【ドールハウス工作】 No.349 ミニチュア屏風の作り方
前回ご紹介した茶道具のミニチュアの内、風炉先屏風の作り方はまだしていませんでしたが、以前作った金屏風と併せて、屏風の作り方をまとめておこうと思います。
他にも様々な作り方ができると思うので、今回ご説明する方法をアレンジしてみて下さい。
まずは、金屏風と風炉先屏風の画像を再掲しておきます。
まずは、実物の屏風の構造から知っておきましょう。
屏風は襖(ふすま)のような“パネル”を2枚、あるいは4枚、6枚...と繋いだもので、蝶番に当たる接続部も和紙を貼り合わせてつくります。
土台は障子のような木の桟(さん/骨)を組み合わせたもので、裏と表に和紙で下張りし、更に表面に美しい紙を貼って周囲に木枠を付けます。
用語も付け加えておくと、このパネル1枚を扇(せん)と数え、繋がった状態で曲(きょく)と呼び、できあがったものを数えるときは隻(せき)、2隻を左右に並べて一対となる場合は左隻・右隻を合わせて双(そう)と呼ぶそうです。
中世以後に見られる、6曲の屏風が2つで一組になるものは、六曲一双(ろっきょくいっそう)と呼びます。
周囲のの木枠は椽(ふち)と呼ぶそうです。
●ミニチュア金屏風の作り方
金屏風は表に金色の色画用紙(ダイソー)を使ったので、色画用紙を2扇分のサイズに切り取り、中心で2つに折って、裏に2枚のスチレンボード(1mm厚)を貼りました。
裏には千代紙を貼っています。
椽(ふち)は、ここでは紙(やや厚めのプリンタ用マット紙)を細く切って黒く塗ったものを椽に見えるように貼りました。
椽は風炉先屏風のようにヒノキ棒で作ってもいいかと思います。
●ミニチュア風炉先屏風の作り方
風炉先屏風の方は、金屏風の色画用紙のような良い紙が見つからなかったので、1mm厚スチレンボードをそのまま使いました。
スチレンボードは2扇分の大きさにカットして、中心に、切り離さない程度の切り込みを入れて折っただけです。
スチレンボードとはスチレンペーパーの表面にケント紙のような紙を貼ったものなので、その紙をそのまま利用し、下の方に緑色の和紙を帯状に貼りました。
椽は、2mm角のヒノキ棒を黒く塗ったものを周囲に貼り付けました。
実は、作品ではちょっとミスをしていて、折れ曲がる部分にも椽(金屏風に使ったような黒く塗った細い紙)を貼ってしまいましたが、これは不要です。
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