【加計学園問題】2010年1月27日参議院議事録:今治市の国家戦略特区実現への推進は民主・鳩山政権
今治市の国家戦略特区実現への推進は民主党鳩山政権から始まった、という事実は既にこのブログでも指摘しており、各種メディアでも報じられていますが、ここではその裏付けとなる、第174回国会 参議院予算委員会(2010年(平成22年)1月27日)を提示します。
まずは、5月30日の内閣官房長官記者会見(午後)の菅官房長官の発言を引用します。
動画自体は、首相官邸トップ →記者会見→ 内閣官房長官記者会見で視聴でき、5月30日の午後のところから再生できますが、 再生開始時間の指定ができるYouTube(5分辺りから)へのリンクを貼ります。
共同通信社の小野塚という女性記者の質問で、安倍首相がかつて加計学園の役員を務めて、年間14万円の報酬を得ていたことを質問し、続けて、それが国家戦略特区での獣医学部の新設に影響がなかったのか、という問いに対する回答です。
「是非、少し勉強して欲しいんです。国家戦略特区というのは地域から出てきているわけですよね。
そして、この加計学園については平成19年に加計という形で自民党の福田政権・麻生政権で出ています。しかしそこについては不適格という事でしたけれども、その後に民進党の鳩山政権になって16次提案に対して、そこは前向きに検討していくという趣旨の事を正式に平成21年11月今治市と愛媛県の特区提案、これは大学設置母体は学校法人加計学園、とこういう記載をされて、ここで出ているものに対し実現に向けて検討という格上げを行ってます。
そこでそうしたことが加計学園というのが正式に政府で取り上げられたと。で、民主党政権の間については実現に向けて検討という形でずっと来て、で、棚晒しになっていたものを安倍内閣で今回結果が出たと、それが客観的な事実でありますから。
何も今安倍政権になって急に出てきたわけじゃない。こういうふうに思ってます。」
このことを裏付ける資料が2010年1月27日参議院議事録です。(読みやすいように該当箇所のP.6とP.7だけをJPG化してあります。画像が大きいので、画像の上で右クリックして、別タブで開いて下さい。)
民主党・加藤敏幸議員が質疑の中で産業獣医師不足の問題を指摘し、赤松広隆農林水産大臣に答弁を求めています。赤松大臣は今後もますます減少傾向にあることを認め、獣医学部の設定や定員は文部科学省の管轄であると、川端達夫文部科学大臣の指名をし、閣議決定された健康大国戦略の中で検討していくと答弁しています。
オリジナルは、下記から読むことができます。
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/174/0014/main.html
平成22年1月27日議事録: http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/174/0014/17401270014002.pdf
この議事録については、過去の記事『【加計学園問題の本質】安倍政権潰しと加計学園潰しの二兎を追う者は一兎をも得ず』で既に提示したものですが、資料やソースを羅列しただけで、記事としてはまとまりがないので、改めて記事にしました。
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