【ドールハウス工作】 No.315 桃と春の和菓子のミニチュア/桜餅、草餅、花見団子
ブログ主のミニチュアの世界では一足早く春がやって来ました。
カネゴンもご機嫌で歌なんぞ唄っています。
あかりをつけましょ ぼんぼりに~♪
でも、背景、桜なんだけど...
と言うことで、まずは桃の花のミニチュアです。
こんなの↓。
作り方は後ほど。
こちらは春の和菓子と共に飾ってみました。
桃の節句と花見の季節の和菓子、桜餅、草餅、花見団子です。
急須と湯飲み茶碗のミニチュアはNo.314でご紹介したもの。
実物の花見団子は上新粉(※)を水でこねて蒸し、更に臼でついて団子にします。三色の色については諸説あるようですが、寒い冬が終わり、木や草の新芽が吹いて桜が咲く季節を表していると言われます。
※和菓子の材料については『【和菓子に使う粉の種類】上新粉、もち粉、白玉粉等の違い/生菓子・半生菓子・乾(干)菓子とは/ミニチュア花びら餅』を参照して下さい。
桃の節句は別名草餅の節句とも呼ばれ、邪気を祓う効力があると言われるヨモギを使った餅を作るそうです。(※【追記】参照)
※【追記】現在は草餅というとヨモギを使った餅ですが、平安時代では3月3日にハハコグサ(母子草)を摘んで草餅を作ったそうです。ハハコグサは春の七草の一つ、御形(おぎょう、ごぎょう)です。和泉式部(平安中期の歌人)の歌に、「花の里心も知らず春の野にいろいろ摘める母子餅(ははこもちひ)ぞという歌があります。
『こどもの日になぜ柏餅を食べるの?』にも書きましたが、五月の節句には菖蒲(しょうぶ)とともに屋根を葺いたそうですが、抗菌植物というのが共通しています。
桜餅は『【和菓子歳時記】年中行事と和菓子、月ごとの和菓子/旧暦と二十四節気』に書いたように、関東と関西では材料や見た目が異なります。関東では小麦粉の焼き皮、関西では道明寺粉を使ったものです。
【桃のミニチュアの作り方/粘土の混色】
(粘土の表記についてはNo.268の記事、粘土の種類についてはNo.269の記事をお読み下さい。)
- 桃の花: 白+赤
枝は銅線で作りました。方法はNo.304でご紹介したブドウと同じです。
花はレザークラフト用の型抜き(シェイプパンチ)を使って薄くのばした粘土を抜きました。
型抜きは、小:H3mm×W3mm/中:H4.5mm×W4.5mm/大:H7mm×W7mm の3種類があり、このうちの小を使っています。この型抜きはゼラニウムや紫陽花を作る時にも使ったものです。
レザークラフト シェイプパンチ2 (花) 8450 (ネコポス・ゆうパケット可) |
型から取るとき、型の口に貼り付いた粘土をスタイラス(鉄筆-実際に使用したのは100均のドットペン?)で押し、中心をくぼませました。
つぼみは粘土を丸めただけ。
開花した花は、中心に黄色い絵具で蕊(しべ)の雰囲気を出しました。さらに緑色の和紙で葉を作り、付けました。葉がないと梅に見えてしまいます。
花器はウッドビーズで、茶色と白のアクリル絵具で釉薬がかかったように塗りました。気分は浜田庄司風。
【春の和菓子のミニチュアの作り方/粘土の混色】
- ヨモギ団子: 白+緑+黄土+シーナリーパウダー(ジオラマに使う木くずを材料としたもの)
餡はモデナペースト(こちらを参照)にアクリル絵具の赤+青+茶+黒を加えたもの。
- 花見団子: 白+緑+黄土/白/白+赤
竹ひごを削って作った串に団子(緑)を一つだけ刺し、残りの団子(白、ピンク)はボンドで付ける。団子の直径は3mmくらい。串は長めに残しておき、皿に盛るときにカットすると作業しやすい。
- 桜餅(関東風): 皮は、白+赤+黄土、餡はNo.311(あんみつのミニチュア)の餡を参照。
細長い俵型に丸めた餡を楕円形に伸ばした皮で包む。
桜の葉はフローラルテープ(こちらを参照)を葉の形にカットしてボンドで付ける。
- 桜餅(関西風): 白+赤(+モデナ)
葉は関東風桜餅と同じ。
桜餅と花見団子を載せている半月盆については、別の回にご紹介します。
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