土地買収

  • 北海道の土地を買い漁る中国
  • 北海道でも進む商店街の中華街構想
  • 中国人に頼らざるを得ない労働現場の実態

おわりに

【巻末資料】北海道旧土人保護法(明治32年3月1日)

 

見て分かるように、第1章から3章まではアイヌ問題、第4章は北海道新聞に代表される北海道メディア(テレビ局も北海道新聞との資本関係がある)、第5章は中国の侵略について書かれており、第1章~3章とそれ以外で半々くらいのボリュームである。

このブログの最近のエントリーで既に「アイヌとは」ということを書いたが、改めて書くと、そもそもは、いわゆる「和人」(日本人)側から見た呼称として、エゾ→アイノ→旧土人→アイヌと変遷しており、アイヌが「アイヌ」と自称しだしたのは1860年頃(文久年間頃から)だそうで、しかも部族毎に分かれており、まとまったことはない。また、アイヌ以外の少数民族も北方の島を含めた北海道に存在した。

「和人」との混合は室町期から始まっているそうで、現在、北海道の観光地で見られるいわゆる「アイヌ文化」は前述のアイヌ以外の少数民族の文化を取り込んだりしている。そもそも、和人との交流が長いため、江戸期の終わり~明治にあった文化を仮に「原アイヌ文化」(ブログ主の造語)と呼ぶとすると、それは既にミックスされた文化である。現在の「アイヌ文化」は他の少数民族の文化も剽窃しており、また、昭和の観光ブームに乗ってショー化された文化である。

また、現在はアイヌ協会の支部長の判を貰えば「アイヌ」になれるので、現在の「アイヌ」は「血」とか「DNA」とかは関係ない話で、本来のアイヌ系の人と「(プロ)アイヌ」は乖離してしまっている。

名称からネガティブなイメージを持たれがちがな「旧土人保護法」も、実際は文字通りアイヌを保護するためのものということも本に掲載された文面から読み取れる。実際、これはアイヌ側が陳情して作られたものだという。

本来は保護がある間に「自立」の方向に進むべきで、実際、砂澤氏の祖先のように、そのように子どもや孫達を教育していったアイヌもいるが、それに甘えて、益々要求がエスカレートして行ったアイヌもおり、それが左翼活動家と結びついて、自治区だの独立だのという運動にまで繋がっている。

彼等が固執するのは「アイヌ=先住民族」とすることであり、平成20年6月6日に決議された『アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」は汚点であり、撤回されるべきである。

なお、この決議は鈴木宗男が中心となって行われた。

 

これはアイヌや北海道に根付いている左翼活動家だけの問題ではなく、道庁や札幌市役所の役人も共犯者で、問題の解決を計ろうとしたら役人の責任問題になるので自浄できない。地方の役人だけでなく、北海道を基盤とする国会議員や国土交通省や文科省といった役人も絡んでいる。根は深い。

 

ブログ主が以前チャンネル桜の官邸前デモに参加したとき、同時刻に国会議事堂前で行われていた反日集団のデモ参加者にはアイヌの民族衣装風の着物を羽織った者がいて、見ていたら議員会館の中に入っていったことは以前書いた。

 

プロアイヌがやりたい放題すればするほど、道民(一般人)のアイヌ全体に対するヘイトを生むことになり、プロアイヌはそれを利用して「差別だー」とやるという悪循環、砂澤氏の言葉を借りると「差別の再生産」が行われるのだからタチが悪い。

 

前置きが長くなったが、この本では、北海道の近世~現代(明治~昭和)史にも触れているので、現代に続く様々な問題の背景も分かると思う。

 

歴史の歪曲も多い。本の中でも書かれているが、現在行われている「シャクシャイン」の法要祭も実は中心となっている部族はシャクシャインと敵対していた側のアイヌだという。

松前藩側についていたアイヌもおり、「シャクシャインの戦い」は部族間での利権争いが本質とのことで、決して松前藩=和人vs.アイヌといった単純な二項対立の構図ではない。また、この本によると、現在、シャクシャイン側のアイヌが祭りに参加しないのは別の理由があるようである。

後述するが、平凡社の百科事典は、アイヌに関する記述は詳細だがかなり偏っている。一方に偏った目線の中にも事実が見え隠れしているような気がするので、岩波の広辞苑の「シャクシャイン」の項の記述と併せて以下に「シャクシャインの戦い」の説明を転記をしておく。

 

広辞苑: シャクシャイン【沙牟奢允】
江戸前期、日高地方のシブチャリ‐アイヌの首長。1669年(寛文9)松前藩の交易独占強化に反対するアイヌを率いて蝦夷(えぞ)各地で商船を襲わせ、さらに松前を攻めようとして謀殺された。(?~1669)

平凡社: シャクシャインの戦い
1669年松前藩支配に抵抗して起きたアイヌの近世最大の蜂起。東西両蝦夷地(えぞち)のハエ・アイヌとシブチャリ・アイヌ間の漁猟圏を巡る争いの過程で、後者の首長シャクシャインが東西蝦夷地のアイヌに反和人(シャモ)・反松前藩の檄を飛ばし、東は白糠(しらぬか)、西は増毛(ましけ)のアイヌが一斉に蜂起(石狩アイヌは不参加)。

和人の商船や鷹待(たかまち)らを襲撃した。大きな衝撃を受けた幕府は指揮権を発動。松前氏の一族松前泰広(旗本)や津軽弘前藩に出兵を命じた。

1669年10月、シャクシャインは松前軍の奸計で誅殺され、1671年、蜂起は最終的に鎮圧された。この蜂起は松前藩の成立に至る和人の蝦夷地南西部(現在の道南地方)における支配の貫徹。同藩の成立と藩政展開過程でのアイヌに対する過酷な収奪や漁猟場の破壊などが根本原因であった。

cf. Wikipedia: シャクシャインの戦い

 

 

沖縄の独立運動とも繋がっている。

ブログ主が興味を持って追っている、翁長雄志沖縄県知事の国連での演説(「民族自決権」を主張したもの)とも繋がっていたのには驚いた。

沖縄との共通性も多いが、沖縄は「基地」という分かりやすい=報道されやすい=ものがあり、たとえ左翼活動家の存在を隠して報道されても、特にSNSやインターネットの発達した現在では、あっという間に辺野古などで暴れている活動家の動画が拡散される。つまり、問題が顕在化しやすいが、アイヌ問題の場合は表面的な不正会計(※)といった問題が発覚しても、一部の役員の処分といった“トカゲの尻尾切り”に終わり、その本質は伝わりにくいのが困ったものである。

 

※ニュース動画の一例

アイヌ不正 北海道アイヌ協会釧路支部(秋辺得平氏コメント)
 2010/01/29 に公開

北海道アイヌ協会 不正(札幌支部)北海道アイヌ協会 不正(札幌支部)
 2010/03/12 に公開

 

沖縄との比較をもっと単純に言えば、「基地問題」とは言える(意味するところはともかく)が、「アイヌ問題」とは誤解を生みやすくて口に出すのは難しい。

 

第2章では、アイヌ協会による不正の実態もこれでもかと紹介される。砂澤氏は不正のカラクリを暴くために、わざと職業訓練を受けて、給付金の不正受給のテクニックを調べている。(なお、氏はその給付金の返還を申し出ているが受け取られないという。)

面白いところでは、元朝日新聞記者の本多勝一、医師で活動家の香山リカといった名前も出てくる。

 

ところで、本の中で「アイヌ民族はもういない」とTwitterに書いたことがきっかけで潰された札幌市議の話が出てくる。

その市議はHPなどで百科事典の定義を引いて釈明をしたそうだが、これが元で更に炎上させられた。

その事典は平凡社の大百科事典で、引用した説明が“改訂前”のものだったからで、既に、内容が“差別的”ということで書き換えられた版が出ていたからと言う。

ブログ主は電子辞書を持っているが、その中に、ブリタニカと平凡社の2つの百科事典が収録されている。ここ最近、辞典を引いていて平凡社の百科事典(マイペディア)がやけにアイヌ関連の見出し語が多く、説明が偏っているのに違和感を覚えていたが、その理由が分かった。

説明の中に「萱野茂のアイヌ語辞典によると」と断り書きのあるものもあった。(萱野茂=かやの しげる=アイヌ初の日本の国会議員で日本のアイヌ文化研究者)

砂澤氏によると、部族毎に言語も異なり、萱野氏が事典を作れば、それは萱野事典でしかないという。

 

ブログ主はどう考えてもアイヌの血は引いていないが、「日本人とは」を考える上でのルーツの一つであり、正しい研究がなされるべきだと思う。しかし、砂澤氏が危惧するように、河野本道氏のようなまっとうな研究家の成果が封殺され、プロアイヌ御用学者の“とんでも学説”だけが残るようになってしまいつつあることに警鐘を鳴らしたい。(→ブログエントリー『【北海道】「北海道博物館」は北海道“イデオロギー”博物館!?』)

 

 

【参考動画】チャンネル桜『【討論!】間接侵略の実態』

この動画は沖縄、北海道、対馬をテーマにした討論で、ブログ主はまだ途中までしか見ていないがリンクを貼っておく。

 

1/3【討論!】間接侵略の実態[桜H25/2/9]
https://youtu.be/8apc9JGKEro

2/3【討論!】間接侵略の実態[桜H25/2/9]
https://youtu.be/ord5MOkZj_E

3/3【討論!】間接侵略の実態[桜H25/2/9]
https://youtu.be/ZGuxOlQzHac

2013/02/09 に公開

パネリスト:
 奥茂治(南西諸島安全保障研究所理事長)
 河添恵子(ノンフィクション作家)
 川田ただひさ(札幌市議会議員)
 砂澤陣(工芸家・ブログ「後進民族アイヌ」管理人)
 友納徹(対馬協議会事務局長・一般社団法人IIFG副理事長)
 坂東忠信(元警視庁刑事通訳捜査官・外国人犯罪防犯講師)
 鳴霞(月刊「中国」編集長)
司会:水島総

 

【追記】イザベラ・バードの『日本紀行』

この本と同時に注文したのが掲題のイザベラ・バードの旅行記で、講談社学術文庫では上・下に分かれているが、下巻はかなりの部分が北海道、というよりアイヌの話だ。

 

 

時代は明治の初期だと思うが、彼女はアイヌの住居にも泊まり、アイヌのことを「未開人」という表現を用いて呼んでいるが、偏見はなく冷静な目で観察している。

 

 

 

 


 

2018/07/24

【北海道】「アイヌ」-作られた民族と文化

最初に誤解なきよう書いておきますが、アイヌ(と、ここではひとまずこう書きます)の文化を否定するものではありません。しかし、現在、「アイヌの文化」とされているものをどう考えたらいいのか、それを考えるためにこのエントリーを書きました。

 

前回のエントリーで追加でご紹介した動画などについてまとめることがこの記事の目的ですが、その前に、最近北海道新聞に掲載された記事をご紹介します。

 

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/209570

北海道150年式典に反対 「アイヌ民族抑圧の歴史うやむや」
07/17 19:03 更新

 アイヌ民族でつくる市民団体「ピリカ全国実行委員会」(事務局・札幌)は17日、道庁で記者会見し、8月5日に札幌で行われる「北海道150年記念式典」の開催に反対し、中止を求める声明を発表した。

