【我が町】川崎市役所本庁舎建て替え~空襲を生き抜いた時計塔~【NHKニュース】
先日、NHKの夕方のニュースを観ていたら、川崎市役所の時計台のお別れ会の模様を取り上げていました。老朽化及び耐震性の問題から平成28年度より解体、平成34~35年度にかけて建物と広場が完成する予定とのことです。
川崎市役所の本庁舎は住民以外見たことはない、と思うかも知れませんが、入り口部分はよく刑事ドラマなどに使われていたので見覚えのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
鉄筋コンクリート造りで昭和の雰囲気のあるファサードが特徴的です。
アナログ的ですが、録画したものを再生しながらデジカメで何枚かキャプチャしてみました。
本庁舎ビルは昭和13(1938)年から現在まで川崎市本庁舎として使用されてきたそうで、 時計塔の高さは約36m。戦時中は、迷彩色を施し、空襲監視塔として利用されたとのこと。電気が切れた場合の警報用として教安寺(小川町)の鐘が置かれたそうです。
1,945年4月15日の大空襲では、焼夷弾など1千トン以上を投下され、一帯は焼け野原になりましたが、時計塔は残りました。
罹災者は10万人を超えたそうです。
ニュース番組では戦時中に時計台で監視の役務に就いていらっしゃった方が当時の思い出を語っておられました。
さて、新しく立てられる本庁舎は、というと、現在のファサード部分と時計台を復元し、背後に新しいビルが立つようです。
まだ最終的な決定ではないようですが、建て替えコンセプトの動画(川崎市公式YouTubeサイト)や完成予想図が公開されています。下はそのキャプチャ。
【参考サイト】
- 川崎市本庁舎等建替基本計画(平成28年1月)
- 戦前戦中の産業文化財『川崎市役所本庁舎 (かわさきしやくしょほんちょうしゃ)』
- 『神奈川)さよなら川崎市役所本庁舎 建て替え解体へ』(朝日新聞/2016年3月22日03時00分)
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