バードフィーダー(4)-100均素材を活用して本格的なバードフィーダーを作ってみた-簡単バードフィーダーの作り方
新たなバードフィーダー(野鳥の餌台)を作ってみました。
こんなの↓。
木の枝に吊り下げてあり、すぐにメジロがやってきました。
もう一つ。
なんか勝手に住みついてるし... (つД`;)
高さは約24cmで、底の木箱が15×20cm位の大きさです。イメージは四阿(あずまや)とかガゼボ(gazebo)。
この画像では分かりにくいかも知れませんが、柱(壁)は手前と後ろにあって、手前は幅が狭く、後ろは幅が広い柱になっていて屋根を支えています。(後半に分かりやすい画像を掲載しています。)
記事タイトルの通り、100均で見つけた素材を活用しています。
これ以外にもあるものを作ったのですが、それはまた別の機会に。(→この記事の後半に追記しました。)
作り方等をご説明する前に、そもそもなんでこれを作ったかというと...
先日、庭の3箇所の餌場のうち、台に木箱を置いているだけの餌場(→『庭の来訪者:ヒヨドリ、メジロのバードフィーダー (1)』)でメジロがミカンをついばんでいると、いきなり野良猫(飼い猫らしき猫)が襲いかかるのを部屋の中から目撃しました。
幸い、メジロは飛んで難を逃れましたが、猫は逃した獲物を名残惜しそうに見ていてブログ主には気づかないので、背後から窓に向かってそぉっと近づいて、窓ガラスをドンドンっと叩いて脅かしたら、猫は台から転げ落ちるように逃げていきました。
以前から無防備な状態だなあと思っていた場所なので、何か対策を講じねば、と考えました。あるいは、木の枝に下げるバードフィーダーを用意するか、と。
元々、こういうのが欲しいとは思ってたのですが、作るスキルは無いし、買ってもいいかなとホームセンターに行ったら、何種類かあったのですが、どれも小さすぎたり大きすぎたりと、帯に短したすきに長し。ちなみに、1,700~2,500円程と、たいして高いものでもありません。
でも、商品を見ていたら、もう少しシンプルに作れば100均の素材も使って自分でも作れそうな気がしてきて、ブログ主の工作心に火を点けました。
ちなみに、店頭で見て参考にしたのはこれ↓です。
サイズは幅15cm、奥行き13cm、高さ14.5cm。重量は500gだそうです。ヒヨドリにはちょっと小さそうですが、メジロくらいの鳥にはいいかな?(他の商品はこちら)
画像の通り、白木のままなので、ペンキなどで塗装をした方が耐久性が増すと思います。
ガゼボ風バードフィーダーの作り方
よい作り方かどうかは分かりませんが、木工が得意な方はこれを元に、もっと改良できるかと、ブログ主の作り方をメモしておくことにします。
下は作成途中の画像。
【材料(木材)】
元々餌箱に使っていた100均の木製トレイ(⑦)のサイズに合わせて作ったもので、100均(セリア)で調達できるものは100均で、足りないものをホームセンターで調達しました。
100均木製トレイの材質は不明ですが、板材(屋根などの板)は桐。なるべくカットしなくて済むように、幅(柾目にたいして垂直の幅)の異なる2種類の板を選びました。ホームセンターで買った木材は白木仕上げ材というもの。材質は松だそうです。( マークのものが100均素材)
- 後ろの側面の板: 45×9×0.9cm( セリア)…108円(①)
- 屋根の板: 45×15×0.9cm( セリア)…108円(②、③)
- 手前の側面の板: 91×3×0.8(ホームセンター)…240円位(④)
- 梁?の板: 91×18×18cm(ホームセンター)…350円位(⑤)
- 屋根の補強〔ヒノキ棒〕: 90×2×0.3(ホームセンター)…130円位(⑥)
- 木製トレイ: 14.8×19.8×3.5cm( セリア)…108円(⑦)
だったかな?
ホームセンターで買ったものはレシートを無くしてしまったのでうろ覚えですが。
白木仕上げ材が91cmと中途半端な長さだなあ、と思ったのですが、これは三尺(一尺=約30.3cm)なのですね。これがかなり余るので、木製トレイと屋根の板を一つずつ追加(合計216円)したらもう一つ作れるので、一度に2つ作ったわけです。
100均の木材は反っているものが多いので、まっすぐなものを選別して下さい。
【木材以外の材料・道具】
これ以外に、釘、塗料といった材料が必要で、元々家にあったものもありますが、こちらでご紹介します。
まずは、
- こびょう(小鋲?): 16mm(太さ09mm/約290本入り)(ホームセンター)…105円
です。
ここまでで、1,000円程度の材料費です。板と木箱を追加してバードフィーダー2つ分の材料費なら合計1,200円位。
これ以外に塗料として買ったのは、
- ウッドデッキ用塗料(ホームセンター)…980円位
ですが、水性ペンキの一番小さい缶でも十分です。刷毛も100円ちょっとでホームセンターで買えます。(どちらも100均にもありそうですが。)
木材を貼り合わせるボンドは家にあったコニシのウルトラ多用途を使いましたが、似たような多目的ボンド(Gクリヤー)は100均でも買えます。(ボンドについてはこちらの記事を参照して下さい。)
また、ボンドで接着した部分をしばらく固定するのにマスキングテープを使いました。本当はクランプがあればいいのでしょうが、持っていないので。マスキングテープはホームセンターで70~100円くらいで売っています。(100均より安い。)
冒頭の画像で、枝にぶら下げるために屋根に付けた金具はヒートンといいます。(「?」のように丸い部分が閉じていない金具はヨート〔洋灯吊り〕で、閉じているものがヒートンです。) これは家にあったのですが、100均でも各種サイズがセットになったものが売られています。
