【国会】もはや政府の邪魔しか手がない野党-「質問主意書」、「退席」という嫌がらせ
2018年6月8日付のNHKwebニュースで、『森友 “関わっていたら議員辞める”「2つの首相答弁は同趣旨」』という記事が掲載されていました。
下に記事を引用しましたが、昨年2月17日の総理の答弁に関し、文脈から理解できることをわざわざ「質問主意書」で質問したものです。(答弁書はまだupされていませんがこの質問の経過情報はこちら/2017年2月17日の国会議事録はこちら)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180608/k10011469111000.html
森友 “関わっていたら議員辞める”「2つの首相答弁は同趣旨」
2018年6月8日 16時04分
森友学園をめぐる問題に関連して安倍総理大臣が「関係していたら総理大臣を辞める」などと答弁し、その後、「贈収賄などではないという文脈で、一切関わっていない」と述べたことについて政府は、2つの答弁は同じ趣旨だとする答弁書を決定しました。
森友学園への国有地売却について安倍総理大臣は去年2月、「私や妻が関係していたら、総理大臣も国会議員も辞める」と答弁しました。
そして先月、安倍総理大臣は去年2月の答弁の趣旨を質問され、「贈収賄などではないという文脈で一切関わっていないと申し上げている」と述べました。
立憲民主党の逢坂誠二衆議院議員は、先月の答弁は新たな解釈の表明だとして、去年2月の答弁との整合性を問う質問主意書を提出しました。
これに対し政府は8日の閣議で「安倍総理大臣が先月の国会で『私が新しい定義を定めたわけではない』と答弁しているとおりで、2つの答弁は同じ趣旨だ」などとする答弁書を決定しました。
もはや一部野党の嫌がらせの手段となっている「質問主意書」
ご存知だと思いますが、国会の委員会などでの質疑の他に書面で質問する「質問主意書」と言うものがあり、答弁も書面でなされますが、答弁書自体は官僚が作成、それを正式に回答(「答弁書」)とするには閣議決定がなされます。
閣議決定とは全大臣(全省庁)が合意することで政府全体の合意事項とするもので、内閣は受け取った日から7日以内に、閣議決定を経て文書で答弁しなければなりません。当然、この答弁書を作成するのは事務方(官僚)。
働き方改革法案の審議では「過労で人が死んでいるんですよー 」(←嘘泣きなので実際は涙は出ていない)をしながら叫んでいるデマノイ、じゃなかった山井(やまのい)議員もいますが、自分達が官僚に対して行っているパワハラは無視ですか?(実際、高度プロフェッショナル制度と過労死はまた別の問題だと思うのですが。)
本来、質問主意書による質問は質疑時間の少ない、あるいは貰えない少数会派の質問の機会を想定したものですが、、野党の一部(日本維新の会や新しくなった希望の党、それと一部の無所属の議員を除いた野党、要するにサヨク野党。)は政府を疲弊させることしかもはや手がないのです。
UFO、ニコチン濃度、ザギトワの秋田犬…官僚たちを残業で追い詰める「大量の質問主意書
以前も同様の記事を『【国会】立憲民主党・逢坂誠二議員は北朝鮮のミサイルより地球外生命体の攻撃に関心があるようです』というエントリーで書きました。ちなみに上の質問は現・立憲民主党の逢坂誠二議員によるものですが、このような質問主意書による嫌がらせが近年とみに増えたという記事がありました。
部分的に引用してご紹介します。
https://www.businessinsider.jp/post-168546
UFO、ニコチン濃度、ザギトワの秋田犬…官僚たちを残業で追い詰める「大量の質問主意書」これでいいのか問題川村力 [Business Insider Japan]
Jun. 04, 2018, 05:10 AM Politics■ここ何年かで提出件数が3~4倍に
(…)主意書の提出数が年々増加しているからだ。衆議院を見ると、2013年の通常国会で提出されたのは133件。その後、275件、464件、329件、438件とここ何年かで数倍に膨れ上がり、2018年も5月30日までに公開されたものだけで310件に達している。
■衆議院ではわずか3議員の質問が全体の半数を占める
実は、ここまでの会期中で衆議院に提出された310件のうち、4分の1を超える80件が、立憲民主党の逢坂誠二議員から提出されたものだ。さらに、6分の1超に当たる47件が同じく立憲民主党の初鹿明博議員から、10分の1超に当たる27件が国民民主党の山井和則議員から提出されている。この3議員の提出件数だけで154件、全体の半数を占めている。
少数の議員が大量の質問主意書を提出すること自体は、問題とまでは言えないかもしれない。しかし、3議員を除いた提出件数は5年前とほぼ同水準であることを考えると、制度の活用が活発化しているという評価には違和感がある。
