【加計学園問題】暴挙!『民進、加計問題巡り特区廃止法案提出へ』
本日(2017/06/01)付日本経済新聞朝刊に目を疑うような記事がありました。
民進党が、国家戦略特区廃案法案を提出するというものです。
この記事は、日経web版にも掲載されています。
民進、加計問題巡り特区廃止法案提出へ 2017/5/31 18:50
学校法人「加計学園」(岡山市)が国家戦略特区に大学の獣医学部を新設する計画を巡り、民進党は国家戦略特区を廃止する法案を提出する方針を固めた。31日に国会内で開いた党の調査チームの会合で、桜井充共同座長が明らかにした。特区の適用を停止し、政府に施行後2年以内に特区廃止を含め検討するよう義務付ける。来週にも参院に提出する。
31日の調査チームでは、特区認定した経緯を内閣府の担当者らに聴取した。160人の定員の根拠について担当者は「新たに必要な獣医師が何人か判断するのは難しい」と説明。出席者からは「過程が不透明だ」「定員について議論がほとんどされていない」など反発する声が上がった。
安倍政権憎しで、今治市の国家戦略特区認定に様々な言いがかりをつけていましたが、国家戦略特区そのものを廃止する法案とは...
ブログ主の居住する川崎市川崎区にも、東京圏(東京都・神奈川県の全域または一部、および千葉県成田市) の枠組みで 国家戦略特区(※)があり、国際ビジネス・イノベーションの拠点となる世界的企業、3つのサイエンスパーク、200を超える研究開発機関が立地し、研究者・技術者が集積していますが、今治市のみならず、日本全国の国家戦略特区を敵に回そうとするなど、狂気の沙汰です。
尤も、このような法案が通るはずもなく、テロ等準備罪の成立を少しでも遅らせようとする悪あがきなのでしょうが。
※平成23年12月に国に「京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区」が指定された。
平成23年12月に川崎市の殿町区域(KING SKYFRONT)、横浜市の末広区域(横浜サイエンスフロンティア)、みなとみらい区域、福浦区域の4つの拠点が国の指定を受け、平成25年10月には、新たに13区域が追加された。
民進党玉木雄一郎議員のTwitterには、下のようなメッセージが掲載されています。
玉木雄一郎認証済みアカウント
@tamakiyuichiro「構造改革特区」と「国家戦略特区」は別の制度。第二次安倍政権になっても「構造改革特区」では、5回挑戦してもダメだった。しかし「国家戦略特区」という新しい制度を作ったらOKに。「国家戦略特区」はより総理の意向が反映されやすい制度。
どうやら、民主党政権時に進めてきた「構造改革特区」はいいもので「国家戦略特区」は悪いものだ、ということを言いたいらしいのですが、それを説明するつもりか、下のような“渾身の”パワーポイント資料まで作っています。
せっかくなので見てあげましょう。
構造改革特区と国家戦略特区は別の制度だと言っています。
そしてその違いが、ボトムアップとトップダウンだとしていますが、国家戦略特区は各自治体の提案から始まるのですが...
多分、怪文書の“総理のご意向”を言いたいのだろうと思ったら、3枚目で、あの人まで出しちゃいました。
相変わらず、“今治市の獣医学部がどのように石破4条件をクリアしていないのか”の説明はありません。
過去の記事でも見てきたように、与党だから、自民党だからと言って、獣医師会の族議員がいないわけではありません。
最後に、ネットでの拾いものですが、前愛媛県知事で今治市への獣医学部誘致に関わった加戸守行氏のインタビューを提示します。
加戸氏は元文科省官僚で、前川氏の上司だったとのことです。
この記事に使用している画像はご自由にコピー&配布してくださって結構です。
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