 同実行委代表代行で、旭川アイヌ協議会会長の川村シンリツ・エオリパック・アイヌさんは「アイヌ民族に対する謝罪もなく、『開拓』のもとで行われた抑圧の歴史をうやむやにしたままで150年を祝うことは納得できない」と説明した。声明は、研究機関が発掘したアイヌ民族の遺骨の返還、民族の自決権や土地権などを明記した新たな法律の制定なども求めており、7月1日に道や国などに申し入れた。

 

この記事についてはブログ主は特にコメントしませんが、このエントリーの残りをお読みになり、この記事の意味するものをお考え下さい。

 

 

 

 

今回は、アイヌという「民族」や「文化」について考える材料となる動画やブログ記事をご紹介します。

 

前回のエントリーで、砂澤陣氏というアイヌの血を引く工芸家の方が「アイヌ協会」の様々な不正を告発する活動を行っていることを説明しましたが、まずは、氏がご自身で公開されている短い動画(10分程度)と、2018-06-27付ブログ記事をご紹介します。ブログはちょうどアイヌの祭りや木彫りの熊、着物(の文様)といった文化的なことに触れているものだからです。

これだけでも、現在、一般人がイメージする「アイヌ」がどれだけ作られたものであるかは理解できるはずです。

 

【動画】「いわゆるアイヌ」について

2014/03/01 に公開
アイヌ民族という言葉は、所謂アイヌが自己都合により使い、本来は他称として使われてきた変換経緯がある。アイヌ民族等という民族があったかのような呪縛から早く脱却しなければ日本は大きな爆弾を自らが抱え込むことになる。

【『後進民族 アイヌ』ブログ記事】居内商店に対する脅し

 

以下、動画の内容を簡単にメモしておきます。(括弧内はブログ主註)

■「アイヌ」とは「人」、「男」という意味(【百科事典マイペディア】によると「夫」、「父」の意味でも使われる)が自称ではなく、行政上、他称として使われていた言葉。

■アイヌは歴史上一つにまとまったことはない。学者〈と称する〉人達がでっち上げて、「謝罪と補償」を求める便宜的なもの。“北海道に古くから「アイヌ」という集団が存在して、独立した言語を持っていた”というのは誤りで、アイヌという純血種は存在しない。

■アイヌはおよそ7グループに分けられ、言葉や文化が異なっていた。また、千島や樺太にアイヌがいたと言われるが、ウイルタやニブフもオロッコという少数民族もかつており、彼等も北海道に入ってきて、その子孫もいる。現在、彼等の文化まで“アイヌのもの”とし、それを日本人(開拓使)が奪ってしまったと主張している。教科書も捏造されており、“開拓使は侵略者”というストーリーをでっち上げている。

■「アイヌ」問題を看過していると、“南京大虐殺問題”や“慰安婦問題”の二の舞になる。

■「アイヌ」とはアイヌを対象にした施策(行政上の特典)を受けるために、アイヌ協会の判子を貰えばなれる。

■“アイヌは和人(日本人)に全てを取られた”と言っているが嘘。歴史上、倭人との争いや民間レベルの差別があったことは否定しないが、現在、(日本国憲法の下)平等の権利を有しており、自ら言わなければアイヌだと誰も分からない。

■この春(2014年)、自民党の堀井学議員が白老に博物館を建てろと国会で言っていたが、どんな歴史を知っているのか?彼は元道議なので、実態を知っているはずなのに。

■アイヌ協会が今後公益法人となるらしいが、そうなったら、(現在北海道だけの施策が)全国展開される恐れがある。税金詐取や公金横領が横行しているザル法が全国に施行されたら恐ろしいことになる。

 

ここでは触れられていませんが、現在、東京などにある「アイヌ料理」もかなり眉唾物だというようなことを砂澤氏はおっしゃっていました。

イギリス人の旅行家、イザベラ・バードがアイヌの料理を食べたら、あまりにも原始的で食べられなかったと書いているそうです。

その後、「和人」の料理の影響などを受け、洗練されていったものをそう称しているのでしょうか。

 

 

以下は、前回のエントリーでご紹介した動画ですが、前回は未見だったので、視聴して、こちらも簡単に内容(主に文化人類学者の河野本道氏の発言内容)をメモしました。(【】内発言者/敬称略)

 

1/2【利権創造】報道スペシャル-アイヌ問題の真実[桜H24/2/4]
https://youtu.be/0SK7JJ7WUBg


2/2【利権創造】報道スペシャル-アイヌ問題の真実[桜H24/2/4] 
https://youtu.be/049RaEaJBNc.

アイヌ民族党結成の背景や、アイヌに対する差別撤廃と民族自立を謳う運動の陰にある不正と利権の実態について、追及します。

出演:
 小野寺まさる(北海道議会議員)
 河野本道(文化人類学者)
 砂澤陣(工芸家・ブログ「後進民族アイヌ」管理人)
 高清水有子(皇室ジャーナリスト)
 水島総(日本文化チャンネル桜代表)

 

動画の冒頭に紹介された「アイヌ民族党」(代表:萱野志朗)について調べると組織のHPはあるようですが、Wikipediaの「萱野志朗」の項を見ると、2012年の第46回衆議院議員総選挙では候補者が落選、翌年の参院選には候補者の擁立を断念という顛末が書かれています。

 

【河野】人類学的に言うと、そもそも純粋なアイヌはいない。アイヌと和人(日本人)は遺伝子的にも社会的にも分けられない。

【河野】日本は細長い島であり、津軽海峡を含め海峡は狭く、民族を隔てる条件にはならない。アイヌ、和人というのは漠然とした概念である。

【河野】北海道の小中学生用の副読本では縄文(時代・人)をアイヌと結びつけようとしているが、縄文時代には日本各地でバラバラだった。そもそも、日本は古代史を「土器」を時代区分(縄文、弥生)に使っているが、これに人類(縄文人)や社会まで結びつけるのには無理がある。(ヨーロッパでは石器や鉄器といった「道具」の素材による分類と一貫しているが、日本では旧石器時代、縄文、弥生、古墳文化と、規準がまちまち。また、縄文時代と言っても、1万2000年前くらいから次の弥生時代まで1万年以上もある。

【小野寺】現在アイヌ協会に加入しているのは3千人弱(2,800位)。(百科事典などによると、道内と本州を合わせて3万人位とされていることが多いので、協会に加盟していないアイヌの血を引く方の方が多いことになります。

【河野】アイヌ語と呼べる統一した言語はない。地域(部落)で異なる。

【河野】入れ墨は戦後まで見られたが、若い頃に入れ墨をした年寄りが残っていた程度。

【河野】踊りや衣装も本来はバラバラのはずだが、現在はマニュアル化されている。ショーのため。

【河野】平成九年法律第五十二号・アイヌ文化振興法(アイヌ文化の振興並びにアイヌの伝統等に関する知識の普及及び啓発に関する法律)もおかしい。(下に動画で示された部分を抜粋)

 

    (目的)
    第一条 この法律は、アイヌの人々の誇りの源泉であるアイヌの伝統及びアイヌ文化(以下「アイヌの伝統等」という。)が置かれている状況にかんがみ、アイヌ文化の振興並びにアイヌの伝統等に関する国民に対する知識の普及及び啓発(以下「アイヌ文化の振興等」という。)を図るための施策を推進することにより、アイヌの人々の民族としての誇りが尊重される社会の実現を図り、あわせて我が国の多様な文化の発展に寄与することを目的とする。

    (定義)
    第二条 この法律において「アイヌ文化」とは、アイヌ語並びにアイヌにおいて継承されてきた音楽、舞踊、工芸その他の文化的所産及びこれらから発展した文化的所産をいう。

 

「誇り」は劣等感の裏返しの言葉。(法律として謳うということ自体が差別的) 文化とは生活そのもののはずだが、音楽、舞踊、工芸という、“観光”分野しかない。→【砂澤】アイヌ自体がこれを求めた。

【河野】こんな法律の下に、毎年十数億の金がアイヌ文化振興研究機構に下りている。→【砂澤】これを使って「コリアンナイト」(イベント名?)なんて訳の分からないことをやっている。交流事業という、私から言わせれば旅行に使ったり、東京(八重洲)のアイヌ交流センターにいる学者が金を引き出している。

【河野】また、この法律ができてから、専門知識があるかどうか疑問な“アイヌ専門家”が増えた。副読本(札幌市は教師用の指導書まで作っている)もそういった人物によって作られ、学校で教えられている。つまり行政が「歴史観」を作っている。その歴史観とは「和人-アイヌ」という二項対立のもの。→被差別を顕在化させるもの。(一方が征服して文化を滅ぼし、もう一方が差別されている→だから、お金を下さい、という論理。)

【河野】アイヌ文化振興法施行に伴い廃止された1899年(明治32)公布の北海道旧土人保護法の場合は、自立したアイヌがこの枠の外に出て行った。そもそも、旧土人保護法はアイヌの中から国会に陳情までして作られたもの。

【砂澤】協会の支部長が絶対的な権力を持っている。施策を受けようと思ったら支部長の判がないとダメなので、支部長が不正をやっていようと黙っている。協会の不正をずっと追求してきたが、副読本の著作者として名前が出ている人達は全部それに該当する。

【砂澤】副読本に「和人」の説明が出ているが、これもかなり問題がある。

 

小学生用: 日本の中で一番数が多い人達のことを、アイヌ民族に対して和人と呼びます。

中学生用: 「和人」は今の日本の中で一番人数の多い人達を、アイヌ民族と並べて呼ぶ時の呼び名です。同じ読み方で「倭人」という漢字もあります。これは中国の人が日本に住む人のことを指して呼んだ名前です。

 

【河野】「和人」は樺太の北部などにいる集団に対しても使う。樺太には北から、ギリヤーク(現在はニクブン、ニプヒと呼ぶ)、ウイルタ(旧称オロッコ)、樺太アイヌ(但し、これは他称。自称はエンチュー)が住んでいた。ギリヤークやウイルタはアイヌとは(集団・社会が)違う。→【水島】隼人族とか國栖(くず)族と呼ばれた人達と、アイヌは分類のレベルとして違うのか?→【河野】「アイヌ」と(ひとくくりに呼ぶが)、「三大系統七分派」と呼ばれたくらい別々の集団でアイヌは一つになったことはない。例えばサロ系のアイヌ=サロンクル=がいたが、隼人などに匹敵するのはこのレベル。「民族」と言うと語弊があるが、かつては多くの民族がいた。これが「旧土人法」で何となく一つの意識を持ち始めた。ニュージーランドのマオリも分かれており、マオリ族というものはいない。

【河野】先住民族ではない。確かに明治期に新たに人が流入してきたが、それ以前にいた人達と差別・被差別関係ができたが、古くからいた人の中には本州系の人もおり、アイヌ対和人という構図ではない。

 

20180722_hokkaido01

 

【河野】上は樺太北部のギリヤークと呼ばれた人々の刺繍(トナカイの皮に精密な刺繍を施したもの)だが、戦後樺太から北海道に移住してきて副業で作っていた。この模様をアイヌの模様として観光地で売られており、副読本の指導書にも出ている(下)。

 

20180722_hokkaido02

 

【河野】道内の博物館でも土産物のコースターなどに樺太の模様を使っている。1800年もの歴史がある本当のアイヌ模様があるのだが、逆にそれを知らない。

 

