【ドールハウス工作】 No.296 スライスしたパンのミニチュア/ベーキングパウダーや重曹を使って
切り口を見せるパンを作ってみました。こんなの↓。
カッティングボード(俎)の横幅は4cm。
こちらはスライスしたバゲット。
カットしたパンの切り口を本物らしい質感にするには粘土が半乾きの時にカットして断面をボソボソと荒らしてもいいのですが、パン粘土と呼ばれる穀物粘土(澱粉や小麦粉が原料)のものをオーブントースターで焼くという方法もあります。
ブログ主が使ったことがあるのは上の「ニューパンド」という粘土ですが、真っ白と言うよりは乳白色で、食パンのような白さなので着色の必要がありません。
予めパンの形に成形してアルミホイルの包み焼きのようにフワッと包んでオーブントースターで焼くと、細かい気泡が入るので食パンのようなきめの細かいパンのようになります。
また、ごく少量のベーキングパウダー(や重曹)を加えてよく練り込むと、少し大きめの気泡ができて、フランスパンの様な断面を作ることができます。
この方法は以前から色々な本などで紹介されていますが、現在入手しやすいドールハウス本では下の「ドールハウス教本 vol.1」に写真付きで過程が説明されています。ベーキングパウダーの分量もよく分かります。
オーブントースターの熱源との距離や温度、パンの大きさにより焼き時間は異なりますが、5分から10分くらいで、表面にごくうっすらと焼き色が付くくらいまで焼きます。(基本的には生地は白いままで、部分的に焼き色が付く程度。焼きすぎると焦げてカチカチになってしまいます。)
今回、ブログ主は2年ぶりくらいにこの粘土を引っ張り出したら、元々堅めの粘土が更に堅くなっていたので、ごく少量の水を加えて柔らかくして使いましたが、問題なく使えました。但し、煙(水蒸気)がでます。
トースターから取り出して粗熱が取れたら着色してカットします。
ところで、上に、「vol.1」(第1巻)だけでなく「vol.3」(第3巻)もご紹介したのは理由があります。
この本は、前半が複数の作家の手になる作品集となっていて、後半に各作家による作り方のtutorial(説明)があります。作品中の全てのミニチュアではなくピックアップしたものだけですが、過程の写真付きで分かりやすく説明しています。その中にあるミニチュアフードの説明は1巻と3巻で連続しているのです。
それで、この2冊を参考に、もう少しミニチュアフードを作ってみることにしました。
次回以降、そんな作品をご紹介します。
最後にナイフの作り方について。
以前、ブログへのアクセスログから検索元を辿ってたまたま見つけたtutorialを参考にしました。
確か、アルミの使い捨て皿を3枚貼り合わせて刃を作っていたと思うのですが、代用品はないかと家の中を探してみたら、キッチンテープがありました。台所のレンジ周りなど、隙間を覆うのに使うものですが、メーカー品は100均で売っているようなペラペラのものではなく、三つ折りくらいにすると適度な厚さになります。
ハンドル部分はダイソー樹脂粘土で作っています。
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