【ドールハウス工作】 No.324 野菜のミニチュア:ナス、トマト、キュウリの作り方
今回は身近な野菜、ナス、トマト、そしてキュウリのミニチュアのご紹介です。
まずはナスのミニチュアです。2種類作ってみました。
こんなの↓。
日本人にとって一般的なナス(左)と米茄子(べいなす)のようなナス(右)です。
こちらはトマト。
最後はキュウリです。
以下、作り方を説明します。
【ナスのミニチュアの作り方・粘土の混色】
【普通の茄子】
- 実: 白+黄緑に混色した粘土(緑+黄)少量 ←ほぼ白
- ヘタ: 赤+青(=紫)+黒
- 先に実を作ります。
- ヘタは細工棒(箸のような尖ったもの)を使ってラッパ型に作り、はさみで切れ込みを入れてヘタの形にします。
- 実にヘタを付けます。(必要なら木工用ボンドを使用)
- 着色は、赤紫色の絵の具でヘタの際だけ残して全体に塗り、その絵の具に黒を加えて上から塗ります。
- ニスはツヤありを使いますが、ヘタはツヤ消しを塗ります。
【米茄子】
- 実: 「普通の茄子」のへたと同じ
- ヘタ: 緑+黄+黄土+白
- 実は卵形にまとめます。
- ヘタはレザークラフト用の星型の型抜きで作りました。(次項「トマト」参照)
- 実にヘタを付けます。(必要なら木工用ボンドを使用)
- 茎を付けます。ごく少量の粘土を細長く、且つ短くまとめ、ヘタの上に付け、爪楊枝やスパチュラ(細工棒)を使って萼になじませます。
- ニスはツヤありを使いますが、ヘタはツヤ消しを塗ります。
【トマトのミニチュアの作り方・粘土の混色】
- 赤+黄土(+モデナ)
モデナは使っても使わなくてもあまり変わりませんが、カラー粘土の色にあまり影響を与えず、混ぜることで柔らかくなるので、硬さを調整するのに入れただけです。
黄土色は、ダイソー赤だけだと少し青みがかっているので混ぜました。
今回は単純に赤く混色した粘土だけで作ったのですが、もっとリアルに作るなら、薄い黄緑色の粘土で作り、朱色や赤の絵具で着色します。
- ヘタ: 緑+黄(+白)
No.320(【粘土や絵の具を混色して緑色を作るときのヒント】)を参考に好みの緑を作って下さい。
- 赤い粘土で球形(トマトの形)を作り、上部に少し線を入れます。
具体的には爪楊枝の背で中心のヘタが付くところを押し、そこを中心に、楊枝の尖った方を粘土に沿って押しつけて5本の線を放射状に入れます。 - ヘタはレザークラフト用の星型の型抜きで作ります。
爪楊枝の先で、ちょんと木工用ボンドを付けて、そこにヘタを載せ、中心を押して接着します。 - ニスはツヤありを使いますが、ヘタはツヤ消しを塗ります。
トマトの箱は、PCで作りました。ロゴはフリー素材の画像を利用しています。
【キュウリのミニチュアの作り方・粘土の混色】
-
緑+黄+黄土(+白)
上から絵具で着色するので、粘土の色の濃さはあまり問わないのですが、実際のキュウリの一番色の薄い部分くらいの色で作りました。
- 粘土をキュウリの形にまとめます。
- 先端(ヘタの部分)ははさみで切れ込みを入れて作りましたが、余り目立たせる必要はありません。
- 木工用ボンドに緑色のアクリル絵具を混ぜ、爪楊枝で表面にポツポツとつけます。キュウリのトゲになります。
- 完全に硬化したら上から暗緑色の絵の具で塗りますが、完全に混ぜた絵の具で塗るのではなく、No.320(【粘土や絵の具を混色して緑色を作るときのヒント】)を参考に、必要な粘土をパレットに出し、数色を混ぜながら、少し色に変化を付けて塗るといいでしょう。
- ニスは基本的にツヤありを使いますが、あまりテカテカとしないように少量のツヤ消しニスを混ぜました。
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