【砂澤・小野寺】札幌で行われているアイヌ向けの住宅資金貸付制度はほとんど未回収になっている。これを今の政府は全国展開しようとして話し合われている。(小野寺氏が開示請求した「償還猶予実施状況調書」が画面に映し出されるが、理由の中には「本人の変死意思の欠如」なる項目もある。合計額は約4千万。)

【小野寺】沖縄への交流事業(沖縄旅行)の参加者が本当にアイヌなのか問い合わせたが、「差別に繋がるから回答できない」といって開示しない。

【小野寺】有珠に有力な人物がいた時に有珠漁協に7億円の金が投下されていた。他にもアイヌがそれほどいるとは思わないところにも同様の例があるが、使途に関してチェックがなされていない。恐らく懐に入れたのだと思う。

【砂澤】藻岩山の展望台が最近改修されたが、「藻岩山はアイヌの聖地だから店を出させろ」。また、大倉山シャンテ(ジャンプ台)のところに不法に店を出していた人物は、改修のために立ち退かせようとしたら、立ち退き料を要求。結局800万円を立ち退き料をせしめた。最近は高尾山(たかおさん-東京八王子の山)や横浜、富士山、木更津(きさらづ-千葉県)も聖地だと言い始めてる。

【砂澤】(アイヌは)一回立ち止まって、自分達が培ってきたもの(文化)はなんだったのか、ルーツを遡ることを最優先するべき。それに対する政策はあってもいい。アイヌ民族党の設立でも分かるように議員を目指そうと思えば目指せるわけで、生活を頼るべきではない。差別しているのは行政。差別していないと言うのであればアイヌ(と称する人間の)犯罪行為は告訴すべきであり、アイヌ側も処罰を受けるべき。

【河野】差別は良くないというのが大前提だが、差別を理由にお金を無心するのはどういうものか。

【小野寺】アイヌ文化振興財団が本来やるべき事は正しい歴史や文化を守ることだと言うことを国会で追及して欲しい。

【河野】小中学生の副読本にはある意味“正直”なことが書いてある。「お金が出るからアイヌの伝統を受け継ごうとする人が増えた」と。

 

20180722_hokkaido03

 

【砂澤】アイヌの踊りやミュージシャンといったアーティストで助成金を受け取らずにやっているものはいない。個展をやるにしてもお金を貰って開き、本来禁止されている販売を行っている。それでアーティストと呼べるのか?

【河野】副読本には「ヒップホップやロック調のリズムに合わせてアイヌ民族伝統の踊りを表現するパフォーマンスグループ「アイヌ・レブルズ」を結成し活動するなど、色々な世代の人達が色々な地域でアイヌ文化を発信している」などと書いてあるが、これがアイヌ文化なのか?

 

以上です。

 

以下は蛇足ですが、2015年にこのブログで、 『【ブログ主覚書】タトゥー(入れ墨)を理由に入浴を拒否されたニュージーランド女性とは/入れ墨・タトゥー入浴お断り 観光庁が調査へ』というエントリーをしました。

この女性をわざわざ浴場に連れて行ってトラブルを起こす意図は当時分からなかったのですが、今では理解できました。

 

 

 

 


 

2018/07/22

【北海道】「アイヌ」という利権に群がる人々とは?

公開: 2018/07/22 18:29  最終更新: 2018/12/31 19:25  

【2018/12/20追記】

本日、読売新聞、その他のメディアにこのような報道がありました。

 

20180720_hokkaido06

 

菅義偉官房長官を座長とするアイヌ政策推進会議は、現在は北海道内で行われている「アイヌ利権」を全国展開しようとしています。

そもそも、「アイヌ」には明確な定義がありません。アイヌ協会がアイヌと認めればアイヌなのです。(ex. アイヌについて弁論大会でスピーチした、「アイヌ」の配偶者、同居者、etc.)

とんでもない利権が法制化しつつあります。

 

当ブログではこの法案に反対する署名に協力しています。

 

署名を呼びかける『日本国民の声・北海道』のサイトはこちら

 

上記サイトの署名ページはこちら

 

 

追記終わり。以下、オリジナルのブログ記事です。


ブログ主が最近見た動画の覚え書きです。

チャンネル桜が新たに開設した「チャンネル北海道」では8月からの本放送に先んじて春からパイロット版の放送を行っていますが、7月20日に公開された番組では日本の人権団体が国連に提出した“とんでも”レポートを取り上げていました。

13分ほどの短い動画なので、是非ご覧になることをおすすめしますが、目に留まりやすいよう、内容を簡潔にまとめ、また、この動画に関連して試聴した過去の動画もかなり衝撃的な内容であり、その内容も追加してまとめておこうと思います。インデックス代わりにもなるので。

 

レポートの内容は、“日本ではいかにマイノリティの人権がないがしろにされているか”といったお決まりのもので、この番組では主に「アイヌ」に関する部分が取り上げられていました。

 

20180720_hokkaido01

 

 

 

 

【ch北海道】こちらチャンネル北海道 Vol.22[桜H30/7/21] 
2018/07/20 に公開

キャスター:小野寺 まさる(キャスター・前北海道議会議員)

■ NGOが提出した“トンデモ”国連レポート

※現在、チャンネル北海道の動画は「チャンネル桜」と「チャンネル北海道」の2つのYouTubeチャンネルにupされています。

チャンネル北海道HP:  http://ch-hokkaido.jp/

 

レポートの提出先は国連の人種差別撤廃委員会(CERD)で、表紙には「人種差別撤廃委員会(CERD)提出NGOレポート」と書かれ、副題に「CERD第85会期における第7-9回 日本政府報告書の審査に向けて」とあるので、要するに、“日本政府はこれこれこのような人権侵害を行っているので、審査して勧告してくれ”という性格のレポートなのだと思います。

 

下のように複数の団体が名を連ねていますが、提出者は市民外交センターという団体とのこと。

 

20180720_hokkaido02

図-1

 

上の団体の種類だけ“人権侵害”が書き連ねてあり、動画に表示された目次には、「公人による人種差別発言」、「部落問題」、「アイヌ民族の権利」、「琉球民族」、「マイノリティの子どもの教育」、「朝鮮学校に対する差別政策」といったものが書かれています。

先に、「琉球民族」の項の「4.勧告案」(こういう風に勧告してくれ、ということなのでしょう。)には、以下のように書かれています。

 

日本政府は琉球民族を先住民族と認め、その権利を保障することを強く求める。

 

アイヌに関する差別の「背景説明」として下記のように記されています。

 

20180720_hokkaido03 図-2

 

日本政府と北海道庁がアイヌの土地を奪い、言語や文化を奪ったという趣旨のことが書かれており、また、別のページでは、政府によるアイヌの生活実態調査が不十分であること、アイヌがいかに貧しいか、という報告(小野寺氏によると恣意的なアンケート)がなされています。(図-3、4)

過去の勧告も無視している、といった記述(図-5)も見られるので、既に何度も同様なレポートを提出し、何らかの勧告が出されているのでしょうか?

 

20180720_hokkaido04 図-3

 

20180720_hokkaido05 図-4

 

20180720_hokkaido06 図-5

 

この動画だけではあまり実態について詳しいことは分かりませんが、過去の小野寺氏の出演されている動画などから知ったことは、アイヌと名がつくものには様々な補助金がつくようになっていて、ここで説明された例としては、アイヌには墓参りのときに墓の前で踊りを踊る風習があるのだそうですが、これに関しても補助金が下りるようになっており、踊り手の人数を申告することにより、1人1万円ほどの金が支払われるのだそうです。

貧しいというのも嘘で、道内での持ち家比率もアイヌは高く、これは様々な特典があるためのようです。(後述)

 

以下、関連する過去の動画を新しい順にご紹介しますが、丁度、民主党鳩山政権下の時代のようです。(ちなみに鳩山氏は北海道が選挙区)

少し古い動画なので、現状ではどうなっているのかは不明ですが、一旦付けられた予算はなかなか削減できるものではなく、現在も「アイヌ」が大きな利権になっていることを考えると、さほど代わっていないのではないかと思います。

 

①【義家弘介&小野寺まさる】北海道「アイヌ政策」を問う![桜H24/4/5]

自民党が下野していた頃に、北海道で講演を行った義家弘介議員に当時道議だった小野寺氏が学校の教材(副読本)を見せたことがきっかけで、義家氏が国会で質疑を行いました。(議事録のURLも枠内に記載してあります。)

この副読本には「日本国民には、和人、アイヌ民族、ウィルタ(樺太に住んでいた人々)、在日韓国・朝鮮人、さらには世界各地に出自を持つ様々な民族が含まれている」といった説明がなされているなど、イデオロギー以前に全くの誤り、義家氏によると“確信犯的”な内容です。また、そもそも、この副読本の執筆者は北教組(北海道教職員組合)の幹部などで、上記のような記述を見ても、その内容もチェックされているとは思えません。

また、この副読本を作成しているアイヌ文化振興財団が費用の不正需給の温床になっているそうで、例えば、アイヌでもなんでもない人物(アイヌの弁論大会に出たことがあるという程度)をジュネーブに派遣し、高額な通訳料などを受給しておきながら、領収書を偽造など、その後も不正がいくつも発覚しています。不正については、次項の②、③の動画で詳しく語られます。

アイヌの協会の前副理事長が北朝鮮に行き、主体思想を協会内に広めている事実も明かされますが、単に「アイヌ」ということで得られる補助金目当てのレベルから、自治権や自主国歌、憲法を持つというように、日本を解体して特定国家に与する思惑のレベルまで、様々な思惑で「アイヌ」利権に群がっているというのが実態のようです。

国交省や文化庁(文科省の外局)が直接予算をつけているものもあり、民主党政府も分かっていてやっているのではないかというのが小野寺氏の見立てです。

 

https://youtu.be/Dbcz65bmaOA

2012/04/05 に公開
在りもしない民族問題を隠れ蓑に、利権創造に勤しんでいる可能性が高い「アイヌ協会」。そこに入り込んだ反日分子達は、日本の税金を用いて、同じ日本人を引き裂くような反日プロパガンダを展開している。それのみならず、大規模な公金横領の道具と化している可能性すらある「アイヌ政策」であったが、日本の政治家達はこれまで「面倒は御免だ」とばかりに公の場で取り上げてこようとしなかった。そんな中で、地元北海道で孤軍奮闘してこられた小野寺まさる道議と、ついに「アイヌの闇」を国会の場で取り上げられた義家弘介参議院議員をお招きし、想像を絶するような腐敗と、日本解体工作に利用されているアイヌ問題の現実について告発して頂きます。

 

【国会議事録】第180回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号/平成24年3月27日

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/180/0020/18003270020006a.html

 

余談ですが、岩波書店の広辞苑で「アイヌを」引いてみると以下のような説明がなされていました。

 

アイヌ【Ainu】
(アイヌ語で人間の意)かつては北海道・樺太(サハリン)・千島列島に居住したが、現在は主として北海道に居住する先住民族。人種の系統は明らかでない。かつては鮭・鱒などの川漁や鹿などの狩猟、野生植物の採集を主とし、一部は海獣猟も行なった。近世以降は松前藩の苛酷な支配や明治政府の開拓政策・同化政策などにより、固有の慣習や文化の多くが失われ、人口も激減したが、近年文化の継承運動が起こり、地位向上をめざす動きが進む。口承による叙事詩ユーカラなどを伝える。

広辞苑 第六版 (C)2008  株式会社岩波書店

 