木材の表面やカット面、特に100均の木材はきれいに製材されていないので、サンドペーパーでヤスリがけしておくといいと思います。表面がささくれ立っていると、水が染みこみやすく、耐久性が低くなります。(ブログ主は日頃から240番と400番の「から研ぎペーパー」を木片に両面テープで貼り付けたものを作ってあるので、それを使いました。から研ぎペーパーはホームセンターならA4サイズくらいのものが1枚70~80円くらいで入手できます。)
下は、以前から家にあるものですが、ノコギリ。
これは以前ホームセンターで買ったのですが、包丁程度の大きさです。
目は比較的細かい方ですが、普段工作に使っているピラニアのこよりしっかりとした刃なので、ザクザクと切れます。(ピラニアのこは薄く目の細かい刃なので薄い板や細いプラパイプなどを綺麗に切るには適していますが、少し厚い板だと切るのに時間がかかります。)
押しても引いても切れるというのが特徴で、ノコギリを使い慣れていない女性にも使いやすいと思います。
コンパクトでプラスチックのカバー(パチンと刃をはめ込むタイプ)も付いているので、他のよく使う工具と共にすぐに取り出せる場所に置いておけます。画像のように替え刃も別売りであります。
もっと厚い板や太い角材には大きなノコギリの方がいいと思いますが、ここで扱うような板や角材程度には最適です。道具は、“大は小を兼ねる”というのは当てはまりません。
【設計図】
主なパーツの設計図です。(セリアの木材のカット方法)
以下、手順です。
【作成手順】
- 側面の板(①、④)を木製トレイ(⑦)の内側にボンドで付け、こびょうを打って固定。
- 梁(⑤)を側面の板の上部の間にボンドで付け、こびょうを打って固定。
- 屋根②、③を梁や柱にボンドで付け、柱の上にこびょうを打つ。
- 補強板(⑥)を屋根と互い違いの重なりにになるようにボンドで貼り、数カ所こびょうを打って固定。
です。
【追記】次項の『【追記】セリアの角材を使った小さめのバードフィーダーを作る』で作ったものは、一シーズン使ったら屋根が取れそうになりました。
餌を置く箱が小さいので、柱(①と④)に該当する板は箱の内側ではなく、外側に付けた方が良かったようです。梁(⑤)に当たる部分が長くなるので、それだけ屋根との接着面が増えるからです。
ここに一番負荷がかかるので、梁と屋根はきちんと密着するようにして下さい。
前述のように2つ作りました。
右はウッドデッキ用塗料を塗ったもの、左は家にあったセリアのアクリル塗料(スモーキーレッド、スモーキーグリーン/ツヤ消しの落ちついた色合いですが、上からツヤ有りニスを塗っています。)と焦げ茶の水性ペンキで仕上げました。
少し補足すると、ウッドデッキ用塗料を塗ったものは、釘の頭(表面に出ている部分)だけ小筆でペンキを塗っています。左のバードフィーダーに使ったアクリル塗料は乾くと耐水性になりますが、念のため上からニスを塗っています。
これらの塗料は全て水性なので、刷毛などは水洗いで手入れできます。
順番が前後しますが、隙間がひどく空いてしまった箇所(←板の反りとブログ主の技術力の問題。)は、塗装する前に家にあったエポキシパテで埋めました。
ブログ主は使ったことがありませんが、こういうパテ類は木用のものも含めてダイソーに売っています。ブログ主のエポキシパテは硬化時間が短いタイプで4時間ほどで硬化するものですが、硬化時間は製品によって様々です。
【追記】セリアの材料を使った小さめのバードフィーダーを作る
画像のバードフィーダーは余っている材料などで新たに作った一回り小さなもの(左)です。
このバードフィーダーはその後改良を加えたものを作ったので、加筆して別の記事にしました。(→『バードフィーダー(9)-100均素材を活用した本格的なバードフィーダーの作り方』)
猫よけフェンス
フェンスはこんな風にバードフィーダーの背後に置いて使っています。(またまた家の中から撮影したのでガラスにカーテンが反射してしまっています。)
この部分は加筆して別記事としました。→『バードフィーダー(7)-100均トレリスを利用した猫よけフェンス』
おまけの画像
先日、庭に来ているキジバトを写真に撮ることができました。これも窓ガラス越しですが...)
庭に餌らしい餌は置いていないので、ちょっと休んでいただけでしょうけど。
バードフィーダーに関する関連記事はカテゴリ『バードフィーダー(鳥の餌台)』にまとめています。
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コメント
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【ブログ主】
>同じものを作りたいのですがよろしいでしょうか ?
もちろん、構いません。
もし、改良点がありましたら、教えて下さいね。
追記: みかんを置くのでしたら、下のサイトで書いたように、長い釘を刺して、みかんを刺せるようにすると落ちないです。
『バードフィーダー(9)-100均素材を活用した本格的なバードフィーダーの作り方』
daishi100.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/9100-ca70.html
(URLは一部文字をNGワードにしているため、リンクが貼れません。お手数ですが、コピペしてアクセスして下さい。)
投稿: 大師小ブログ主 | 2018/11/01 22:08
バードフィーダーの件ですが突然すみません。
バードフィーダーの自作例を見ていましたらこちらの記事が目に留まりました。
同じものを作りたいのですがよろしいでしょうか ?
ちなみに「ナチュログ」と言う所でブログやってますが、
こちらの作品例を参考にしたことを記事に載せたいと思っております。
投稿: ゆこゆこネーチャー | 2018/11/01 22:01