【獣医学部新設問題】「『忖度』がなかったことを総理が調査せよ」と言い出した毎日新聞
毎日新聞の記者が奇妙なことを言っています。
『記者の目』という記名記事で、記者自身の意見を述べるものです。
記者の目 加計・森友問題 拭えぬ疑念 首相しか解決できない=杉本修作(東京社会部)
毎日新聞2017年11月17日 東京朝刊
学校法人「加計(かけ)学園」が国家戦略特区を活用して獣医学部を新設する計画は、林芳正文部科学相が14日に認可し、来年4月の開学が決まった。野党や我々メディアは、加計学園の学部新設と学校法人「森友学園」の国有地取引を巡る問題について、安倍晋三首相に説明責任を果たすよう求めてきた。10月の衆院選で政権与党が勝利し「いつまでモリカケの議論を続けるのか」との声もある。それでも私が二つの問題を問い続ける理由を述べておきたい。
(中略)
首相は「前川喜平前文科事務次官を含め、誰も私が(学園による獣医学部新設を)依頼をしたとは述べていない」とも反論する。だが、担当職員が首相の意向を「そんたく」して手心を加えたとすれば、前川氏が指摘する通り「行政がゆがめられた」ことになる。
(中略)
首相がすべきなのは、自身の関与がなかったとしても周辺に「そんたく」がなかったか徹底調査すること。さらに、公文書でない職員のメモ類なども公開し、国民の理解を得る努力をすることだ。この問題に終止符を打てるのは、首相しかいない。
もうね、狂気の沙汰としか言いようがありません。
念のため...
そん‐たく【忖度】
(「忖」も「度」も、はかる意)他人の心中をおしはかること。推察。「相手の気持を―する」
広辞苑 第六版 (C)2008 株式会社岩波書店
「自身の関与がなかったとしても」と書いてあるのは、
総理の関与は証明できないという敗北宣言
ですよね?
その上で、「周辺に『そんたく』がなかったか」を調べることは総理の責任だと言いだしたわけですが、仮に『そんたく』があったらどうだと言いたいのでしょうか?
真面目に論じる気も起きないのですが、敢えてこの記者に申し上げると、7月24日の閉会中審査での小野寺五典議員の質疑部分を100回読むことをお薦めします。
この中で、小野寺氏は前川喜平前事務次官から、下のような発言を引き出しています。
○小野寺委員 前川さん、済みません、もう一度お伺いします。
そのときに、担当の高等教育課でしょうか、そこに前川さんがお話をしたときには、それは加計学園が自分の想定している、そういうことを具体的にわかるような形で伝えたということでしょうか。それとも、やはり、官僚としての矜持でありますから、あくまでも和泉補佐官が言ったとおり、総理が早くこれを進めてほしい、あくまでもこれは国家戦略特区の問題であるというふうにお伝えしたんでしょうか。○前川参考人 私自身は、八月二十六日に、当時の内閣官房参与であり加計学園理事であった木曽功さんの訪問を受けておりまして、その時点で既に、加計学園の獣医学部について手続を早く進めてほしい、こういう働きかけを受けておりました。その際に木曽理事が何とおっしゃったかというと、国家戦略特区諮問会議で決定したことを文部科学省はそれに従ってやればいい、こういう手続の進め方についても御示唆があったわけであります。
これは内閣官房なり内閣府と打ち合わせた上でなければ出てこない発言でございまして、そういう前提がございました。ということで、木曽さんからは私自身がそういった話を承っていたということもございます。
また、その前後に、専門教育課から、担当課でございますけれども、説明を受けた際にも、現実に手を挙げているというところは加計学園しかない、その時点では、具体化した計画を京産大が説明しているということはございませんでしたので。したがって、国家戦略特区における獣医学部の新設という話になれば、これはとりもなおさず加計学園のことである、こういう認識は持っておったわけであります。
したがいまして、獣医学部の話だということは、ニアリーイコールこれは加計学園のことである、そういう認識を持っていたのは事実であります。
この質疑の前に、和泉参考人(内閣総理大臣補佐官)が発言しているのは、
(略)当時から、この獣医学部新設の問題が岩盤規制の象徴であるということは認識しておりました。そのことが、今回国家戦略特区の中でやっと動き出すんだという感慨もございました。
そこで、知らない仲ではない前川さんに来ていただいて状況をお聞きしたわけでございますが、当時、前川さんは余り承知していないようでございました。したがって、私は、事務次官としてしっかりフォローしてほしい、そういったことは申し上げたと思います。
また、加えて、私は補佐官として特区諮問会議にも陪席し、総理が常々、岩盤規制改革を全体としてスピード感を持って進めるんだ、こういったことを聞いておりました。したがって、そういったことについては、前川さんに対して、スピード感を持ってということが大事だ、こういったことは申し上げたかもしれません。
という内容で、前川前事務次官が言っているのは、「獣医学部新設の問題で和泉補佐官と打ち合わせした際に(京都産業大学の提案はまだ具体化してなかったので)加計学園のことだと思った」ということで、前事務次官は、この閉会中審査だけでなく、あちこちで「行政が曲げられたと思っているが自分からは異を唱えなかった」という趣旨のことを言っています。
つまり、仮に“忖度で獣医学部新設が決定された”としても、“忖度したのは前川前事務次官”なわけです。
この仮定が仮に正しいとしても、前事務次官の罪はなんなのでしょうか?そして、忖度された側の安倍総理に何の責任があるのでしょうか?
毎日新聞の購読者は奇特な方々だと思います。
お金を払ってゴミを買っているのですから。
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【ブログ主】
DIEさん、こんにちは。一言で言えばその通りです。
でも、マスコミは例の“総理のご意向”文書がそういう意味だとは頑なに認めないから、こう言い続けるしかないんですよね。
良心なんてものは期待してませんが、よくこんな低レベルな記事を書いて、高~いプライドが傷つかないのだろうか、と思います。
投稿: 大師小ブログ主 | 2017/11/21 17:56
「決まったんだから早くやれよ」としか言われてないのを最大限規制側に忖度したのが加計問題の本質。
投稿: DIE | 2017/11/21 14:41