また参議院では、今会期中ここまでに119件の質問主意書が提出され、立憲民主党の川田龍平議員がダントツの29件、他に同党の有田芳生議員11件、牧山弘恵議員10件、自由党の山本太郎議員12件、無所属の小西洋之議員が14件。5議員計で76件、全体の6割超を占め、こちらもやはり少数議員の存在が際立つ。
■UFO、ニコチン濃度、固有種の馬、ザギトワの秋田犬……(以下、逢坂誠二議員の質問のみ引用)
「秋田犬保存会によるロシア・ザギトワ選手への秋田犬贈呈に関する質問主意書」
贈呈のセレモニーにおいて、ザギトワ選手本人に直接手渡しすることは、秋田犬保存会や関係者の熱意や苦労が報われる集大成の場であり、安倍総理からではなく、マサルのブリーダーや秋田犬保存会関係者などから直接ザギトワ選手に手渡しされるべきであると考えるが、政府の見解を尋ねたい。
普段、国会を見ていれば、「案の定...」と思える名前ばかり並んでいます。
「国民の敵」(正しくは「あなたは国益を損ねている」)と自衛官から暴言を吐かれたと訴えた議員もいますね。
なお、6月1日の参院本会議で質問に立った小西議員が壇上に立つやいなや、「国民の敵」という野次が...w (動画はこちら)
後から分かりましたが、野次の主は中野正志・日本のこころ代表でした。さすがニッコロ大魔王
(昨年の衆議院選挙の結果、日本のこころは政党要件を満たさなくなったので、現在は自民党と同じ会派を組んでいます。)
(画像は、ネットで拾って、良い写真なので保存しておいたもの。国会会期が終了して日本のこころに挨拶に訪れた安倍総理とのツーショット)
質問主意書というのは、ネットに公開されており、誰でも閲覧できます。だからこそ、NHKも最初に紹介したような記事を出したわけですが、マスコミが問題視しないのをいいことに、一部野党はこんな下らないことをやっているのです。
- 衆議院: 第196回国会 質問の一覧
- 参議院: 第196回国会(常会)(平成30年1月22日~ )
(会期を選択することで他の会期のの質問主意書の閲覧可能)
「退席」で会議を打ち切らせる嫌がらせ
今国会、GWの頃に一部野党が示し合わせて審議拒否し、18連休もとっていたことは記憶に新しいのですが、この間、与党や残りの野党は粛々と審議を進めていました。
国民民主党の玉木雄一郎代表などは、親に「そろそろ出ろ」と怒られたそうですが、彼等が復帰した時、ニュースなどでは「ようやく国会が正常化」などと報じられました。しかし、はっきり言って、この期間が一番国会が正常化していました。
委員会を成立させるためには最低限の出席人数が決まっているため、野党の18連休の間、出席する委員はトイレに立つために代理を呼んだり、お互いをカバーするために複数の委員会を掛け持ちするなど苦労していましたが、戻ってきた野党は、「審議時間が足りない」、「休んでいた審議時間を寄こせ」と言って、委員会を特別に招集させたりもしていました。
こうした“やりたい放題”を全く指摘しないマスコミにも問題があるのですが...。
先日はこのようなことがありました。(自民党・長尾たかし衆議院議員のブログより一部引用)
長尾たかしブログ 2018-06-04 08:30:35
ニヤニヤするなぁっ、何が楽しいんだっ、コラっ。 マスコミもこれを報道しろよっ
先週の厚労委でのことです。 維新を除く野党はどこまでいっても腐っているということ、与党が甘やかすので完全になめられている、委員長もナメられているという事態が起きました。 (…)
加藤厚生労働大臣が食品衛生法改正の趣旨説明を始めた途端、維新を除く全野党委員が退席したのです。(…)
野党は与党席の空席を数え、今自分たちが退席すれば定数が割れ、審議が止まる。ここで審議を止めてしまえば、大臣趣旨説明は無効となり、本会議に入る。本会議は時間変更できないから、改めての趣旨説明は土日挟んで次週となり、時間を稼げると踏んだのでしょう。 一気に退出したのでした。(…)
なんと、野党議員は委員会室の外でマスコミと雑談をしています。 とある野党理事は、後ろの傍聴席からマスコミたちと委員会室の様子を覗き込み、ニヤニヤしています。 ニヤニヤと、、、。 マスコミはその隣でカメラを回しています。 (…)
これを「国民の敵」と呼ばずしてなんと言う!
« 【愛媛県文書】一部野党が加計学園を訪問/教職員組合の声明文 | トップページ | 【拉致問題】マスコミが報道しなかったために9年間のロスが...【iRONNA】 »
« 【愛媛県文書】一部野党が加計学園を訪問/教職員組合の声明文 | トップページ | 【拉致問題】マスコミが報道しなかったために9年間のロスが...【iRONNA】 »
コメント