②、③【小野寺まさる&砂澤陣】暴かれたアイヌ利権の実態 Part1 [桜H23/12/21]/Part2[桜H23/12/22]

北海道議の小野寺まさる氏と工芸家でアイヌをルーツとする砂澤陣氏の出演。

Part1では概略と様々な不正の実態が語られます。

小野寺氏がこの問題に関わるきっかけになったことが語られますが、アイヌの羅臼支部にて、それまで2~4名しかいなかった会員があるとき急に260人になったことに気づいたからで、その調査活動で様々な不正が行われているのを知り、道議会でも追及をしてきました。

砂澤氏はアイヌにルーツを持つ者として、「アイヌとは」といった定義も確立しないまま利権に群がる(アイヌ以外の)者が多い現状を告発しています。

小野寺氏は、大学(通信大学でも可。入学の翌日退学してもチェックされない)の修学資金としてアイヌは約100万円受け取れ、返済免除の規定も緩いため、ほとんどの受給者が返済していない実態などを暴露した結果、多くのアイヌの人から抗議をうけたとのことですが、この抗議の理由とは、そのような方法を協会の一部の人間しか知らされていなかったからだそうです。

また、住宅の取得に関わる融資でもアイヌというだけで審査・返済規定が緩く、こういった様々な申請には協会の支部長の承認が必要としているために、幹部が絶対的な権力を握っているという構図です。

北教組もまた、アイヌ語の教育という名目で架空の領収書(実際には教えていない講師の名前を勝手に使用)で予算を受け取るといった不正を行い、発覚しています。砂澤氏によると、アイヌ語と一口に言っても本来は部族によってかなり異なるもので、現在アイヌ語と称しているものは統一化した作られた言語とのことです。

なお、ブログ主が以前読んだ金田一春彦氏の本によると(父の金田一京助氏はアイヌ語・アイヌ文学の研究を開拓)、アイヌ語は動詞の変化が激しいそうですが、和人との間でブロークンなアイヌ語を話していたため、明治期には既にかなり文法が崩れていたとのことです。

 

他国の先住民との交流という名目で、実際は格安ツアーを利用しているのに費用を水増しして請求していたこともあるそうです。

 

Part2では、冒頭、砂澤氏より、アイヌの祭り、イヨマンテ(熊祭り)が実は昭和の中期に作られた単なるイベントだと暴露されます。本来は熊に限定したものではないとのこと。

小野寺氏の道議会での追及の様子も映されますが、これに答弁する高橋はるみ知事のヘラヘラした態度には怒りさえ覚えます。

砂澤氏はかつてアイヌ協会に属していましたが、不正を糺そうとしたところ強制的に除名されたそうです。氏が仰るように、既に犯罪の域のことが横行しているので、刑事告発されるべき問題で、文化を研究するための予算だけ残すべきだと思いますが、このブログエントリーの最初ご紹介した最新の動画でも状況は変わっていないというのが実態です。

  

【小野寺まさる&砂澤陣】暴かれたアイヌ利権の実態 Part1 [桜H23/12/21]
https://youtu.be/URRyaCPlWuo

【小野寺まさる&砂澤陣】暴かれたアイヌ利権の実態 Part2[桜H23/12/22]
https://youtu.be/KrPFafFFRJE

最近になって急浮上してきた「先住民族・アイヌ」の問題。その定義すら曖昧な「アイヌ民族」に対して行われている手厚すぎる「アイヌ政策」の闇を、北海道議会で孤軍奮闘されている小野寺まさる道議と、アイヌ文化の保護活動を行いながら利権と闘ってこられた砂澤陣氏の両氏にお聞きしていきます。

その定義も曖昧で、まるで鵺のような行政上の「アイヌ民族」。その背後には、「金日成主義」を掲げる在日朝鮮人などが、補助金搾取を狙ってアイヌを利用している驚くべき実態があった。小野寺まさる道議が高橋はるみ知事に補助金行政の疑惑を糺した議会質問の様子を御覧頂きながら、利権に群がるアイヌ協会の醜い実態と、自治権確立を煽る反日外国人の暗躍などについて告発していただきます。

また、北のアイヌ問題も霞むような、沖縄の一括交付金問題についても併せてお伝えします。

 

④、⑤【アイヌの真実】砂澤陣氏に聞く[桜H22/2/13] 1/2、2/2

冒頭に登場する小林よしのり氏で笑ってしまいましたが、氏の「ゴーマニズム宣言」でもかつてアイヌ問題を取り上げており、以前からこの問題には関わっていたようです。

番組自体はジャーナリストの井上和彦氏による砂澤氏のインタビューで構成されています。

自身もアイヌの血を引く砂澤氏は、容姿などから差別を受けた経験はあるそうで、「差別は無かったとはけして言えないが、差別を作り出しているのはアイヌ」という発言は説得力と重みがあります。

協会により「アイヌ」と承認されればアイヌになれるのだそうです。例えば、アイヌに憧れて移住してきた人やアイヌに共感する運動家も協会かが認めれば「アイヌ」になれるのです。

そして各種の補助金を貪るため、自ら差別を招いているというわけです。

「『アイヌ』は利権以外の何者でもない」と言うように、かなり前からアイヌではない人達-同和関係や在日コリアンが入り込んでおり、差別運動をやっていた人がノウハウを持ち込んだ結果、実権を握っているのはこうした人々です。

氏は、「人工的に民族を作り上げている」とも言います。(この件は【追記】に挙げた動画を観るとよく分かります。)

「自然との共生」といったことが言われますが、これは古くから日本人(和人)も同じことで、アイヌを特別視して欲しくないと仰います。

 

1/2【アイヌの真実】砂澤陣氏に聞く[桜H22/2/13]
https://youtu.be/PrNkZHyGx9I

2/2【アイヌの真実】砂澤陣氏に聞く[桜H22/2/13]
https://youtu.be/e07pesr-JhY

2010/02/13 に公開
2008年6月、国会では「アイヌ先住民族決議」が全会一致で可決された。これによりアイヌは先住民族と定義され、日本に「先住民族問題」が提起されることとなったのである。

しかし、混血・同化が進んだ現在のアイヌ民族運動はどのようになっているのだろうか?本来の人権活動とは別次元の、左翼による利権創造や日本解体工作に利用されている実態について、アイヌの血を引く砂澤陣氏にお聞きしていきます。

 

【追記】動画を観ていたら、別の動画も見つかったので、URLのみ貼っておきます。(未見)

 

1/2【利権創造】報道スペシャル-アイヌ問題の真実[桜H24/2/4]
https://youtu.be/0SK7JJ7WUBg


2/2【利権創造】報道スペシャル-アイヌ問題の真実[桜H24/2/4] 
https://youtu.be/049RaEaJBNc.

アイヌ民族党結成の背景や、アイヌに対する差別撤廃と民族自立を謳う運動の陰にある不正と利権の実態について、追及します。

出演:
 小野寺まさる(北海道議会議員)
 河野本道(文化人類学者)
 砂澤陣(工芸家・ブログ「後進民族アイヌ」管理人)
 高清水有子(皇室ジャーナリスト)
 水島総(日本文化チャンネル桜代表)

 

 

 

 

 


 

2018/07/20

【中国】オーストラリア・タスマニアが中国に狙われている【チャンネル桜】

公開: 2018/07/20 10:40  最終更新: 2018/07/20 13:46 (加筆修正中)  

ブログ主が最近見た動画の覚え書きです。

 

チャンネル桜 

【世界は今… #114】仏革命記念日パレードとW杯優勝 / 豪州で安倍首相が支持される理由 / 中国に乗っ取られるタスマニア / 櫻會、カナダ建国記念パレードに神輿で参加[桜H30/7/19]

■ オーストラリア・メルボルン - 山村恵美子さん
・世論調査で安倍首相が世界のリーダー2番目となったその理由
・タスマニアが中国の楽園“リンゴ島”になるか(1h9m22s~

 

 

 

 

『世界は今』シリーズは海外在住の方からの現地レポートの番組ですが、オーストラリアのメルボルン在住の方が大変興味深い報告をなされていました。

それは、タスマニア(Tasmania/オーストラリア大陸の南=右下=にある島で州都ホバート〔Hobart〕。人口48万5千(2005)。)のスワンシー〔Swansea〕という市の3200ヘクタールの土地が中国資本に買われたということです。

少し説明では分かりにくい部分があるのですが、取り敢えず、動画での説明を書くと、スワンシーは人口866人で平均年齢が65歳(※)、ここに、ホテルやゴルフ場、医療施設、農場といった街(complexという表現をしていたので、複合施設という意味かと思います。)を建設。滑走路まで建設するとのことで、都市の活性化を目指してのもの、という話でした。

 

※2016年の国勢調査によると、人口は866人で一致していますが、平均年齢は62歳とのこと。→http://quickstats.censusdata.abs.gov.au/census_services/getproduct/census/2016/quickstat/SSC60653

 

元記事は不明ですが、その内の一つはこれではないかと思われるものは下記のABCの記事です。

 

http://www.abc.net.au/news/2018-04-24/huge-development-considered-for-tasmanias-east-coast/9690496

Tasmanian east coast council approves rezoning land for $100m resort development

Updated 30 Apr 2018, 1:18pm

A multi-million-dollar tourism development is on the cards for Tasmania's east coast, boasting everything from luxury accommodation to a palliative care facility and an airstrip.

 

Cambria Green Agriculture and Tourism Management, a group of international and Australian investors, bought the Cambria and Belmont properties in March 2015.

On Tuesday night the Glamorgan Spring Bay Council voted 4-3 — with one councillor absent from the vote — in favour of a rezoning request for parts of the 3,185-hectare property located at Dolphin Sands (between Swansea and Coles Bay).

(以下略)

【意訳】

タスマニア東海岸評議会、1億ドルのリゾート開発のために土地を再区画を承認

豪華な宿泊施設から緩和ケア施設や滑走路まで、何百万ドルもの観光開発がタスマニア東海岸で行われつつある。

 

カンブリア・グリーン・アグリカルチャー・アンド・ツーリズム・マネジメント(Cambria Green Agriculture and Tourism Management)は、2015年3月にカンブリアとベルモントの資産を買収した。

火曜日の夜、Glamorgan Spring Bay議会は、(SwanseaとColes Bayの間にある)Dolphin Sandsの3,185ヘクタールの敷地の一部の区画整理要請を受けて、4-3で可決した。1人は欠席。

 

購入したカンブリア・グリーン・アグリカルチャー・アンド・ツーリズム・マネジメント(Cambria Green Agriculture and Tourism Management)は、別の記事(後述)では中国の企業と書かれています。

記事は長いので省略しましたが、この後は複数のインタビューが続き、Glamorgan Spring Bay市長はこれを素晴らしい開発と絶賛しています。

新しく作られるリゾート施設は、ヴィラ、ホテル、大小2つのゴルフコースを始め、コンビニエンスストア、薬局、歯科医療サービス、カフェ、レストラン、ジム、子供用の遊び場、アートギャラリーがあります。

また、滑走路はthe Royal Flying Doctor Service(ロイヤル・フライング・ドクター・サービス)のためのものだそうです。

既に400メガリットルの水利権も確保したという恐ろしい記述も出てきます。(The company has also bought a 400-megalitre water entitlement from Tasmanian Irrigation to secure a reliable water supply for the property.)

