【愛媛県政界地図】愛媛県知事と安倍総理側近は犬猿の仲?
公開: 2018/04/20 11:19 最終更新: 2018/04/20 16:45
コメント欄に戴いたメッセージの内容が気になったので、情報を整理して記事にしておきます。
まず、問題の八幡和郎氏のFacebookに書かれていた情報。(FBはアカウントがないと読めないので以下に引用)
https://www.facebook.com/kazuo.yawata/posts/1883316168409261
4時間前 (←11:13現在)
愛媛県の政界地図として、中村知事と安倍側近である塩崎元厚労相が犬猿のなかともいわれ塩崎氏はかつて知事が市長を務めており、その後継者が現職である松山市長の選挙に、経済産業省の滝本徹さん(故人)をたてたこともある。今治選出の代議士はあの村上誠一郎だ。いろいろきなくさい。
まず、中村知事とは、備忘録の流出があった愛媛県の中村時広知事。塩崎元厚労相とは、愛媛県松山市出身の塩崎恭久(愛媛1区)。
途中ちょっと分かりにくい部分がありますが、「塩崎氏はかつて知事が市長を務めており、その後継者が現職である松山市長の選挙に、経済産業省の滝本徹さん(故人)をたてた」という部分は、こういう意味です。
かつて中村知事は松山市長を務めており、その後継者に指名したのが現職の野志克仁(のしかつひと)氏。
中村市長が知事選立候補することにより行われた2010年の市長選では、野志氏と塩崎元厚労相が立てた(※1)滝本徹さん(故人)が争った。
ということです。
2014年の松山市長選には自公の推薦を受けた滝本徹氏が再び立候補しますが、現職の野志氏が再選されます。
ちなみに中村時広県知事は愛媛県議から中央政界に打って出るも、1度目(1999年第39回衆院選)は落選。1993年の第40回衆議院議員総選挙では日本新党公認で当選。日本新党解党により新進党に合流した後の第41回衆議院議員総選挙(1996年)では愛媛1区から出馬するも、自由民主党前職の関谷勝嗣に約5千票差で敗れて落選した(Wikipediaより)そうです。
その後、中村氏は1999年の松山市長選で、オール与党(自民党・社民党・民主党・民社協会の各支部)から支持・推薦を受けて3選を目指した現職の田中誠一氏を破って当選します。
2009年8月には大阪府知事の橋下徹らとともに、「首長連合」として第45回衆議院議員総選挙で民主党を支持すると表明(※)しました。 2009年の総選挙と言えば、民主党が政権を取った選挙です。
村上誠一郎氏と言えば、自民党の代議士ながら、石破茂氏とともに安倍政権を“後ろから撃っている”政治家。
興味深い情報ですね。
※参考
※1 2014.11.9 IWJ
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/204784
松山市長選 滝本徹候補(無所属)出陣式 2014.11.9
11月9日(日)、この日告示された松山市長選挙に立候補した滝本徹氏(無所属新、元九州経済産業局長)が11時より松山市駅前で出陣式を行った。自民・公明両党の松山支部連合会の推薦を受ける滝本氏を、塩崎恭久・厚労相(自民党愛媛県連会長)ら自公の国会議員が駆けつけ激励した。市長選には他に田中克彦氏(共産新)と現職の野志克仁氏(無所属)が立候補を届け出た。市長選は愛媛県知事選挙と同日の16日に投開票される。
※2 (2009年8月11日18時41分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news1/20090811-OYT1T00878.htm
「首長連合」は民主支持…橋下府知事ら発表
大阪府の橋下徹知事と横浜市の中田宏市長は11日、大阪府庁で記者会見し、地方分権政策を巡る自民、民主両党の政権公約(マニフェスト)を検証した結果、衆院選では「首長連合」として民主党を支持すると表明した。
民主党が政権獲得後に新設する「国家戦略局」や「行政刷新会議」など首相直属機関のメンバーに地方代表を起用する方針を示したことを評価した。橋下知事は「国の形が変わる可能性として民主党に軍配が上がった」と述べた。
発表した声明文では、民主党について「政権交代というエネルギーを活用して国のあり方を変えることに踏み込もうとしている」と説明。自民党については、中田市長が「一番大きなマイナス要因は、今まで(改革を)やれる立場だったのにやってこなかったことだ」と述べた。
首長連合は、ほかに中村時広・松山市長、山田宏・東京都杉並区長、露木順一・神奈川県開成町長の計5人からなるが、選挙応援などの対応は各メンバーが独自に判断する。知事選で自民、公明両党の支援を受けた橋下知事は「自公の応援のマイクは握らない。民主のマイクを握ることまではできない」と配慮を見せた。
見やすい画像があったので、新たに文科省内で見つかったメールを貼り付け。
このメールに関する説明はこちら→『【加計学園】文科省から見つかったメールはスパイのご注進メール?』
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コメント
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【ブログ主】
奥穂3190様
今一つ、このメールが不明ですが...
まず、情報として、今治市に野党が開示請求して名刺のコピーが提出されており、それによると今治市などと面会したのは下記の3名。(取り敢えずイニシャルで)
内閣府 地方創生推進室 次長 (国家戦略特区担当) 藤原豊
内閣府 地方創生推進室 次長 内閣審議官 M
内閣府 地方創生推進室 国家戦略特区企画担当 U
① 9:52 AMのメール
役職付きでない、Uが、「Original Message」以下のメールを行革室宛てに送っているようです。行革室は「内閣官房行政改革推進室」かと思います。
【疑問①】不思議なのはメールの宛先(TO)が文科省の人間のみ3名で、行革室に送っていない。
② 12:48 のメール(藤原次官と面談後)
再び、「内閣府→行革室」と書いているので、送信済みのメールを使って「転送」で行革室に送っています。
【疑問②】しかし、またもや宛先は文科省の3名で、内閣府の誰かへはCCで送っているのみ。
【疑問③】「また、本日15時から柳瀬総理秘書官とも面会するようです。」の主語は? 藤原次長ともとれますが、今治市等ともとれます。
『取り急ぎ結果[機2]獣医』という表題とその下の2行(宛先やCc、タイムスタンプ)はプリントアウトすると、このように印刷されると言うことでしょうか。
投稿: 大師小ブログ主 | 2018/04/20 16:07
内閣府から文科省に送信されたメール.
asahi.com/articles/photo/AS20180420001455.html
@cao.go.jpは内閣府
@mext.go.jpは文科省
で間違いないでしょうが、本文中に「反対派」とあるのに、内閣府から文科省にご注進が行くのが不思議。内閣府には文科省からの出向もいて、情報を伝えたものか。
この送信元が知りたい。
投稿: 奥穂3190 | 2018/04/20 13:13