【ドールハウス工作】 No.329 野菜のミニチュア:アスパラガスの作り方
前回に引き続き、八百屋のミニチュアの細部をご紹介するとともに、まだ作り方を説明していない野菜をご紹介します。
こちらは中段と下段のクローズアップです。(全体像は記事No.327にあります。)
この中から、今回はアスパラガス(asparagus)のミニチュアをご紹介します。
まずは、ブログ主の覚え書きとして、アスパラガスについて。
アスパラガスはユリ科の多年草で、若い芽を食用にしますが、節のような部分(鱗片)は葉が退化したものだそうです。
ホワイトアスパラガスは遮光シートなどで覆って日光を遮って栽培したもので、グリーンアスパラガスと同じものです。
最近、新聞でホワイトアスパラガスの産地、佐賀市の農家を取材した記事を読んだのですが、少しでも日光や蛍光灯の光に当てると緑色を帯びてしまうので、収穫作業は夜明けや明け方に行う、という手のかかるものだそうです。
グリーンアスパラガスは春と夏の2回収穫できるのに対し、ホワイトアスパラガスは収穫後は日光を当てて株を育てる必要があるので春にしか収穫できません。
ドイツではホワイトアスパラガスは春のごちそう。季節物です。日本で言う筍とかそんな感じでしょうか。
下の画像はWikimediaから直接表示しています。
細部を見ると、鱗片はやや紫色を帯びています。
ネットで検索すればいくらでも大きくてよい画像が見つかるので、実物を観察してみて下さい。
【アスパラガスのミニチュアの作り方・粘土の混色】
上の画像はホワイトアスパラガスとグリーンアスパラガスが混ざっていますが、ホワイトアスパラガスは完成品の色で、グリーンアスパラガスは上から塗装するので淡い緑で作ります。
【粘土の混色】
- ホワイトアスパラガス: 白+黄土少量
- グリーンアスパラガス: 黄緑に混色した粘土(緑+黄)+白
【作り方】
- 細長く粘土を伸ばします。
茎はあとで根元の方をカットするので、少し長めに作ります。(色を塗ったりする作業のために手で持てるよう長めのほうが作業しやすいので。)
- 小さなはさみで切り込みを入れ、穂先や鱗片を作ります。
はさみを茎に対して斜めに当てて切るといいでしょう。
- 硬化したらグリーンアスパラガスは全体を黄緑に塗ります。絵具の混色はNo.320(【粘土や絵の具を混色して緑色を作るときのヒント】)を参照して下さい。
- 穂先や鱗片の部分は薄い紫色を塗ります。
- 根元をカットします。
- ニスはツヤ消しニスを使います。
- 束にする場合は始めに数本をボンドで接着してまとめ、紐を巻きます。ここではラフィアを割いて縒ったものを使いました。
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