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2018/07/13

【世界遺産】『消された信仰: 「最後のかくれキリシタン」-長崎・生月島の人々』(広野真嗣著)-カトリック史のタブー【書籍】

ブログ主の手元に『離島振興ふくらむ期待 地元「Uターンにつなげたい」』(7月1日付産経新聞)という記事があり、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産に決まった瞬間の生月(いきつき)島の人々の様子が報じられています。(web上にも同タイトルの記事がありますが、紙面と内容は異なります。)

以下はその一部。

 

長崎県平戸市・生月島の博物館に市民等100人がクラッカーを鳴らしたりくす玉を割ったりして万歳三唱。その後、禁教期の信仰形態を今も続ける人々が、代々受け継ぐ祈りの言葉「オラショ」を披露。独特のリズムで唱え終わると、拍手に包まれた。

※ブログ主註: オラショ【oratio(ラテン)】 (キリシタン用語)祈り。 広辞苑より

 

生月島は世界遺産の構成要素には入っていません。

 

 

③の中江ノ島はキリシタンが処刑された殉教地であり聖水の湧く島で、生月島の人々にとっても重要な聖地。

20180713_ikisuki01

 

しかし、長崎県の文化遺産が世界遺産に選ばれ、素直に喜びを表している様子は心からのものでしょうし、これに水を差すつもりはありません。

 

この本は、禁教下にも信仰を守り続けた人々が住む生月島がなぜ構成要素に入らないのか、そのことに疑問を持った著者が、緻密な取材を重ね、得意な信仰形態を伝えるだけでなく、ある、カトリック史のタブーにまで辿り着きます。

 

著者が生月島と関わるきっかけの一つは長崎県が作成したパンフレットです。

2014年版では、「平戸の聖地と集落」の項には以下のように書かれていました。

 

「平戸地方の潜伏キリシタンの子孫の多くは禁教政策が撤廃されてからも、先祖から伝わる独自の信仰習俗を継承していきました。その伝統はいわゆる「かくれキリシタン」によって今なお大切に守られています。」

 

それが、2017年版では文章全体が変わり、特に最後の一文は、

 

「解禁後もカトリックに復帰することはなく、禁教期以来の信仰形態を維持し続けたが現在ではほぼ消滅している。」

 

と変わっていたからです。また、生月の「かくれキリシタン」の信仰を伝える聖画の画像もパンフレットから削除されていました。

著者の広野真嗣氏はプロテスタントの家に生まれ、高校生の頃に洗礼を受けていますが、自然と宗教的生活から遠ざかり、自らを「ペーパークリスチャン」と呼んでいます。しかし、そのような下地があるので、生月島の「かくれキリシタン」の人々の唱えるオラショも理解でき、キリスト教に詳しくない読者にも理解しやすく説明がなされています。

 

最初に示した産経の記事でも分かるように、生月島の方々、特に「かくれキリシタン」の方々も今回の決定は歓迎されており、構成要素に入らなかったことに不満はないことは分かりますが、この本を読んでいると、どうしても月島の人々に肩入れしてしまい、“正統な”カトリックによる“異端な”「かくれキリシタン」に対する見下しのようなものを感じてしまいます。その傾向は著者にも見られ、かくれキリシタンの人達が守る聖歌が中世の形が残っている点には価値を見いだせないのだろうかと語っています。(但し、これは世界遺産の構成要素に入れる入れないという議論ではありません。)

 

以下は、この本をまだ読んでいない方の興味を削がない程度に、この本で知ったことやブログ主の覚え書きを何点か書き留めておきます。

 

まず、ご存知の方も多いかと思いますが、最初は、キリスト教伝来から禁教時代、そして解禁までを含めた遺産の登録を目指したところ、テーマを絞るように勧告され、一旦取り下げた経緯があります。(参考記事後述)

そこで、禁教時代の『潜伏キリシタン』に関する史跡に絞るようアドバイスされたわけですが、それにより構成要素から外された史跡もいくつかあります。

 

「かくれキリシタン」という言葉について。

ブログ主は以前のエントリー「【世界遺産】『潜伏キリシタン』と『隠れキリシタン』」で、漢字変換されるがままに「隠れ」と表記しましたが、新聞の記事ではどれも「かくれキリシタン」と表記されています。正確な理由は分かりません。

