【ドールハウス工作】 No.334 田舎のパン屋 (2)パン焼き竈、パドルボード、作業台【Miniature Bakery in the Country】
今回はパン焼き竈の細部と、作業台のミニチュアをご紹介します。
パン焼き釜のパーツも身近にある素材で作っています。
竈の扉はドールハウス本に掲載されている型紙を使いましたが、厚紙、釘、ワイヤー(塗装がしやすいので、アートフラワーに使用する紙巻きワイヤー〔フローラルテープ巻きワイヤー〕)などで作っています。
下はこっそりと保存しておいた実際の竈の画像(トリミング等加工したもの)ですが、実物は、扉は真ん中で分かれていて観音開きになっています。ドールハウス本のものは手前に開くイメージなのでしょうか?
上部に付いている換気扇フード?はモデルの竈に倣いました。
フードに隠れていますが、実物は竈に換気窓のようなものが付いているので、扉を開けたときに巻き上がる煙や煤はフードで集められて竈の中に再び戻る、という構造のようです。
そのため、扉の上には煤がこびりついています。煤の汚れは前回ご紹介したように、パステルを使いました。
この竈にパンを入れたり出したりするのには上の画像に見える大きな木のしゃもじのようなものを使います。ピザ釜でも使いますね。
調べたら、このヘラのようなものはパドルボード(paddle board)と呼ぶそうで、ボートを漕ぐパドルと同じです。日本語で木杓子とか木べらとか呼ぶ小型の調理道具も英語ではパドルのようです。
そこで、パドルボードも作ってみました。
こんなの↓。
柄の部分は巻き簀から抜いた棒で、ヘラの部分はヒノキ板です。
但し上の画像はまだ作成途中で、1度明るめのステインを塗っただけです。もう少し塗装などで古びた雰囲気を出したいと思います。
こちらは作業台のミニチュアです。
実は、このヴィネットは2つ作っていて、前回ご紹介したディスプレイコーナーはプレゼント用、もう一つ、同じ竈を使った少し大きめの作品も作っています。そちらは自分用。
この作業台は自分用のドールハウスで使うのですが、ほぼ同じ作り方で、ディスプレイコーナーに収まる様に小さく(天板を短く)作ったものも作っています。
天板の材料はかまぼこ板です。高い蒲鉾だと板が厚いので、このくらいの板欲しさに時々100円くらいの安い蒲鉾を買います。
脚に使ったヒノキ棒は、天板の厚さに合わせて少し太いもの(7mm角)を使いました。
作り方は、基本のテーブルとさほど違いませんが、下に、ものを置ける様な棚を付けました。(→テーブルの作り方)
塗装は前回ご紹介した、2種類のステインを混ぜたものを使っています。ヤスリを掛けたりして使い込んだ雰囲気を出しました。
次回へ続きます。
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