【書籍・動画】「自治労の正体」(森口朗著)・「連合・反日組合の正体」(チャンネル桜)
今回は、取り敢えず本と動画のご案内まで。
実はブログ主もまだどちらも途中までしか読んで/観ていないのですが。
ご存知のように民進党(分裂して、希望、立憲民主、民進とややこしくなったのですが、ここでは「民進党系」という意味で民進と呼びます。)の支持母体として『連合』の存在があります。
たまたまAmazonで別の本を探しているときに見つけ、『連合』理解に役立つかと買った本が、『自治労の正体』(扶桑社新書/森口朗著)です。
この本については後述することとして、たまたま著者の森口朗氏が出演されていたのが、ネット動画番組『日本文化チャンネル桜 日本よ、今...闘論! 倒論! 討論! 2017』で、テーマは「連合・反日組合の正体」でした。(放送日:2017/12/09)
先に動画について出演者などをご紹介します。
日本文化チャンネル桜 日本よ、今...闘論! 倒論! 討論! 2017
テーマ「連合・反日組合の正体」
出演:
篠原常一郎(元民主党・共産党国会議員秘書)
長尾たかし(衆議院議員)
中山成彬(衆議院議員)
野村旗守(ジャーナリスト)
森口朗(中央教育文化研究所代表・教育評論家)
吉田康一郎(元東京都議会議員)
渡邉哲也(経済評論家)司会進行:水島総(日本文化チャンネル桜代表)
次に書籍『自治労の正体』ですが、まず、タイトルの『自治労』とは「全日本自治体労働組合」の略称で、教員および地方公共団体の一部を除く職員の労働組合の連合体です。
この本は11月2日に出版されたばかりで、前書きを読むと、「執筆中に衆議院の解散総選挙があり、民進党が分裂した」とあるので、現状を伝えている内容と言えるでしょう。
新書版で208ページ、文章も平易でデータを元にしているので読みやすくお薦めします。
ここでは、目次から抜粋した内容をご紹介するに留めます。
第1章 地方公務員優遇のからくり
- 自治労幹部の天下りに規制なし
- 公務員優遇の影に自治労あり 他
第2章 過激派に蝕まれる自治労
- 1.過激派も公務員になれる!
- 2.その時、主体思想信者はどちらに付くのか
- 3.親北朝鮮派よりも暴力的な毛沢東礼賛者
- 4.侵略者の手先たち
- 5.沖縄に集結する中核派と革マル派
- 6.「国民の声」を偽装する自治労とマスコミ
第3章 自治労にひれ伏す首長
- 自治労に便宜供与する首長たち
- 自治労の力の源泉は政治活動 他
第4章 粉飾自治体を食いつぶす自治労
- ゾンビ自治体を自治労が食いつくす
- 粉飾決算により破たんした夕張市 他
第5章 自治労解体は日本再生の一里塚
- 杉並区長の交代で何が起きたか
- 消費税増税を求める自治労 他
ここで、動画や書籍の理解に役立つ図を提示しておきます。
この図は2017年9月1日付日経夕刊に掲載された『連合、残る「同盟vs.総評」』という解説記事にあった図で、動画でも説明されていますが、連合とは、「日本民間労働組合連合会」の略称で、87年に旧民社党系の「同盟」(右派)と旧社会党系の「総評」(左派)をを中心に4団体が枠を超えて集結し、さらに89年に官公労組が加わり発足したナショナルセンターです。
しかし、本来、労働者のための労組が政治闘争に明け暮れ、先の総選挙では民進党の分裂で右往左往していました。
まだ動画を見終わっていませんが、勢力を維持するためにイデオロギー(イデオロギーなんてものがアイデンティティになること自体おかしいのですが)をひとまず置いておいて一緒になった連合は分裂の危機に立っていると思いますが、そんなことが語られるのでは?と想像しています。
現在の会長である神津氏が少し前にBSフジ・プライムニュースに出演していましたが、およそ労働者のことは考えていないことがよく分かりました。それもそのはず、入社数年で組合専従になって以来政治活動をしていたのですから、サラリーマンにシンパシーなんて感じるはずはありません。
ブログ主は、政治に興味を持ってから一般知識として『連合』のことは知っていましたが、あまり詳しくはないので、たまたまAmazonで見つけた『自治労の正体』を購入しました。
というのは、ブログ主は比較的大きな企業に勤めていたのですが、政治色を帯びることを嫌う業種のため、労働組合員=役職のない社員のみ=が政治運動に参加することはありませんでした。
また、親が地方公務員だったのですが、政治活動、例えば選挙の時に運動に借りだされるという様子もありませんでした。小学生の時に記憶があるのは、ある日、「メーデーに行かなくてはならない」とブツブツ言いながら出かけるのを覚えているくらいです。
もう一度ブログ主のことに話を戻すと、会社の組合は本来の労働争議を行う組織で、春闘になると各部署から2人くらいずつ代議員と呼ばれる連絡係を選出、と言っても、個人的に声がかかって引き受けるものでしたが、組合で聴いてきた話を職場の人に説明したり、意見を聞いたりするという至って普通の活動だったので、後にこれは例外なのだと知ったときは驚きました。
春闘の時には組合員は「闘争中」とかなんとか書かれた赤い腕章を身につけていたのも懐かしい思い出で、エレベーターに乗り合わせたお客さんに「お、闘ってるねえ」なんて言われたこともありました。ストも入社1年目、つまり入社して数週間後に経験しましたが、どうしていいか分からず、同期(同期入社の同僚)とディズニーランドに行きました。
ストの分は給与からさっ引かれるのですが、その分は積み立ててある組合費から補填されます。動画でも説明されていますが、かつてはしょっちゅうストをしていた国鉄も今はストをすることもなく、組合費はどんどん積み上がっているはずです。しかし、組合に属するサラリーマンは組合費は給与から天引きされるのであまり関心はないのでしょう。
そう言えば、ブログ主の会社では、ストもやらなくなり、いつしか腕章もしなくなり、職場から「組合費を下げろ」という意見が出たことを思い出しました。
ですから、社員はそういうイデオロギーに縛られることはなかったのですが、大勢の社員がいると個人的に活動している人はいました。主に共産党員ですが。あるとき、他部署の女性(おばさん数名)が、会社の「女性差別」を訴えて久米宏時代のニュースステーション(テレ朝)に出ていたのはビックリ。
しかし、組合員の関心が薄いことをいいことに組合費を自動的に集め、それを上の組織が吸い上げて、労働者のためではなく自分達の政治運動に使っているのですから一般組合員はたまったものではありませんね。
この動画で久しぶりに『丹頂鶴』という言葉を聞きました。要するに、“頭(トップ)だけが“赤い”のを丹頂鶴になぞらえているのです。
« 長島昭久議員、民進党・小西洋之を「独善的、自分が『完全無欠』と思ってる」とバッサリ【報道特注#21】 | トップページ | 【書籍】「自治労の正体」(森口朗著/扶桑社新書)読了 »
« 長島昭久議員、民進党・小西洋之を「独善的、自分が『完全無欠』と思ってる」とバッサリ【報道特注#21】 | トップページ | 【書籍】「自治労の正体」(森口朗著/扶桑社新書)読了 »
コメント