 

20180720_aust01

画像は、遺産登録されている1830年代の古い農家。既に買収され、結婚式場に使われるとのこと。

 

地元の方の反発の声もありますが、環境の面からの懸念だけで、中国がなにをやろうとしてるのかは気づいていない様子です。

 

 

以下、別の記事ですが、恐らく、山村さんの報告はこちらの記事がソースなのではないかと思われます。

このリゾート開発計画が議論を呼んで(controversial)おり、地元の反発(backlash)を招いているという内容です。

以下、記事中にインラインで説明を追々付加しますが、2014年11月に習近平が州都ホーバートを訪れ、中国人の観光ブームが起こったそうです。

これは北海道と同様に国策の観光ブームではないかと思われます。

 

https://www.news.com.au/travel/australian-holidays/tasmania/china-sets-its-sights-on-tasmania-with-controversial-100m-development-plan/news-story/c68d91d56b7b0d326f94589acc6af5b7

China sets its sights on Tasmania with controversial $100m development plan

中国のタスマニアに照準を定めた1億ドルのリゾート開発が論議を呼ぶ

2018年6月25日3:45 pm

CHINESE tourists are flocking to this surprising Aussie state in record numbers. But an ambitious $100 million plan has sparked a local backlash.

CHINA has its sights set on Tasmania. 

A proposed $100 million resort on the southern state’s east coast backed by Chinese investors is proving controversial, with residents concerned about the impact on their surroundings.

Tourism currently contributes around $2.3 billion — around nine per cent — to the Tasmanian economy.

The state government wants to capitalise on this, with over a billion dollars designated for hotel developments.

But locals are seriously concerned that the island’s natural beauty may be at risk.

中国投資家により提案された南部の東海岸にある1億ドルのリゾート案は、地元住民の間で論議を呼んでいる。自然環境への影響に懸念を抱いてのものだ。

CHINA’S GROWING FASCINATION WITH TASMANIA

In November 2014, Chinese president Xi Jinping made a historic visit to Hobart. He was the highest-profile head of state to visit the state, and his much-publicised visit inspired a massive boom of Chinese visitors.

That same year, Tasmanian Premier Will Hodgman declared the state “open for business” — which he reiterated in parliament just last week.

Tasmania received 35,000 Chinese visitors last year, making up 13 per cent of the state’s international visitors and spending a total of $83 million — a whopping increase of 63 per cent on the year before.

2014年11月に習近平が州都ホーバートを訪れ、中国人の観光ブームが起こった。 同年、州首相も(外資)ビジネスにオープンであるという姿勢を見せ、昨年は35,000人の中国人訪問者を受け入れた。それは州の外国人訪問者の13%を占め、8300万ドルの経済効果をもたらし、前年比63%増加となった。

In 2016, Australia’s biggest dairy firm Van Diemen’s Land Company was sold to a Chinese businessman for $A280 million.

Earlier this year, its five Tasmanian directors all quit. In 2017, Chinese millionaire William Wei purchased the award-winning Villa Howden wedding venue, which looks out onto North West Bay.

オーストラリア最大の酪農会社、Van Diemen's Land Companyは、2016年に中国人ビジネスマンに2億8千万豪ドルで売却され、5人のタスマニア人取締役は辞任。2017年には中国人富豪が結婚式場を買収。

But over the past two months, a huge China-backed eco-resort has seen locals holding different concerns.

CONTROVERSIAL CHINA-BACKED $100M DEVELOPMENT

In April this year, a proposal was announced for a $100 million eco-resort called Cambria Green, which would be developed at Dolphin Sands, a picturesque coastal region north of Swansea in Tasmania.

今年の4月、スワンシーの北部にある美しい海岸沿いの地域であるドルフィン・サンドでの1億ドル規模のエコ・リゾート「Cambria Green」の提案が発表された。

The project has been labelled one of the state’s biggest tourism developments, and would include a 300 villa and unit precinct, a health retreat, a 120-room “Cambria Sky hotel’ and 240 accommodation units. The resort would stretch over 3000 hectares, including a golf course.

A palliative care unit was also included in the development’s master plan.

The property would overlook the breathtaking Freycinet National Park, which is one of the state’s biggest tourism attractions.

計画は、300ものヴィラを含む、健康施設、120室のカンブリア・スカイホテルや240室の宿泊施設が含まれており、3000ヘクタールもの広さを持つ。

中にはゴルフコースや緩和ケア施設も含まれている。

It was proposed by the Cambria Green Agricultural Tourism Management, helmed by Hong Kong-born Melbourne developer Ronald Hu, and Liu Kejing, a Chinese businessman from Shandong.

香港出身のメルボルン在住デベロッパー、ロナルド・フーと山東省の中国人ビジネスマン・Liu Kejingの指揮によるカンブリア・グリーン・アグリカルチャー・アンド・ツーリズム・マネジメントによって提案されたもの。

On its Facebook page, the pair said they want to “bring the surrounding community along our long-term journey, with an aim to attract more Tasmanian and international tourists, to both enjoy the beautiful East Coast of Tasmania and bring added economic value and jobs to the region”.

The majority of the landowner consent forms have been signed by Mr Kejing.

The development is hoping to attract wealthy Chinese tourists to the region. Last year, Chinese tourism in Tasmania saw a 60 per cent increase on 2016. There were a total of 279,000 international tourists in Tasmania last year, spending almost $500 million.

Tasmania currently has the highest level of foreign ownership of any Australian jurisdiction, with China its largest investor, according to the Guardian.

土地所有者の同意書の大部分は、Kejing氏によって署名されている。

ガーディアン紙によると、タスマニアはオーストラリアの中で現在最も外国人が所有権を持つ割合が多く、中国はその中で最大の投資家である。 

WHY LOCALS ARE WORRIED

地元住民の懸念とは

The proposed development has sparked a number of concerns among Swansea locals.

Anne Held, president of the East Coast Alliance, told news.com.au people feel they’ve been left in the dark over the development.

“The main concerns are really the scale and intensification of what they say they’re going to do,” she said. “It just begs the question — does an area that’s as pristine, as stunning serene and majestic as this need something that’s as big as a new town with its own commercial centre, at the expense of people who live there?

“You’d imagine this could fit around a major city, but not around a small rural village on the east coast.”

The developers said it will be good for the economy, in that it will encourage tourism and create full-time jobs, but Anne said locals are “not convinced” it will raise employment figures significantly.

It didn’t help that China broke the news of the development three days before Tasmanians heard about it, holding a signing ceremony in Beijing that celebrated a partnership between Beijing Lidaohengtong Culture and Art Company and Cambria Green to create three art museums on the property.

“The signing ceremony created fear because it happened three days before where they initiated the application. It felt like Cambria Green had gone into this sign-in agreement with the Beijing Culture and Art Company and left us in the dark.

“There was no consultation before the area plan was submitted. They haven’t been clear in exactly what they want, and there’s this whole element of the unknown that creates a feeling of mistrust.”

She also said locals hold environmental concerns about how developments — if they go ahead — could affect Tasmania’s unique flora and fauna.

A CASE OF FOREIGN INVESTMENT GONE TOO FAR?

The Tasmanian Greens have slammed the proposal, saying the development is symbolic of growing concerns over foreign ownership and influence in Tasmania.

“There has been an unprecedented surge in money coming in from businesses that are closely linked to the Chinese communist government, there is no way around that,” said Tasmanian Greens Leader Cassy O’Connor.

Ms O’Connor stressed it was not about race or ethnicity, saying it’s rather about politics and the strategic objectives of the “oppressive and authoritarian” Chinese government.

“We will not be the useful idiots for the Chinese Communist Party. We will come into this place and defend Tasmania’s sovereignty, our food security, our way of life and our cultural identity every single day of the week.”

Mr Hu, the Melbourne developer, rejected the idea that influence operations were relevant.

“If my operation influence something, would I call it Chinese influence or not? Because I’m Australian, I’ve been here 30 years, alright? I definitely share Australian values. I am one of the Australians,” he told the ABC. “But I don’t know, people might think, ‘You are not that type of Australian’. I don’t know.”

Political tensions between Canberra and Beijing remain high. Over the past year, the Chinese government has been under ongoing scrutiny over its alleged interference in Australian politics. Likewise, Canberra has indicated it may be prepared to go to war with China if tensions were to escalate in the South China Sea.

Both these issues have sparked threats from the Chinese government. Just last month, the state-run Global Times issued a lengthy editorial threatening trade reductions to harm our economy, to “make Australia pay for its arrogant attitudes it has revealed toward China over the past two years”.

But for locals, this is not as significant. Anne says Tasmanians are mainly concerned with how much their pristine surroundings may potentially change.

“If this goes through, it sets a scary precedent for Tasmania,” she said. “Tasmania’s beauty is based on its national parks, its heritage, its gorgeous environment.

“For a development of this nature to take place in this prime spot on Tasmania’s east coast … that sets a precedent for the rest of the state for sure.”

 

もう少し整理して加筆修正する可能性がありますが、一旦公開します。

 

 

 

 


 

2018/07/17

【沖縄】辺野古の活動家を隠さなくなったNHKのバランス感覚

本題に入る前に、16日付朝日新聞デジタル版に掲載された調査をご紹介します。

『SNS参考にする層ほど内閣支持率高め』(記事後述)というもので、下のグラフを見れば一目瞭然のように、「どんな媒体で政治や社会のニュースを入手しているか」と内閣支持率の関係です。

 

20180716_asahi01  

ただ、これでは各項目の母数が分かりづらいので、年代別でどのような媒体を利用するかを見てみると(下記)、細かい数字は18~29歳と30代しか掲載されていませんが、ニュースを見る媒体はネットがトップになっています。尤も、テレビの影響力は依然として強いとも見ることができます。

 

 

 

 

18~29歳は「ネット」38%、「テレビ」35%、「SNS」16%、「新聞」8%の順。30代は「ネット」53%、「テレビ」28%、「新聞」12%、「SNS」7%の順だった。40代以上はいずれも「テレビ」が最多で、年齢層が上がるほど「新聞」の割合が増え、「ネット」や「SNS」の割合が減った。

 

ブログ主はと言うと、実はテレビは結構“見て”います。

正確に言うと、テレビを点けていると言った方がいいのですが、メジャーリーグ中継を観るために主にBS1にチャンネルを合わせて音声を絞って字幕を出し、中継が終わっても点けっぱなしにしています。これは、北朝鮮からのミサイルが頻繁に飛んできた頃からの習慣で、これで定時のニュースくらいは見ることができます。

そこで、週末頻繁に目にしたのが下のニュースです。(画像は他紙のweb記事などより)

 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180715/k10011534211000.html
辺野古 ゲート前に新フェンス 市民グループの反発も予想

2018年7月15日 11時56分
沖縄のアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設工事が進む中、沖縄防衛局は、移設に反対する市民グループが座り込みの抗議活動を続ける工事車両用のゲート前に新たにフェンスを設置しました。防衛局は「歩行者や車両の通行を確保するため」としていますが、市民グループの反発が強まることが予想されます

 

20180716_ryukyu01

 
新たにフェンスが設置されたのは、普天間基地の移設工事が進む、名護市辺野古に隣接するアメリカ軍キャンプシュワブの工事車両用のゲート前です。

14日午後11時すぎから、沖縄防衛局や国道事務所の職員など数十人がゲート前に集まり、高さ数メートルのフェンスを次々と設置していきました。

フェンスは、これまでゲートと車道の間にあったものを車道側に拡張する形で設置され、移設に反対する市民グループが続けている座り込みの抗議活動のスペースが大幅に狭められています

