【ドールハウス工作】 No.308 花びら餅と水仙のミニチュア
新年あけましておめでとうございます。
今年最初のミニチュア工作の投稿です。
前回ご紹介した花びら餅のミニチュアに小物を合わせてコースターに飾ってみました。
こんなの↓。
コースターは裏返して使っています。
花びら餅は、実物はこんなお菓子で、茶道の初釜(はつがま)には欠かせない主菓子(おもがし)です。
(よい画像がないので、商品画像を使いました。)
本来は、濃茶(こいちゃ)なんですが、ここでは薄茶(うすちゃ)を添えました。
花びら餅の外側の「皮」は求肥(ぎゅうひ)なので、前回の記事の通り、原料は白玉粉、つまりもち米(うるち米ではない)の粉です。
大福餅の皮のような滑らかでもっちりした皮ですね。
実際の花びら餅は、薄い円形の求肥(ぎゅうひ)を二つ折りにした間に、牛蒡(ごぼう)の蜜漬、白味噌、小豆(あずき)の汁で染めた菱形の求肥を挟んだものが有名ですが、ここ(ミニチュア)では、味噌は省略して皮の内側にピンクの粘土を挟んでいます。
- 本物の花びら餅の作り方はこちら。(家庭でも作れるようにアレンジしたレシピです)
- こちらは辻調理師学校のサイトで見つけたレシピです。(上用粉を使っています。)
【作り方ワンポイントメモ/粘土の混色】
(粘土の表記についてはNo.268の記事、粘土の種類についてはNo.269の記事をお読み下さい。)
- ゴボウ: 白+黄土+黄
- 花びら餅(皮): モデナ+白(1.5:1くらい)
- 花びら餅(ピンクの求肥): 白+赤+黄土(白と赤でピンクを作り、そこに黄土色を少し混ぜて落ちついた色にする)
ゴボウは混色した粘土を1mmくらいの薄さにのばし、硬化したら幅1mm、長さ15cm位に細長くカットします。
花びら餅の皮は、“透け”感が欲しいのでモデナをメインに、ダイソー樹脂粘土の白を加えました。
丸めた粘土1cmΦくらいの大きさに薄く広げます。これに、丸く押しつぶしたピンクの求肥とゴボウを重ねて2つに折りたたんで完成です。
粘土工作の道具-1 -粘土を伸ばす道具-
ブログ主が粘土を平たく伸ばす際によく使う道具です。
粘土を均等に押しつぶしたり平たく伸ばしたりする場合、粘土板(ブログ主はスチレンペーパー=紙の貼っていないスチレンボードを使っています。ダイソーやセリアでも売っています。)の上に粘土を載せて、その上にクッキングペーパーを被せ、透明な蓋(100均のビーズが入っていた容器の蓋)で押しつぶすか、クッキングシートを半分に折って間に粘土を挟み、同様に押しつぶします。
上の画像のように粘土が透けて見えるので、丸く均等に広がっているか確認しながら押しつぶすことができます。
クッキングシートとは、クッキーなどを焼くときに天板の上に敷くシートで、シリコンが吹き付けてあり、くっつきません。ワックスペーパーは本来「蝋(ろう)引き」の紙ですが、ワックスペーパーの名前で呼ばれることもあります。100均で手に入り、気軽に使えるので、ブログ主は塗装の際にも、下に敷いて使っています。
花びら餅の皮は丸めた粘土をクッキングシートで挟んで上からプラの蓋で押し、1cmΦくらいに広げます。
ブログ主は、プラスチックの蓋の四隅を指で押して潰すことが多いのですが、本当は粘土の中心を押した方が均等に潰せます。
これ以外に、厚さを均等にする場合、クッキングシートに挟んだ粘土の左右にヒノキ棒の切れ端を置いて、ローラー(100均で買ったクッキー伸ばし器)を使い、上からコロコロします。
ヒノキ棒は1mm厚、2mm厚~と様々な厚さのものがあり、ミニチュア工作ではよく使うので、端材を利用しています。
その他のミニチュア、特に水仙の作り方は次回ご紹介します。
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コメント
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明けましておめでとうございます。
いつも素敵な記事や作品を楽しみに見ています。
今年も宜しくお願いします^^
良いお年をお迎えください。
投稿: 初恋 | 2017/01/01 19:30