バードフィーダー(9)-100均素材を活用した本格的なバードフィーダーの作り方
以前、100均素材、主にセリアの木箱や板材を使って作る、家型と言うかガゼボ風のバードフィーダーをご紹介したのですが、木箱のS(サイズ)を使ったバードフィーダーは改良点が見つかったので、あらためて作ってみました。
贔屓チームのナイター(野球)がない夜の丁度良い暇つぶしです。
作り方をご紹介するのに際し、以前の記事『バードフィーダー(4)-100均素材を活用して本格的なバードフィーダーを作ってみた-簡単バードフィーダーの作り方』から一部の画像を移動して、小型のバードフィーダーの作り方をこの記事にまとめておくことにします。
左記記事も参考になると思いますので、是非、併せてお読み下さい。
セリアの木箱Sを使った小型のガゼボ風バードフィーダー
まずは全体像を。左側が以前作ったもの、右側が改良したものです。
右側はまだ塗装していません。
大きな改良点は「柱」の板材を木箱の外側に付けたこと。
これにより箱の内側が狭くならずに済んだのと、屋根を支える「梁」のような棒(18×18mm/画像-2の⑤の部分)が長くなるので、屋根と接する面が大きくなります。
左側のバードフィーダーは、ひと冬使ってみたところ、屋根がぐらついてきました。
画像では映っていませんが、屋根の上にヒートンを付けて、木の枝にS字フックで下げて使っていたので屋根と梁との接着面に負荷が掛かるのです。
下は先の記事より転載した、大きめの木箱を使ったバードフィーダーの作成途中の画像ですが、これを見ればだいたい構造は分かるかと思います。今回は①と④の柱を箱の内側ではなく外側に付けました。
(画像-2)
バードフィーダーの作り方 (1) 各部サイズ&材料
【各部サイズ】
(画像-3)
数字の単位はcmです。
後述しますが、柱は20cmよりもう少し長くした方が塗装がしやすいです。
【材料-木製素材】
( マークのものが100均素材)
- 後ろの側面の板: 45×7×0.9cm ( セリア)…108円(①)
- 屋根の板: 45×15×0.9cm ( セリア)…108円(②、③)
- 手前の側面の板: 45×4×0.7cm ( セリア)…108円(④)
- 梁の板: 91×18×18cm (ホームセンター)…350円位(⑤)
- 木製トレイ: 14.8×19.8×3.5cm( セリア)…108円(⑦)
【材料-釘類、その他】
(画像-4)
左上から時計回りに、
- ヒートン ・・・ 吊り下げるために屋根に付ける
- スクリュー釘 ・・・ ミカンを挿すため(後述)
- 釘(19mm)、小鋲(16mm) ・・・ 板材の厚さに合わせて選ぶ
【材料-接着剤等】
(画像-5)
ダイソーで買った木工用パテは隙間を埋めるために使います。まぁ、これはブログ主の工作の精度が悪いからなんですが...
使い方は、必要な分だけ取りだして、よく練って使います。1分くらいで硬化が始まるので、素早く処理します。1時間も放置しておけば完全に固まり、硬化後はヤスリがけもできます。
エポキシボンドもダイソーのものです。合成ゴム系のボンドでも構いませんが、エポキシを使うとより強固になります。
エポキシボンドの使い方&液だれ防止方法
エポキシボンドは2剤をよく混ぜて使います。爪楊枝で混ぜればいいかと思いますが、完全に混ざるようによく練って下さい。
なお、エポキシボンドは保存している内に液漏れをします。
これは蓋が割れてしまうためで、これを防ぐには、初めて使うときは混ぜたボンドの余りで、蓋の上の窪んだところを埋め、更に側面のギザギザしたところにも全体に塗っておきます。
ギザギザしたところを埋めてしまうと滑り止めが無くなって開けにくくなるわけですが、エポキシボンドは混ぜないと固まらないので、蓋とチューブが固まってしまうことはなく、それほど不便さは感じません。
【道具-ノコギリ、塗料】
『バードフィーダー(4)-100均素材を活用して本格的なバードフィーダーを作ってみた-簡単バードフィーダーの作り方』をお読み下さい。
バードフィーダーの作り方 (2) 手順
- 木材をカットします。サイズは画像-3を参考に、好みで加減して下さい。
- 木製トレイにボンド(これは合成ゴム系のボンドでもいいかと思います。)で柱(①、④)と梁(⑤)を接着し、硬化するまでマスキングテープで固定しておきます。
- ボンドが硬化したら、接続面に補強のための釘を打ちます。
- 屋根をボンドで貼り(②、③の順)、硬化するまでマスキングテープで留めます。硬化したら釘を打ちます。
- 塗装。(耐水性のある水性ペンキが良い。手にペンキが付くので、100均で売っているフィットする手袋して作業した方がいい。) ※→【注意点】参照
- ヒートン、スクリュー釘を付ける。(スクリュー釘については後述)
【注意点】 組み立てた後だと内側が塗装しにくくなります。今回、実は屋根の長さは端材をそのまま使ったので15cm/16cmよりも5mmくらい長く、且つ、柱を外側にしたので、旧タイプと同じ20cmでは箱の底板の厚差分柱が低くなるのでかなり塗りづらくなっていました。従って20.5mm~21cmくらいの方がいいかと思います。
ミカンが落ちない工夫
このバードフィーダーはミカンを置いて使うことを前提にしているので、ミカンが落ちない工夫をしました。スクリュー釘と書きましたが、別に普通の長い釘でもいいかと思います。
下は以前作ったバードフィーダーの画像です。
詳しくは『バードフィーダー(5)-ミカンが落ちないようにバードフィーダーを改良してみた』をお読み下さい。
古いバードフィーダーのメンテナンス
ひと冬使ったら屋根が取れそうになったというのは、そもそも精度が悪くて、梁と屋根がきちんと接着できていなかったからなのですが、最初に打った釘(小鋲:16mm)を抜いて一旦屋根を外し、エポキシボンドを塗って屋根を再び付け、硬化を待ってから19mmの釘を打ち直しました。
更に内側の隙間にエポキシボンドをたっぷり垂らして埋めました。
更に屋根の上側をペンキで塗り直しました。元々はウッドデッキ等に使用する塗料を塗っていたのですが、耐水性はペンキの方が強いので。
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