【ドールハウス工作】 No.328 野菜のミニチュア:カリフラワーの作り方
前回ご紹介した八百屋のミニチュアフレームの細部を今回から少しずつご紹介していきます。
まずは、最上段の棚のクローズアップです。
こんなの↓。
野菜の入った木箱を斜めに置くため、各棚の手前には滑り落ちないよう、5mm程度の幅の板を張り付けてあります。
画像に写っている野菜のうち、カボチャとズッキーニはNo.325の記事で既にご紹介しました。
今日はまだご紹介していない野菜、カリフラワーを説明します。
まずはブログ主の覚え書きです。
カリフラワーはブロッコリー同様、結球しない野生のキャベツがルーツだそうで、既に古代ローマで栽培され、日本には明治期に渡来したそうです。
ブロッコリーより前に日本に入ってきましたが、人気は押され気味だそうです。しかし、加熱した後のビタミンCの残留量はブロッコリーも多いとのこと。
カリフラワー(cauliflower)の名前は古いイタリア語が語源で、仏語ではchou-fleur〔男性名詞〕、伊語ではcavolfiore〔男性名詞〕、独語ではBlumenkohl〔男性名詞〕と言いますが、どれも、「キャベツ+花」(例 独語:Blumen=花、Kohl=キャベツ)という組み合わせ。日本語でも「花キャベツ」という呼び方をします。
数え方は、日本語ではキャベツ、レタス同様、「~玉(タマ)」と数えたり「~個」ですが、英語では日本語で~玉と数える野菜にはhead(頭)を使うようで、a head of ~、独語も同様に、drei Köpfe ~(drei=3、Köpfe<単数:Kopf)です。
辞書を引いて見つけたのが“cauliflower ear”(カリフラワー耳)という表現。ボクサーなどのつぶれた耳をこう呼ぶそうです。
【参考】 『野菜図鑑』(農畜産業振興機構)、各種辞書
以下、作り方を説明します。
【カリフラワーのミニチュアの作り方・粘土の混色】
【粘土の混色】
- 蕾: 白+ごく少量の黄土
- 葉: 暗緑色に混色 (No.320『【粘土や絵の具を混色して緑色を作るときのヒント】』参照)
【作り方】
- 6~7つくらいの小房に分けて作り、柔らかいうちに花束のようにまとめ、
- 硬化したら余分な茎をカットして葉を付けます。
- 葉の作り方は、『【ドールハウス工作】 No.91 100均粘土でミニチュアフラワーを作ろう!』のチューリップの葉の要領で、ラップに挟んで作ります。
実際のブロッコリーのように、少し大きめな葉を付け、硬化したらはさみでザクッと切ってもいいと思います。
- ニスはツヤ消しニスが適します。
小房の作り方は言葉で説明するのは難しいので、簡単な絵を描いてみました。
粘土をオタマジャクシのような形にまとめて指で挟んで持ち、上から爪楊枝で突きます。(①)
釘の頭のようにつぶれる(②)ので、次に横から爪楊枝で突いて球状にまとめ(③)ます。
これをいくつか作り、花束のようにまとめます。
必要なら房と房の隙間に粘土を少し足して、楊枝で突きなじませます。
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