 

20180716_okinawa01

 

防衛局は「歩行者や車両の安全で円滑な通行を確保するため」としていますが、抗議活動が大きく制限されることになり、市民グループの反発が強まることが予想されます。

市民グループの安次富浩共同代表は、「日本政府は辺野古での作業をいつも深夜にやる。これが政府、行政機関のやりかたなのかと疑問に思う」と話していました

 

上の記事はネット配信だけでなく、テレビでも同じ内容で報じられました。

 

このブログをお読みになる方はこの場所でいわゆる“市民グループ”がどのような妨害活動を行っているかはよくご存知だと思いますが、「座り込み」だけでなく、工事車両の前にプラカードを持って飛び出したり、寝転んだりと、あきらかな威力業務妨害を行っています。

沖縄のメディアではこれを“正義”のように報道しているのですが、NHKでもこれらの活動家をまるで“善意の人達”のように報道し出すようになったというのが大きな問題で、しかも、隠しきれていないのです。

 

「移設工事」(沖縄メディアにかかると“新基地工事”になるのですが、)は普天間を返還するために機能を辺野古に移すもので、地元には依然としてコアな反対者はいるとは言え、既に地域振興と引き替えに受け入れているので、活動家が渋滞を引き起こすことから、ここで生活する方にとっても迷惑な存在となっています。

 

こうした現状は、在京メディアではむしろ知られないように無視していることが多かったのですが、報じただけでなく、どう読んでも『理(ことわり)』のない活動家の主張まで掲載しているのは、これはNHKが隠すこともやめたと見ていいのか、あるいは完全に判断能力を失っているのか、理解に苦しみます。

 

 

【参考記事】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180716-00000011-asahi-pol
SNS参考にする層ほど内閣支持率高め 朝日世論調査
7/16(月) 4:57配信

 SNSやネットの情報を参考にする層は、内閣支持率高め――。

 朝日新聞社が14、15両日に実施した世論調査で、政治や社会の出来事を知る際、どんなメディアを一番参考にするかを尋ねた。すると、「ツイッターやフェイスブックなどのSNS」「インターネットのニュースサイト」と答えた層は、内閣支持率が高い傾向が見られた。「テレビ」と答えた層の支持率は全体の支持率とほぼ同じで、「新聞」と答えた層は支持率が低かった。

 政治や社会の出来事について情報を得るとき、一番参考にするメディアを四つの中から選んでもらったところ、「テレビ」が44%で最も高く、次いで「インターネットのニュースサイト」26%、「新聞」24%、「ツイッターやフェイスブックなどのSNS」4%だった。

 年代別に見ると、18~29歳は「ネット」38%、「テレビ」35%、「SNS」16%、「新聞」8%の順。30代は「ネット」53%、「テレビ」28%、「新聞」12%、「SNS」7%の順だった。40代以上はいずれも「テレビ」が最多で、年齢層が上がるほど「新聞」の割合が増え、「ネット」や「SNS」の割合が減った。

 次に、参考にするメディア別の内閣支持率をみると、最も支持率が高かったのは「SNS」と答えた層で48%(不支持率22%)。次に「ネット」と答えた層は42%(同38%)、「テレビ」は38%(同41%)、「新聞」は32%(同54%)だった。回答した人全体の内閣支持率は38%(同43%)だった。

 新聞の購読層と政治意識をめぐっては、麻生太郎・副総理兼財務相が6月、自民支持が高いのは10代から30代だとして、「一番新聞を読まない世代だ。新聞を読まない人は、全部自民党なんだ」と発言した。

 今回の調査で、年代別に支持政党をみると、18~29歳の自民支持は32%で、全体の自民支持の34%とほぼ同じ。「無党派層」が最も多く、57%を占めた。30代では自民支持が37%だった。

 参考にするメディア別の自民支持を見ると、内閣支持率ほどの大きな違いはなかった。「SNS」と答えた層の自民支持は34%、「ネット」と答えた層は37%、「テレビ」は34%、「新聞」は32%だった。どのメディアを参考にする層でも、「無党派層」が最も多かった。(三輪さち子)

 

 

 

 

 


 

2018/07/15

【動画】経済討論 これでいいのか?骨太の方針【チャンネル桜(H30/7/14)】

このエントリーはURL等をメモするためのブログ主の覚え書きです。

6月15日に閣議決定された『経済財政運営と改革の基本方針2018』、いわゆる『骨太の方針』に関し、チャンネル桜にて討論会がありました。内容は後述する内閣府のHP、あるいは翌16日の新聞各紙のweb記事等に要約があるかと思います。)

この方針は、外国人材の安易な受け入れ等、ブログ主にとっても疑問の多いないようですが、この問題を含め、番組では内容の濃い討論が行われています。(内容が多すぎて、いつものような要約は省略。)

今月6日に総理に提言を提出した「自由民主党日本の未来を考える勉強会」の中心者、安藤裕議員や長尾たかし議員もパネリストとして出演。提出の様子は官邸のHPにも動画と共に掲載されています。

 

チャンネル桜 【経済討論】これでいいのか?骨太の方針[桜H30/7/14]

◆経済討論-これでいいのか?骨太の方針

パネリスト:
 安藤裕(衆議院議員)
 上島嘉郎(元産経新聞社『月刊正論』編集長・ジャーナリスト)
 島倉原(経済評論家・株式会社クレディセゾン主任研究員)
 宮崎正弘(作家・評論家)
 長尾たかし(衆議院議員)
 三橋貴明(経世論研究所所長)
 渡邉哲也(経済評論家)
司会:水島総

 

【関連サイト】

■内閣府HP>経済財政運営と改革の基本方針2018

■首相官邸HP>平成30年7月6日 自由民主党日本の未来を考える勉強会による提言申入れ

■安藤裕議員HP(https://www.andouhiroshi.jp/

  • 7月6日付 「デフレ完全脱却による財政再建に向けた来年度予算編成についての提言(PDF
  • 5月11日付 提言Ver.2 H30年度 日本の未来を考える勉強会提言書〈最終版

 

 

 

 


 

2018/07/13

【世界遺産】『消された信仰: 「最後のかくれキリシタン」-長崎・生月島の人々』(広野真嗣著)-カトリック史のタブー【書籍】

ブログ主の手元に『離島振興ふくらむ期待 地元「Uターンにつなげたい」』(7月1日付産経新聞)という記事があり、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産に決まった瞬間の生月(いきつき)島の人々の様子が報じられています。(web上にも同タイトルの記事がありますが、紙面と内容は異なります。)

以下はその一部。

 

長崎県平戸市・生月島の博物館に市民等100人がクラッカーを鳴らしたりくす玉を割ったりして万歳三唱。その後、禁教期の信仰形態を今も続ける人々が、代々受け継ぐ祈りの言葉「オラショ」を披露。独特のリズムで唱え終わると、拍手に包まれた。

※ブログ主註: オラショ【oratio(ラテン)】 (キリシタン用語)祈り。 広辞苑より

 

生月島は世界遺産の構成要素には入っていません。

 

 

③の中江ノ島はキリシタンが処刑された殉教地であり聖水の湧く島で、生月島の人々にとっても重要な聖地。

20180713_ikisuki01

 

しかし、長崎県の文化遺産が世界遺産に選ばれ、素直に喜びを表している様子は心からのものでしょうし、これに水を差すつもりはありません。

 

この本は、禁教下にも信仰を守り続けた人々が住む生月島がなぜ構成要素に入らないのか、そのことに疑問を持った著者が、緻密な取材を重ね、得意な信仰形態を伝えるだけでなく、ある、カトリック史のタブーにまで辿り着きます。

 

著者が生月島と関わるきっかけの一つは長崎県が作成したパンフレットです。

2014年版では、「平戸の聖地と集落」の項には以下のように書かれていました。

 

「平戸地方の潜伏キリシタンの子孫の多くは禁教政策が撤廃されてからも、先祖から伝わる独自の信仰習俗を継承していきました。その伝統はいわゆる「かくれキリシタン」によって今なお大切に守られています。」

 

それが、2017年版では文章全体が変わり、特に最後の一文は、

 

「解禁後もカトリックに復帰することはなく、禁教期以来の信仰形態を維持し続けたが現在ではほぼ消滅している。」

 

と変わっていたからです。また、生月の「かくれキリシタン」の信仰を伝える聖画の画像もパンフレットから削除されていました。

著者の広野真嗣氏はプロテスタントの家に生まれ、高校生の頃に洗礼を受けていますが、自然と宗教的生活から遠ざかり、自らを「ペーパークリスチャン」と呼んでいます。しかし、そのような下地があるので、生月島の「かくれキリシタン」の人々の唱えるオラショも理解でき、キリスト教に詳しくない読者にも理解しやすく説明がなされています。

 

最初に示した産経の記事でも分かるように、生月島の方々、特に「かくれキリシタン」の方々も今回の決定は歓迎されており、構成要素に入らなかったことに不満はないことは分かりますが、この本を読んでいると、どうしても月島の人々に肩入れしてしまい、“正統な”カトリックによる“異端な”「かくれキリシタン」に対する見下しのようなものを感じてしまいます。その傾向は著者にも見られ、かくれキリシタンの人達が守る聖歌が中世の形が残っている点には価値を見いだせないのだろうかと語っています。(但し、これは世界遺産の構成要素に入れる入れないという議論ではありません。)

 

以下は、この本をまだ読んでいない方の興味を削がない程度に、この本で知ったことやブログ主の覚え書きを何点か書き留めておきます。

 

まず、ご存知の方も多いかと思いますが、最初は、キリスト教伝来から禁教時代、そして解禁までを含めた遺産の登録を目指したところ、テーマを絞るように勧告され、一旦取り下げた経緯があります。(参考記事後述)

そこで、禁教時代の『潜伏キリシタン』に関する史跡に絞るようアドバイスされたわけですが、それにより構成要素から外された史跡もいくつかあります。

 

「かくれキリシタン」という言葉について。

ブログ主は以前のエントリー「【世界遺産】『潜伏キリシタン』と『隠れキリシタン』」で、漢字変換されるがままに「隠れ」と表記しましたが、新聞の記事ではどれも「かくれキリシタン」と表記されています。正確な理由は分かりません。

「隠」は常用漢字であり、通常なら「隠れキリシタン」で良さそうなものですが、恐らく、“いわゆる「隠れ」キリシタン”の括弧のようなものなのだと思います。

歴史の教科書で習う「隠れキリシタン」とは異なり、キリスト教解禁後は“隠れ”る必要もなく、隠れてもいないからです。そのため、「カクレキリシタン」と仮名書きすべきという意見もあるようで、この主張には“もはや、クリスチャンでもない”という意図も感じます。

 

「洗礼者ヨハネ」について。

下は、本の表紙(左)と美術史の本にあった「キリストの洗礼」の絵(右側がヨハネ)。

 

20180713_ikisuki02_john

 

表紙に描かれたちょんまげの男性の絵は生月島に伝わる洗礼者ヨハネの絵なのだそうです。

ヨーロッパでの美術館巡りが好きなブログ主ですが、宗教画はよほど有名なものでなければ興味がないので素通りしてしまいます。そんなブログ主でも、(あくまでも言われてみれば、ですが)ヨルダン川らしき川は分かるし、きんと雲のようなものに乗っている十字架は聖霊であることくらいは分かります。本ではそれ以外にもある「ヨハネとの共通点」が説明されています。