「隠」は常用漢字であり、通常なら「隠れキリシタン」で良さそうなものですが、恐らく、“いわゆる「隠れ」キリシタン”の括弧のようなものなのだと思います。

歴史の教科書で習う「隠れキリシタン」とは異なり、キリスト教解禁後は“隠れ”る必要もなく、隠れてもいないからです。そのため、「カクレキリシタン」と仮名書きすべきという意見もあるようで、この主張には“もはや、クリスチャンでもない”という意図も感じます。

 

「洗礼者ヨハネ」について。

下は、本の表紙(左)と美術史の本にあった「キリストの洗礼」の絵(右側がヨハネ)。

 

20180713_ikisuki02_john

 

表紙に描かれたちょんまげの男性の絵は生月島に伝わる洗礼者ヨハネの絵なのだそうです。

ヨーロッパでの美術館巡りが好きなブログ主ですが、宗教画はよほど有名なものでなければ興味がないので素通りしてしまいます。そんなブログ主でも、(あくまでも言われてみれば、ですが)ヨルダン川らしき川は分かるし、きんと雲のようなものに乗っている十字架は聖霊であることくらいは分かります。本ではそれ以外にもある「ヨハネとの共通点」が説明されています。

 

「信徒発見」という奇跡。

新聞に「潜伏キリシタンを巡る歴史」と題して簡単な年表があったので、それを書き写します。(括弧内ブログ主追記/赤字の出来事の間が世界遺産の対象)

 

1549年 キリスト教伝来(フランシスコザビエル)
(1587年 バテレン追放令)
1614年 全国に禁教令発令
1637年 島原・天草の乱
1639年 ポルトガル人の来航禁止
1853年 黒船来航
1865年 長崎で潜伏信徒が神父に信仰告白
1867年 大政奉還
1873年 禁教令撤廃

 

1865年の「長崎で潜伏信徒が神父に信仰告白」というのは、カトリック界では奇跡なのだそうです。

これは、長崎市の大浦天主堂(1864年完成)に浦上村の潜伏キリシタン14、15人が現れ、フランス人神父に信仰を告白し、拷問などの弾圧に耐えながら信仰を受け継いできた信者を発見したことは「宗教史上の奇跡」とされているそうです。

年表を見て、禁教令撤廃以前に教会が建てられたのを不思議に思うかも知れませんが、開国後に来日した宣教師のためだそうです。

 

以上で本の紹介を兼ねたブログ主の覚え書きは終わりですが、以下、追記を。

 

読売新聞(7月1日付)に載っていた高祖敏明・上智大特任教授(キリスト教文化史)のコメント。

 

日本はキリシタン迫害という『負の歴史』を世界遺産に推薦し登録にこぎ着けた。歴史を引きずるのではなく、対立を乗り越えた事例として文化的価値を見いだす姿勢を示した点に登録の意義がある。

 

「キリシタン迫害」を別の言葉に置き換えても成り立つような発言です。何とは言いませんが。

どうして現代の価値観で歴史上の出来事を語るのでしょうか。

 

 

参考記事:『世界遺産、長崎教会群の推薦取り下げへ 諮問機関指摘で政府』

 

https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG04H1Y_U6A200C1000000/

世界遺産、長崎教会群の推薦取り下げへ 諮問機関指摘で政府 
2016/2/4 14:00

 政府が今年夏の世界文化遺産登録を目指している「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」(長崎、熊本県)について、政府関係者は4日、推薦をいったん取り下げる方向で最終調整していることを明らかにした。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関から不備を指摘されたため。政府は現状のままでは登録は難しいと判断、来週にも閣議で取り下げを了解する。政府関係者は「課題解消に時間がかかり、今夏の登録審査に手続きが間に合わない可能性がある」としている。

 不備の指摘を受けたのは1月中旬。政府関係者によると、ユネスコ諮問機関の国際記念物遺跡会議(イコモス)から「潜在的な普遍的価値は認めるが、個別の構成資産が果たす役割の説明が不十分だ。このままでは審査前に登録延期勧告が出る可能性がある」との内容だった。推薦書の見直し作業が長期化する可能性もあるという。

 教会群は、日本にキリスト教が伝来して以来、約250年にわたり弾圧を受けながらひそかに信仰を守り抜き、復活した歴史をたどる。現存する国内最古の教会で国宝の大浦天主堂(長崎市)、禁教下の信仰を伝える天草の崎津集落(熊本県天草市)など14の資産で構成する。

 政府は昨年1月、ユネスコ本部に正式な推薦書を提出し、イコモスは昨年9~10月、専門家による現地調査を実施。今年5月ごろに評価結果をユネスコに勧告し、7月の世界遺産委員会で登録の可否が審査される予定だった。〔共同〕

 

 

 

 

 


 

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