【森友文書事件】3/19 『虎ノ門ニュース』元官僚の原英司氏、岸敏幸氏見解
公開: 2018/03/19 08:35
とりあえず視聴しながらメモ(タイプ)した内容を公開。(追記する可能性あり。)
両氏 原則は書き換えはあり得ない。
岸さん 中から(近財)からバレたののではないか
原さん 軽微なことなら書き換えるが、こんなバレる可能性があることはやらない。
岸さん ヤバいことで完全犯罪ができると思ったら、役人はやる。
両氏 中にいる労働組合系と野党が組んだ。今回もそういう噂がある。
岸さん 個人的に思うのは野党やメディアが一方的な視点に偏りすぎている。290箇所も書き換えた。オリジナルのものも見たが、このまま出しても問題ないものだった。
財務相の公式見解では佐川さんの答弁に合わせるためと言っているが、改ざんは過剰
そもそもなんで、佐川さんは事実と異なる答弁をしたのか?逆にリスクが大きい。この部分を追求すべき。
原さん 同意。あのままの文書でなにが行けなかったのか?安倍昭恵さんの名前が出ていても全く問題がないもの。
敢えて推測すると、防衛ラインをぎりぎりではなくて前目に引いたのか。例えば、安倍昭恵さんの名前が去年の段階で出ていたら、大騒動になっていたはず。それを避けた。
岸さん ディフェンスラインを引く位置を間違えた。
視聴者質問メール 麻生さんと安倍首相の責任を問われているが、なぜその前に事務次官の責任が問われないの?
岸さん 理財局長の責任だと言われるが、理財局長が答弁をする場合、答弁書の作成は理財局内で完結することは確か。しかし政府も巻き込むような案件でそれを大臣官房が全く見ないと言うことはあるのだろうか?
原さん 理財局長がそもそも答弁することがおかしい。近畿財務局が出るべき。理財局長はそんなによく知らない。理財局長の立場なら政府などに忖度した答弁になる。
岸さん 近財の担当者は真面目な方で、いかにこの取引が大変か記録を残そうとした。本来はこんなものを決裁書に付けないが、付けてしまった。
岸さん 野党はなぜ昭恵さんを呼ぶのか。呼ぶべきは、圧力をかける立場の人物と現場(近財) 野党とマスコミは真相を解明する気はあるのか?単に“森友祭り”を楽しんでいるだけではないのか?
岸さん 国会に呼ばれるのはかなりのプレッシャー。
原さん ボクは楽しかった。v(^O^)v
取り敢えずここまで。
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コメント
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【ブログ主】
付け加えると、財務省ばかり批判の矢面に立たされていますが、国交省も大きく絡んでいますね。
公明だから、マスコミからはあまり追求されませんが。
投稿: 大師小ブログ主 | 2018/03/20 00:29
【ブログ主】
奥穂3190様
間違いの指摘、ありがとうございました。(コピペして加筆修正しているもので...
)
既に修正済みです。
ご丁寧に読み解いた内容を書いて下さってありがとうございました。
簡単に言ってしまうと、貸付契約=近財勝利、売買契約=籠池氏勝利、みたいな感じですよね。
>新理財局長からすれば、前任者が特例承認に絡んだだけの近財プロパー案件、いい迷惑だったでしょう。
時系列を整理してみて、佐川氏は、文書改ざん問題に関しては「実行犯側」であるが、取引に関する答弁者としては「被害者」という認識が強まりました。
新たに書いたエントリーで、理財局側と佐川氏との間に溝があるような報道があることを書きました。(FNNニュース) その報道もやや眉唾ですが、その中に、政府(官邸?)側が弁護サポートを付けることで味方に付けるような動きが報じられています。
佐川氏は腹をくくって、小さな罪を白状した方が大きな傷を負わずに済むのでは?