 

「信徒発見」という奇跡。

新聞に「潜伏キリシタンを巡る歴史」と題して簡単な年表があったので、それを書き写します。(括弧内ブログ主追記/赤字の出来事の間が世界遺産の対象)

 

1549年 キリスト教伝来(フランシスコザビエル)
(1587年 バテレン追放令)
1614年 全国に禁教令発令
1637年 島原・天草の乱
1639年 ポルトガル人の来航禁止
1853年 黒船来航
1865年 長崎で潜伏信徒が神父に信仰告白
1867年 大政奉還
1873年 禁教令撤廃

 

1865年の「長崎で潜伏信徒が神父に信仰告白」というのは、カトリック界では奇跡なのだそうです。

これは、長崎市の大浦天主堂(1864年完成)に浦上村の潜伏キリシタン14、15人が現れ、フランス人神父に信仰を告白し、拷問などの弾圧に耐えながら信仰を受け継いできた信者を発見したことは「宗教史上の奇跡」とされているそうです。

年表を見て、禁教令撤廃以前に教会が建てられたのを不思議に思うかも知れませんが、開国後に来日した宣教師のためだそうです。

 

以上で本の紹介を兼ねたブログ主の覚え書きは終わりですが、以下、追記を。

 

読売新聞(7月1日付)に載っていた高祖敏明・上智大特任教授(キリスト教文化史)のコメント。

 

日本はキリシタン迫害という『負の歴史』を世界遺産に推薦し登録にこぎ着けた。歴史を引きずるのではなく、対立を乗り越えた事例として文化的価値を見いだす姿勢を示した点に登録の意義がある。

 

「キリシタン迫害」を別の言葉に置き換えても成り立つような発言です。何とは言いませんが。

どうして現代の価値観で歴史上の出来事を語るのでしょうか。

 

 

参考記事:『世界遺産、長崎教会群の推薦取り下げへ 諮問機関指摘で政府』

 

https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG04H1Y_U6A200C1000000/

世界遺産、長崎教会群の推薦取り下げへ 諮問機関指摘で政府 
2016/2/4 14:00

 政府が今年夏の世界文化遺産登録を目指している「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」(長崎、熊本県)について、政府関係者は4日、推薦をいったん取り下げる方向で最終調整していることを明らかにした。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関から不備を指摘されたため。政府は現状のままでは登録は難しいと判断、来週にも閣議で取り下げを了解する。政府関係者は「課題解消に時間がかかり、今夏の登録審査に手続きが間に合わない可能性がある」としている。

 不備の指摘を受けたのは1月中旬。政府関係者によると、ユネスコ諮問機関の国際記念物遺跡会議(イコモス)から「潜在的な普遍的価値は認めるが、個別の構成資産が果たす役割の説明が不十分だ。このままでは審査前に登録延期勧告が出る可能性がある」との内容だった。推薦書の見直し作業が長期化する可能性もあるという。

 教会群は、日本にキリスト教が伝来して以来、約250年にわたり弾圧を受けながらひそかに信仰を守り抜き、復活した歴史をたどる。現存する国内最古の教会で国宝の大浦天主堂(長崎市)、禁教下の信仰を伝える天草の崎津集落(熊本県天草市)など14の資産で構成する。

 政府は昨年1月、ユネスコ本部に正式な推薦書を提出し、イコモスは昨年9~10月、専門家による現地調査を実施。今年5月ごろに評価結果をユネスコに勧告し、7月の世界遺産委員会で登録の可否が審査される予定だった。〔共同〕

 

 

 

 

 


 

2018/07/12

骨密度は鍛えないと高まらない

このところ、腰痛が悪化し、そのせいか脚まで異常があり、整形外科にかかっています。そのために座ってPCに向かうのもしんどい状態だったのですが、このことは本題ではありません。(ただ、誰かの役に立つかも知れないので、この件は後述します。)

結局、大きな病院でMRIなどの検査を受けた方がいいということになり、紹介状を貰って受診したところ、MRIと腰椎(ようつい)の骨密度を調べた方がいいということになり、次回、その検査をすることになったのですが、最初にかかった近所の整形外科でも骨密度は測って貰っていて年相応の正常値だったので、「え、骨密度って部位によって異なるんですか?牛乳飲んでもダメなんですか?」と質問したところ、「骨密度は鍛えないと高くならないよ」という答え。

例えば、「蕎麦打ちをする職人さんは腕の骨密度がものすごく高い」のだそうです。

ブログ主が先日計って貰った骨密度は左腕の肘から下なので、“それはそれ、これはこれ”なんですね。

骨密度を高めるには、運動することなのだそうです。

 

そこで、腰椎を鍛えるにはどんな運動がいいのかと質問すると、例えば、「かかとを上げて降ろす」、「ピョンピョン跳ぶ」と言われました。

従って、こういう動作を日頃している方は腰椎も強いのだと思います。

 

 

 

 

それにしても、今回教訓として分かったことは、どこか1箇所で骨密度を測っても当てにならない、ということです。

 

 

ところで、ブログ主の状態ですが、3週間ほど前に軽いぎっくり腰のような症状が出て、寝返りを打ったり、床や椅子に座った状態を保つ時に腰に痛みがあり、これは鎮痛剤等で誤魔化していました。(病院に行っても、どうせ鎮痛剤と湿布薬しかくれないし。)

ぎっくり腰の治りかけくらいの痛さなので、せいぜい2週間もあればおおかた治るだろうと、しばらく様子を見ていたら、10日前くらいから脚に痺れを感じるようになり、家の中を歩き回る程度なら平気ですが、500mくらいの距離を歩くと、脚が痛くて立っていられない状態に。

これはまずいと近所の整形外科に行ったのですが、レントゲンを撮ったら、腰椎の椎骨がかなりつぶれていました。

丁度いい画像があるので、ご紹介します。

 

20180712

 

ブログ主の場合、下から3番目の椎骨(ついこつ)が「トラブルを抱えると」にあるイラストの状態でした。

3~4年前にもぎっくり腰になったことがあり、その時に撮ったレントゲンでも若干つぶれていたのですが、昨年12月末でもたいして変わらない状態。しかし、先日撮ったレントゲンでは更につぶれていたのです。

となると、この7ヵ月ほどの間に何かがあったはずですが、激しい運動とか重いものを運ぶ仕事するといった覚えは全く無いのです。

だから、大病院の医師が腰椎の骨密度を調べる必要があると判断したのですね。(腕の骨密度では判断できないと。)

 

 

取り敢えず、腰の痛みはだいぶ和らいだのは幸いですが、脚の痺れがある間は外出もままならないのが困ったものです。

1週間後にMRIと骨密度の検査をすることになったので、取り敢えずはその結果待ちです。

 

 

 

 


 

2018/07/07

【盗用疑惑】講談社・群像の『美しい顔』全文を読んで

公開: 2018/07/07 16:39  最終更新: 2018/07/07 17:14  

現在世間を騒がせている芥川賞候補の『美しい顔』(北条裕子著)の全文が公開になりました。

最初に関連するURLなどを提示します。

 

『美しい顔』全文

作品はPDFで公開され、下記の「講談社からのお知らせ」からダウンロードすることが可能です。(PDFのURLも書きました。)

 

「講談社からのお知らせ」 (http://www.kodansha.co.jp/news.html#news52261

 

 

 

 

簡単にストーリーを説明すると、小説は、母と幼い弟のいる女子高生主人公で一人称で語られます。震災の直後に行方不明の母親を捜し回り、変わり果てた母親と遺体安置所で対面するまでとその後を描いたもので、表題の「美しい顔」はその時の母の顔を見た印象です。

少女の心理描写に重きを置いた作品とは言え、やはり、被災地の描写-例えば、水が引いた後に電柱に絡みついた遺体といった凄まじい光景など-がリアリティを与えており、これが無ければこの作品は成り立たないでしょう。

そうした描写を引用した“参考文献”の内の一つが石井光太氏の『遺体』(新潮社)で、主に遺体安置所の光景を描写した部分が盗用されています。そして、最初に問題視されたのがこの作品との類似点でした。

『美しい顔』における『遺体』からの引用箇所は既に色々な媒体で書かれているので、ここでは省略しますが、遺体安置所の客観的な描写のみならず、石井氏が現地で感じた主観的な描写、例えば「うっすらと潮と下水のまじった悪臭」とか、毛布にくるまれた遺体を「蓑虫」に喩えるといった特徴的な表現が、その前後も含めて書き写されており、「(悪臭が)流れてくる」を「漂う」と書き換える程度の小手先の改編がなされています。

 

新潮社と講談社の見解や経過報告

この件では、現在二社の間で協議が行われています。現時点で両社が発表している見解等は下記から読むことができます。

 

【新潮社】「群像」8月号、『美しい顔』に関する告知文掲載に関して

【講談社】「講談社からのお知らせ」

 

講談社の説明する経緯は著者のプライベートなことも理由にして、参考文献を確認する時間がなかったと、言い訳に終始しています。

 

目を向けたい、被災者の手記からの剽窃

新潮社という有名な出版社はニュースバリューがあるので新聞などに取り上げられますが、他にも以下のような“参考文献”があるそうです。

 

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  • 『3.11 慟哭の記録 71 人が体感した大津波・原発巨地震』金菱清編/東北学院大 震災の記録プロジェクト( 新曜社)
  • 『メディアが震えた テレビ・ラジオと東日本大 震災』丹羽美之/藤田真文編 (東京大学出版会)
  • 『ふたたび、ここから 東日本大震災・石巻の人たち50間』池上正樹(ポプラ社)
  • 文藝春秋二〇一年八月臨時増刊号『つなみ 被災地のこども80人作文集』(企 画・取材構成 画・取材構成 森健/文藝春秋)

 

この内、『3.11 慟哭の記録 71 人が体感した大津波・原発巨地震』の編者である東北学院大学金菱清教授がコメントを出しているのですが、あまり大きくは取り上げられていません。

ブログ主が見つけたのは朝日新聞の『芥川賞候補作、全文無料公開へ 講談社「盗用ではない」』(2018年7月3日)くらいで、それも、記事の最後に付け足しのようにこう書かれているだけです。(下記)

 

 「遺体」と同じく参考文献とされた「3・11 慟哭の記録」(新曜社)の編者、金菱(かねびし)清さんも2日、「単なる参考文献の明示や表現の類似の問題に矮小化(わいしょうか)されない対応を、作家と出版社に望みたい」とのコメントを出した。

 

そこで、探してみると、ブログ主と同じくココログに『新曜社通信』というブログがあり、2018年7月 6日 (金)付で『東北学院大学 金菱 清 「美しい顔」(群像6月号)についてのコメント』というエントリーがありました。

盗用部分に言及した箇所のみ下記に引用させて戴きます。

 

shttp://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2018/07/post-3546.html

  •  小説「美しい顔」(以下、本小説)において『3.11慟哭の記録』(以下、慟哭)との類似箇所が見られたわけですが、当初情報として類似箇所は何かを知らされていないなかで、本小説を拝読しました。では、50万字にものぼる慟哭の文字量のなかからどのようにして10数箇所の類似箇所が判明したのか。その作業は実はまったく難しくはありませんでした。
     といいますのも、本小説を読みますと、慟哭を詳細に照らし合わせるまでもなく、すぐにああ、これは慟哭の手記のこの方やあの方からモチーフを採ったものだとわかるレベルでした。
     
