【新報道2001】松井孝治氏「都合のいいところだけ切り取られた」/フジテレビの愚策
今朝、フジテレビ系列で放送された『新報道2001』(07:30-08:25)にビデオで出演された松井孝治氏がこんなことを呟いていました。
https://twitter.com/matsuikoji/status/975164267266588673
Koji Matsui 松井孝治さんが中村伊知哉をリツイートしました
今朝の新報道2001の取材を受けましたが、都合の良いところだけ切り取られ本意は伝わらず。官邸が政府参考人答弁まで事細かに指図することは実態としては極めて稀。物知り顔で政治的なストーリーのもとに解説する出演者にやや辟易。古川さんのような方に出演を依頼すべきです。17:17 - 2018年3月17日
松井氏は元民主党ですが、政界引退後は、時々報道番組に出演されては、正論で民主党もどきの政党や共産党をボコってくれる存在です。
ちなみに、この日の『新報道2001』の主演者は、須田哲夫氏(フジテレビキャスター) 、佐々木恭子氏(フジテレビアナウンサー) 、平井文夫氏(フジテレビ上席解説委員で、ゲストは、自民党・山本一太政調会長代理、立憲民主党・福山哲郎幹事長、共産党・小池晃書記局長、時事通信社特別解説委員・田崎史郎氏、早稲田大学公共経営大学院教授・片山善博氏。
実はブログ主はこの番組を“見て”いたのですが、番組冒頭に片山善博氏がしたり顔で財務省の文書改ざん問題を解説していたので、そこで見る気を無くし、実際は音を絞って他のことをしていたので、ほとんど“観て”おらず、たまたま注視した時にフジテレビ上席解説委員の平井文夫氏が正論を言っていたのを記憶しているくらいで、松井氏のご出演の部分は見逃していました。
松井氏はその後放送されたワイドナショーという番組にも出演されていたらしく、この番組に関してはこのようなことを呟いていらっしゃいました。こちらもフジテレビの番組です。
https://twitter.com/matsuikoji/status/975191353163268096
Koji Matsui 松井孝治 @matsuikoji
慣れないバラエティー系の番組でしたがワイドナショーに出演させて頂きました。松本人志さんや志らく師匠のような天才が出演ということもあり、朝イチの報道番組よりも自然体で本質を突いているように思いました。誰かを悪者にするという先入観や事前ストーリーはありません。勉強になりました。
19:05 - 2018年3月17日
興味を持ったので動画を探してみたら、YouTubeの動画(但し、音声のみ)を見つけました。
なるほど、確かに他の出演者も含め、中立にこの問題を論評していました。
しかし、ワイドショーに負ける報道番組って...
ちなみに、この新報道2001という番組は“例の”泉放送製作の番組です。
“例の”と言うのは、この会社はTBSの『サンデーモーニング』を始め、ほぼ全てのワイドショーを製作しており、見事に全て偏向番組です。
さて、この新報道2001は4月の番組改編により、新しく『報道プライムサンデー』として、メインキャスター(MC)に佐々木恭子氏、情報プレゼンターに奥寺健氏、ファシリテーター(進行役という意味ですが、なんだこれ?)としてパトリック・ハーラン(パックン)氏が司会進行役で出演するそうです。
この番組名はもちろん、BSフジの看板番組『プライムニュース』にちなんでおり、フジテレビは長年培った『プライムニュース』の実績から、これを報道の統一ブランドとするそうです。
しかし、『報道プライムサンデー』の人選で先が思いやられます。
プライムニュースの名物MCで“テレビに出る人は爽やかというイメージを悉く打ち破った”反町理氏(ブログ主ではなく、島田彩夏アナが番組9年目を祝ったパーティで言ったことです。 )は夕方の『プライムニュース・イブニング』に異動、4月からの『プライムニュース』の後任は現フジ報道局ワシントン支局長の松山俊行氏だそうで、反町ファンとしては残念ですが、本家『プライムニュース』の名声を守るべく、頑張って戴きたいと思います。
フジは報道に力を入れるなら、たとえ地上波であろうと中立な報道に軸足を置くべきで、これができないのなら『プライムニュース』の看板が泣くでしょう。
社運をかけるなら、BSフジ・プライムニュースを報道ステーションの裏にぶつけるくらいの英断が欲しかったのですけどね。
なお、冒頭にご紹介した松井氏のツィートに出てくる「古川さん」とは、西日本新聞に掲載された元内閣官房副長官の古川貞二郎氏のインタビュー記事のことのようです。
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/401791/
公文書改ざん「万死に値」 古川貞二郎元内閣官房副長官 「強まる忖度」に警鐘
2018年03月17日 06時00分
財務省の国有地売却に関する決裁文書改ざん問題で、1995~2003年に官僚トップの内閣官房副長官を務めた古川貞二郎氏(83)=佐賀市出身=が西日本新聞の取材に応じ、「行政官として万死に値する。民主主義の破壊そのものだ。国民は何を信じてよいか分からなくなる」と厳しく非難した。省庁幹部人事を首相官邸が握る内閣人事局の弊害を挙げ「官邸の意向を忖度(そんたく)する傾向が、特に強く出てきたのではないか」と警鐘を鳴らした。(以下略)
最近、財務省の文書改ざん問題に絡んで、「内閣人事局」批判が時々聞こえてくるようになりました。先週のBSフジ・プライムニュースでも立憲民主党の長妻昭議員が批判していましたが、政府主導をやろうとして失敗した民主党が言っても“おまえが言うな”です。
今回明るみに出た改ざん前の文書を読めば、むしろ政府や国会議員の影響はなかったと見るのが普通ですが、“政府を批判できれば何でもいい”状態のマスコミ(陰に官僚)は、今後、「内閣人事局」をターゲットにしていくのでは?と思っています。
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