投稿: 大師小ブログ主 | 2018/03/19 23:58
ブログ主様(3・19)
貴女の記事に屋上屋を重ねるものでしかありませんが以下。些事ですが、佐川氏の理財局長任官時期が3・14の記事では一年遅くなっています(記載順序は〇)。
(関連文書の番号はNHKが公開しているPDFのもの。)
先ず近財では、随意契約の場合、見積り合わせを行って価格を決定するルールになっているようです。関連個所は:-
08 予定価格の決定について(年額貸付料(定期借地))(H27・4・27)
予定価格の項目の次に、書き換え後では以下が追加されています。
5. 見積り合わせの実施
「処分等相手方に対して4月28日付けで見積り合せを実施する旨(口頭)通知を行い、予定価格以上の見積り書の提出により年額貸付料を決定する。」
01 書き換え前・後の双方の貸付決議書①(H27・4・28)の8.(1)⑤に、「H28・4・28に学園と貸付料の見積もり合わせを実施し、国の予定価格を超える金額で合意した27,300,000円を年額貸付料として決定」
03 売払決議書(H28・6・14)
書き換え前
6.(4)「・・随意契約を行う場合、近畿財務局は相手方と見積り合わせを行って売却価格を決定しているが、本件は定期借地による貸付中の財産であるため、相手方への価格通知が可能なものである。平成28年6月1日に学園に価格通知(口頭)を行った結果・・」
書き換え後
「本地については、学園において地下埋設物の撤去費用を積算することが困難であると考えられたことから、平成28年6月1日に学園に価格提示を行った結果、・」
つまり近財では、
① 相手からの価格提示をさせる
② それが予め決定していた予定価格以上であれば価格を決定する。
以上のプロセスを踏むことになっていた。
相手が学園だけなのに、見積り合わせとは変に聞こえますが、
予算決算及び会計令:
第九十九条の六 契約担当官等は、随意契約によろうとするときは、なるべく二人以上の者から見積書を徴さなければならない。
とあるので、上のプロセスを踏んでいれば、見積り合わせと言えるのでしょう。
これは充分調べた訳ではないのですが、競争入札の場合には予定価格の提示はありの場合もあるようですが、随意契約の場合これを容認する根拠は見つかりませんでした。
ところが、全面的に削除された例の別紙1「これまでの経緯」には、「概算貸付料」を学園に示し(H27・1・9)、政治家を動員した引き下げ要望が続き、H27・3・13には、学園がそれを下回る価格を3回提示して、見積り合わせは不調となったとあります。
この概算貸付料の提示は、学園の認可(H27・1・27に条件付き認可適当)を大阪市から受けるために必要なもの(収支計画の提出)だったのかも知れませんが、書き換え後の書類は、最初の不動産鑑定評価を行った後に学園がボーリング調査を行い、その調査結果が新たな価格形成要因であるので鑑定評価を見直した、としか読めない構造になっています。
どうもゴネられ、学園の言値に合わせた予定価格が設定され、見積り合わせの実態は手打ちであった疑い濃厚ですが、合意された年間賃料27.3百万円は鑑定評価額9億円余りとの対比で考える限り、わざわざ改竄のリスクを冒す程の失態とは思えません。
一方、売払いの場合は、
13 「予定価格の決定(売払価格)及び相手方への価格通知について(H28・5・31)」とわざわざ決裁の表題に(異例扱いと思われる)価格通知を掲げ、調書本文にも明確に「本決議により予定価格の決定を行うと共に、学園に価格提示を行う」とあって見積り合わせは行われていません。仮に内規か何かで、貸付中の財産であれば売買時に価格提示ができることが明確になっているのであれば、わざわざ価格提示の理由を「学園において地下埋設物の撤去費用を積算することが困難であると考えられたことから」に書き換える必要はないでしょう。削除された交渉経緯にある、小学校の開校延期の社会問題化、損害賠償請求の可能性で脅されて学園の要求を呑み、本来行ってはならない価格提示をした言い訳に苦慮した結果で、できれば価格提示の部分は表題から削り、本文も書き換えて見積もり合わせをしたことに繕いたかったが、鏡は流石にいじれないのでこうなったものでしょう。
となれば、記録に残されなかった交渉が多々あって、恐らく籠池の言値を丸呑みしそれに合わせた鑑定評価が作成された可能性が大いに疑われます。
おまけに手打ち金額が1億2千万円以上で10年の延納を認めた訳ですから、籠池としては、10年分の地代丸儲け、10年後の地価が134百万円にフィックスされる大勝利、近財の完敗=失態でしょう。
纏めると、特例承認に係る2文書から削除された別紙1「これまでの経緯」は、近財がなんとか異例扱いを本省に認めてもらいたくて付けたもので、佐川答弁に合わせて削除。
売払い決議の場合は、価格交渉に引き摺り込まれ言値を呑んでしまった失態の隠蔽。
新理財局長からすれば、前任者が特例承認に絡んだだけの近財プロパー案件、いい迷惑だったでしょう。事がここまで炎上するとは思わず、①佐川氏と部下のコミュニーケーション・ギャップで実態を知らずに、或いは知ったが②突っぱねた、答弁をしてしまった、いずれかと考えるのが自然では。いずれにしても官邸が絡むとは思えません。
投稿: 奥穂3190 | 2018/03/19 17:07