  •  慟哭の中でも最も多くの箇所が参照されている手記は、まさにその当時避難所で物資も情報もない中で、無神経に取材にやってくるマスメディアに向けられた「怒り」を表したものであったわけです。このモチーフは本小説でも踏襲されていると感じられました。
     あるいは別の手記において、食べ物のない、物資の届かない極限の状態のなかで「盗み」をせざるをえず、生きたいという感情からだったと自分をなんとか納得させる描写は、その当時の人の立場でなければ体現できないもので、これは現実の想像をはるかに超えるのです。そのモチーフも本小説に同様に見られました。

 

『美しい顔』を読めば分かりますが、作品中、多くの文字数を費やしているのは、上に書かれている“無神経に取材にやってくるマスメディアに向けられた「怒り」”です。ほぼ全編に渡ってこの「怒り」や「敵意」が女子高生の口から語られています。

 

多分、『遺体』のように文章をほぼ丸写ししたわけではないのでしょう(※と思ったら、かなりよく似ていました。)が、金菱氏の文章を読むと、この小説は被災された方の手記を元に、継ぎ合わせて書かれたものではないかと思わざるを得ません。

 

※追記 下は某所で見つけた一例

『美しい顔』

そろそろ一度も自宅に帰らずにいるのも限界と言って無理やり出ていく人がある。
だけど遠くまで行けば胸まで泥水に浸かることになる。着替えはない。泥を落とす水もない。
つまり行けばもう戻ってこられない。家も残っているのかはわからない。
道は泥水で底が見えずマンホールのふたも空いているという。
それでも自宅へ向かう人がいる。行った人の安否はわからない。

『3.11 慟哭の記録』

そろそろ一度も帰らずにいるのも限界が近づいてきていて、私の職場の人も一人、二人と、水がまだ胸まである中、矢本まで徒歩で帰りました。
市内が全域冠水しているので、一度濡れたら着替えもないし、泥を流すこともできないので、
体育館へ戻る事はしないで、絶対に家までたどり着く決心で出発して行きました。
後で聞いたら、下が見えないので、側溝のふたが水圧で外れていたのがわからずに落ちてしまい、危なく溺れる寸前だったり、何かを踏んで足の裏を切ったりしたそうです。

 

『美しい顔』

「お母さん?この避難所にはいないはずだよ。キョウカさんがもしいれば誰よりも働いてくれるだろうからすぐにわかると思うけど」
(中略)
看護師をやりながら日頃から町内会やPTA、福祉関係のボランティアに走り回り、いつも他人のために尽くしてきた母を、みな、いればすぐわかるはずだと言った。

『3.11 慟哭の記録』

「お父さん見つからないの?」「お母さん見てないよ」「お父さんが避難していたらすぐわかると思うけど、見かけないよ」という情報ばかりだった。
私の父は数年前まで町内で自営業を営んでいて、私たちが小さい頃はPTAやら、体育協会などで活動していたので、町の人たちには顔なじみの父だった。
「お父さんが避難所にいたら率先して働いてくれると思うから絶対わかるけど、見かけないよ」

 

この本の著者である北条氏は被災地に行ったことはないそうで、下の「受賞の言葉」には、むしろ当時は震災から目を背けていたと語っています。となると、今、震災を描くに当たっては、相当の資料を集めないと想像では書けないはずですが、それが“手記”とは、安易すぎないでしょうか。

恐らく、手記を書かれた方は身を削るようにして言葉を絞り出したはずです。これは単に“参考文献”を書き忘れたで許されるものではないでしょう。

犯罪としての“盗作”が成り立つのかどうかは分かりませんが、少なくとも、モラルに反することだと思います。

 

Koudansya02

 

具体的に剽窃部分を指摘されたのは今のところ『遺体』と『3.11 慟哭の記録』だけですが、他にも類似点があるという本が3冊もあるわけですから、いったい、著者のオリジナリティはどれほどあるのだろうか?と疑われてもしかたがありません。

ここまで見ていると、講談社は“逆ギレ”といってもいいような対応ですが、見苦しい言い訳をせずに、素直に引用元の出版社や編者に謝罪すべきででしょう。

 

最後に、どうでもいいことではありますが、「銀座8丁目」について、詳しくない方に補足説明を加えたいと思います。ブログ主が長年勤めた会社は銀座のすぐ隣でした。

この小説はところどころ稚拙な表現が見受けられます。それは文芸評論家でもないブログ主がいちいち指摘するのは僭越なのでやりませんが、常識に欠けているところも見受けられます。

その一つが「銀座8丁目」。

P.13に主人公の心の言葉として、「パリのシャンゼリゼ通り」、「ニューヨークの五番街」と並んで、「銀座8丁目」が出てきます。

ブログ主はシャンゼリゼ通りも五番街も行ったことはありませんが、ブログ主より世間を知らないであろう女子高生でもこの2箇所は「華やかな通り」というイメージで知っていても不思議でないほど有名だと思います。

しかし、銀座8丁目は銀座の中でも新橋に近い“場末”感の漂う場所で、昼間はあまり目立たず、夜になると着飾ったホステスさんが歩いているという、どちらかというと夜の町です。

普通、シャンゼリゼ通りなどと並び称するなら「銀座4丁目」でしょう。あるいは銀座を貫く「(銀座)中央通り」。

「銀座4丁目」は和光(高級デパート)や三越(デパート)がある交差点付近で、銀座の写真として紹介されるならここしかないという場所なので、地方の女子高生でも知っていておかしくはないかも知れません。

銀座が1丁目から8丁目まであるというのはある意味常識で、だからこそ、「幻の9丁目」が話題になるのですが、場所を説明するのに、「三越より8丁目寄り」のように方向を表すのに良く口にします。(詳しくない人には「新橋寄り」と言い換えますが。)

しかし、女子高生が思い描く銀座の華やかさを象徴する場所ではありません。なぜ、それを女子高生の口から言わせたのか不思議です。

 

 

 

 


 

2018/07/02

【世界遺産】『潜伏キリシタン』と『隠れキリシタン』

6月30日に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(長崎県、熊本県)が世界文化遺産に登録されることが決定しました。(ユネスコのサイト『Hidden Christian Sites in the Nagasaki Region』はこちら。但しドキュメント等は未整備。)

ブログ主は世界文化遺産に対してもはや権威など感じておらず、今回もあまり興味がないので、新聞記事などは目を通していましたが、見出しなどに使われる『潜伏キリシタン』という言葉が気になっていたものの、そのままにしていました。キリスト禁教下のキリシタンは『隠れキリシタン』と習ったけど、最近はそう呼ぶのかな、程度で。

しかし、ここに来て、急に『潜伏キリシタン』の定義を説明し始めたので、『隠れキリシタン』と『潜伏キリシタン』は違うのだと知りました。(下は世界遺産登録を報じる7月1日付読売新聞)

 

 

 

 

Hidden_christian01  

左上の用語解説に注目。

 

潜伏キリシタン: 禁教期に寺院の檀家や神社の氏子となってキリスト教信仰を密かに続けた人々を指す。これに対し、明治期に禁教が解かれた (ブログ主註:1873年)後もカトリックに合流せず、禁教以来の信仰を続けた人々は「かくれキリシタン」と呼んで区別している。

 

いや、ちょっと待て、と思わず言いたくなります。

赤字の部分は(も)一般的には『隠れキリシタン』でしょう。歴史用語を勝手に変えるなと。

そして個人的には禁教令撤廃後にもこうした隠れキリシタンと同じ信仰のしかたを続けた人々がいたことのほうが興味があるので、これは後ほど補足します。

 

もう一つ、改めて気づいたのですが、「17世紀~19世紀の約250年におよぶキリスト教禁教期」が対象なのですね。つまり、秀吉のバテレン追放令からではなく、徳川家康、家光による1612年、13年の禁教令以降の期間です。高山右近(キリシタン大名)が追放されるのはこの直後(14年)です。

 

尤も、当初は単に「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の登録を目指して活動していました。

イコモス(審査機関)に禁教期に絞るべきという指摘がなされ、それを受け入れたのですが、わざわざ数々の遺産を「キリスト教の弾圧」の側面だけに矮小化して評価するというのは、「軍艦島」が「徴用工」問題にすり替えられたことの二の舞になりかねません。

 

ブログ主の言いたいことは5月11日付産経新聞の『【モンテーニュとの対話 「随想録」を読みながら〈25〉】 世界遺産もいいけれど…』(文化部・桑原聡記者)に書かれているので、リンクを貼り、ここでは随筆に引用されたそのモンテーニュ「随想録」からの一節をご紹介します。

 

第1巻56章 「祈りについて」

“我々は神を呼んで我々の悪事に助力させる。神を不正に引きずり込む。”

 

キリスト教伝来(1549年/織田信長の時代)から秀吉のバテレン追放令(1587年)のあたりの歴史のおさらいは上の『モンテーニュとの対話』に書かれていますが、我々日本人は、日本に於けるキリスト教を考える場合、「大航海時代」にあって、おめおめと西欧諸国の植民地などならなかったのみならず、ルイス・フロイス(ポルトガル出身のイエズス会士。インドで司祭となり、1563年(永禄6)来日。)を召し抱えたり、キリスト教を仏教弾圧に利用したりするしたたかさを誇るべきです。たとえ世界文化遺産として評価されなくても。

島原の乱も大規模な農民一揆というのが本質だと思います。

 

下は、5月5日付読売の、イコモスが世界遺産登録をユネスコに勧告した時(5月4日)の記事の一部ですが、ここでも森太記者がブログ主の言いたいことを言ってくれているのでご紹介します。

 

Hidden_christian04

 

さて、ブログ主が世界文化遺産よりも関心を持った「かくれキリシタン」(禁教解除後も潜伏した信徒)ですが、昭和初期までその習慣は続き、現在でもごく少数の組織は残っているそうです。

これは7月2日付読売夕刊に詳しく説明されていたのですが、「外海(そとめ)の出津(しつ)集落」は禁教後も隣の佐賀藩の飛び地という場所で、佐賀藩の取り締まりが緩かったそうで、寺請制度(江戸時代、庶民がキリシタンをはじめ幕府禁制の宗教・宗派の信徒ではなく檀家であることを、その檀那寺に証明させた制度。)の元、曹洞宗の天福寺を建て、信徒を檀家にしましたが、ここではキリスト教の信仰は黙認されていたそうです。

禁教令が解かれ、前述のように『潜伏』であることをやめた者とそのまま『かくれ』であり続けた者が出たわけですが、記事によると、『かくれキリシタン』であり続けた大きな理由が「潜伏期の信仰の形を捨てないことが先祖への供養の形になる」からだそうで、ここで、おや?と思いました。

キリシタンとは言っても、先祖崇拝と融合した独自の信仰だったようです。

そして、後に『かくれ』をやめた人々の多くは、教会ではなく仏教に帰依していったそうです。天福時のご住職に記者がその理由を尋ね、このように答えています。「寺のお陰で先祖が長年の信仰を守れたからだと聞きます。」

世界遺産の登録を報じる記事の中でこれが一番心に残りました。

 

 

 

 


 

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