【愛媛県文書】一部野党が加計学園を訪問/教職員組合の声明文
公開: 2018/06/07 15:11 最終更新: 2018/06/08 7:53
愛媛県文書を巡って新たな動きがあったので覚え書きとして記事にしておきます。
まず、一部野党(国民民主党・今井雅人氏、立憲民主党・逢坂誠二氏ら)がまたテレビカメラを引き連れて加計学園に押しかけて質問状を手渡すパフォーマンスを行ったこと。
そして、加計学園の教職員組合が“愛媛県に対して、加計理事長と安倍総理が会ったという虚偽の説明をしたこと”に抗議する声明文を出したということ。
これらは、最近の愛媛県知事の行動とリンクしているのではないかと思われます。
現在、愛媛県文書の件は世間ではフェードアウトしつつありますが、国会では一部野党がいまだに「カケガー、モリトモガー」をやっており、加計理事長の国会招致を叫んでいます。
今国会の会期もあとわずか。国会が閉幕したら、野党は“空気”になり、政府が外交などで成果を上げれば支持率も上昇します。今のうちに失点を誘うことしか手がない状態なのですが、芸がないですね。(個人的には骨太方針=安倍政権の経済政策=の「外国人材受け入れ促進」のほうがよっぽど批判すべきだと思いますが、野党はこれは賛成なのでしょう。)
今後の展開は不明ですが、現状分かっていることを書き留めておきます。
TBSニュース: 加計学園、野党質問状への回答を事実上拒否(5日 19時55分)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3387780.htm?1528345275470
加計学園の獣医学部新設を巡り、野党議員が加計理事長の国会招致などを求めた質問状に対し、学園側は4日、回答を事実上、拒否しました。
「来た回答を見ますとですね、全く説明になっておりません。ぜひ加計学園の関係者の皆さんには国会に来ていただいてですね、事実関係を説明してもらいたい」(立憲民主党 逢坂誠二 政調会長代理)
質問状は先月30日、立憲民主党などの野党議員が岡山市の加計学園本部を訪れ、柳瀬元総理秘書官と加計学園関係者の面会の事実関係や、野党側が求める加計理事長の国会招致への意向などを問い合わせたものです。
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加計学園は4日、立憲民主党にコメントで回答し、「政党・会派への個別対応については差し控えたい」として、答えませんでした。
立憲民主党の逢坂議員は「多くの皆さんが納得するとは思えない」と述べて、改めて加計孝太郎氏らの証人喚問が必要だとの認識を示しました。
【2018/06/08追記】蓮舫議員のTwitterに掲載された加計学園からの回答
朝日新聞:加計学園の大学教職員組合が声明「虚偽説明は背信行為」(2018年6月4日)
朝日の記事とほぼ同じ内容のKSB瀬戸内海放送のニュース動画と記事が見つかったので、ここではそれを引用します。なお、瀬戸内海放送は朝日系列とのこと。(リンク先はWikipedia)
https://www.asahi.com/articles/ASL643FRPL64PTIL009.html
加計学園の大学教職員組合が声明「虚偽説明は背信行為」
村上潤治、中川竜児 2018年6月4日19時03分(一部引用)
5月末発行の組合ニュースで「教職員の地道な教育への努力を根底から台無しにする行為」「入試に深刻な影響をもたらすことが懸念される」と批判。理事長や執行部に対し、公の場で説明するよう要望書を提出したことも明らかにした。
* * *
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/ksb/region/ksb-9985
加計学園の虚偽説明問題 教職員組合「公の場で説明を」
KSB瀬戸内海放送2018年06月05日11時55分動画: https://youtu.be/OrqeYKhvuko
加計学園が理事長と安倍総理が面談したという、うその説明をしたと釈明した問題について、学園の教職員組合が5日、理事長らに公の場での説明を求めていたことがわかりました。
加計学園の教職員組合が、5月30日付で加計孝太郎理事長宛に出した要望書では、獣医学部新設に関してうその説明をしたと発表したことに対して「関係自治体や住民、国民全体への重大な背信行為だ」と指摘。
その上で、「理事長と学園執行部による公の場での真摯な説明を、早急におこなうことを要求する」としています。
5月31日には、学園の事務局長が愛媛県と今治市を訪問し、うその説明について謝罪しました。
しかし、加計孝太郎理事長はいまだ公の場で説明していません。
加計学園本部は、要望書について「現在対応を協議している」とコメントしています。
テキストの記事はここまですが、動画では愛媛県知事のコメントがついているので文字に起こしておきます。
“しっかり説明された方が、法人・学園そのものの信頼に寄与するのではないだろうか。それが、ひいては安心した教育環境にも繋がるし、長い目で見て学校の信頼にも繋がってくるんじゃないかなと思ってますんで、まあ(教職員組合も)同じような気持ちではないかなあと...”
ニュース動画の声明文にある「岡山理科大学・倉敷芸術科学大学教職員組合」の文字から、同組合を検索してみると、HPが見つかります。(http://ouskusa-kumiai.org/)
「組合ニュースアーカイブ」をクリックするとパスワードで保護されているので、朝日は直接組合ニュースを入手したようです。
また、トップページを見ると、詳細は保護されていて読めませんが、下のような文字があります。
- 保護中: 定年短縮問題第2次訴訟次回の公判(投稿日: 2016年4月2日)
- 保護中: 関西私大教連第七回大会(投稿日: 2016年3月25日)
- 保護中: 定年短縮による不利益の補償を求める2次訴訟が進行中&私大教連かんさい116号&情勢(投稿日: 2016年1月28日)
学園は定年短縮問題で教職員組合から訴訟を起こされているらしいことや、関西私大教連の下部組織であることが分かります。(関西私大教連: 〒542-0012 大阪府大阪市中央区谷町7丁目1番39号新谷町第二ビル102号室 /HP:https://ksfpu.jimdo.com/)
関西私大教連のサイトを見ると、『かんさい116号』は関西私大教連の会報のようで、これ自体は掲載されていませんが、他の号の名前が見られます。
それにしても、案の定というか、サイトに並んだ文字は...
- 特別決議「核兵器禁止条約の採択を歓迎し,日本政府の消極姿勢を糾弾する決議」核兵器廃絶決議.pdf PDFファイル 90.0 KB
- 特別決議「共謀罪(テロ等準備罪)創設に反対する決議」共謀罪反対特別決議.pdf PDFファイル [157.5 KB]
「活動の紹介」のページには「<平和と民主主義を守る運動> 憲法改悪を許さず、平和・民主主義を守るための取り組みを諸団体と共闘しながらすすめています。」
組合活動は労働者に認められた権利であり、待遇改善などを求めて雇用側と組合を通じて交渉することは批判しません。ただ、どういう輩が入り込んでいるのかは想像できますね。
この教職員組合の動きは関西私大教連や朝日新聞とリンクしているのは確かでしょう。
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