【ドールハウス工作】 No.345 茶道具のミニチュア:茶釜、風炉の作り方
野球中継を観ながらちまちまと作っていたミニチュアです。
先日、畳のミニチュアを作った(No.337)ので、ふと思いついて作ったものです。
下は、その畳のミニチュア。上の記事でも少し違う画像を掲載ししたのですが、友人から、「やさぐれ度が足りない」と指摘があって、撮り直してみました。
今回ご紹介するのは茶釜と風炉のミニチュアです。
こんなの↓。
茶道具というのは取り合わせのルールが決まっていて、流派によっても異なるので、ミニチュアを作るのは難しいのですが、一方、寸法がおおよそ決まっているので、1/12スケールでミニチュアを作る場合に大きさは決めやすいのです。
例えば、下に敷いている板は「敷板」と呼び、風炉(ふろ/炭を入れる、火鉢のような道具)の下に敷くものですが、九寸五分四方前後(約28.8cm四方)なので、2.4cm四方くらいに作りました。
材料は2mm厚ヒノキ板です。
風炉は上に書いたように、釜をかけて湯を沸かすのに用います。金属(唐金)製の、五徳(ごとく)が不要で直接釜を掛けられるものもありますが、土風炉という陶器製のものを作りました。土風炉とは、素焼きの陶器の上に黒漆を塗って磨き上げたものです。
ちなみにこの形は、道安風炉をイメージしています。
材料はダイソー樹脂粘土で、ビーズの脚を付けて、黒く塗りました。
中には灰、炭、五徳などがセットされています。
灰も、その入れ方(灰形)が色々あります。ダイソー樹脂粘土(白+茶)で薄いグレーの粘土を作り、灰に見立てました。
手前に挿してあるのは「前瓦」(まえがわら)、「前土器」(まえかわらけ)と呼ばれるもので、火の粉などが飛ぶのを防ぎます。
炭はダイソー樹脂粘土の黒を使いました。
炭の置き方も決まりがあり、これも流派によって異なります。
下は、ブログ主の手元にある本(裏千家)から撮った写真です。参考まで。
白い炭は枝炭(えだずみ)と言って、ツツジ・クヌギなどの小枝を焼いて作る炭で、上に石灰や胡粉が塗られています。
五徳は何で作ろうか、しばし考えましたが、靴下を買ったときに付いているアルミのクリップのようなものを使いました。
釜はウッドビーズとボタン(蓋)で作りました。
鐶付(かんつき/釜を上げ下ろしする際に金属製の鐶(かん)を通す部分)は樹脂粘土で、プラモデル用塗料を混ぜて、全体をメタリックな雰囲気に塗装しました。
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